2018年6月

こんにちは、マネージャー/管理栄養士の堤彩乃です。
6月22日から始まる日本選手権に出場する内藤早紀子・森田香織・堀優花・渡邊菜々美の選手4名とスタッフで約3週間アメリカニューメキシコ州アルバカーキで合宿をしてきました。

今回は、マネージャー業務に加え、8人分の調理も担当しました。エンジェルスボイスにも多々登場しているアルバカーキですが、チームでアパートを年間契約して頂いているおかげで、調理器具も調味料も使い慣れている物が揃ってます。その為、スムーズに準備に取り掛かれとても助かっています。
高地合宿は、まず高地に慣れるまでの導入練習があり、その後本格的な練習に入ります。またその中でも、ポイント練習の日と抜き日の日があり、合宿ごとに目的が違うので、目的に沿って献立を考えるようにしています。そして、アメリカなので導入の時期は時差（－15時間）も考慮するようにしています。
献立の内容は、主食、主菜、副菜、汁物、乳製品、果物を基本にし、これらを揃える事で栄養素（炭水化物・タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミン類）を満遍なく摂取出来るようにしています。日本から持っていく食材もありますが、アメリカならではの食材もオーガニックスーパーで購入しています。
選手が好きなのは、ケールです。
ケールには、鉄分が多く含まれています。鉄分は、カラダに酸素を運ぶヘモグロビンの材料で不足すると貧血の原因になり、カラダの隅々に酸素が行き届かなくなり持久力の低下につながります。女性アスリートには必要な栄養素です。選手が好きな食べ方は、ケールチップスにする事です。よく水分を取って重ならないように並べて、オリーブオイルと塩で味をつけてオーブンでローストします。そうすると、パリパリのチップスになり、ついつい手が止まらなくなってしまう一品になります。今回の合宿中も3回は作りました。
また、今回はカルシウム、マグネシウム、鉄分、ビタミンDを中心に食材を合わせて「特製ふりかけ」をつくりました。食材は、ケール・ほうれん草・鮭・じゃこ・桜エビ・青海苔・ごま・かつお節です。
私の思いとしては、日本選手権前の合宿で、スピード系の練習が多くなるので、筋肉をスピーディーに正確に動かすのに欠かせない神経伝達物質であるカルシウム・マグネシウムと、暑さと練習でかいた汗や走ったときの衝撃で不足しがちな鉄分、チームで骨密度強化もしているのでカルシウムの吸収をよくするビタミンDをチョイスしました。
ちょっと欲張りすぎた感はありますが（笑）作り足すほど、みんな気に入ってくれて毎食ふりふりしてくれたので嬉しかったです。

しっかり食べて練習も集中して取り組め、みんな自分のやるべき事をこなして帰国できたので、調整をしっかりして、自信を持ってスタートラインについて欲しいです。

「第102回 日本陸上競技選手権大会」 出場予定の詳細です。
場所：山口県　維新百年記念公園陸上競技場
6月22日（金）10000ｍ　森田香織・堀優花
6月24日（日） 5000ｍ　内藤早紀子・森田香織・堀優花・渡邊菜々美

応援よろしくお願いいたします。

こんにちは。入社2年目になります、戸部です。
関東地方は梅雨入りし始め、どんよりとした雨が多いですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか？

さて、今回私を含め5人のパナソニックの選手が東日本実業団陸上競技連盟女子長距離強化合宿に参加させていただき、長野県の湯の丸というところに行って参りました。そこは、日本一標高が高い1750mで練習ができます。私はこの合同合宿が二回目ということで、昨年お世話になったスタッフ、先輩や同期とまた合宿ができることにワクワクしていました。
泊まった宿舎はとても新しく、気持ちよく生活ができました。何より良かったのは、選手の疲労を取ってくれるエアーマットレスと、質の良い枕が完備されていたことです。
また、宿舎内にトレーニングルームがあり、移動の時間なしで効率よくトレーニングできたことです。食事内容もおかずが豊富で、たくさんの選手と楽しいお話をしながら食べることができました。

練習内容としてはクロカンコースを使っての距離走であったり、トラックでのスピード練習を交互にするなど、とてもハードで質の高いものでした。しかし、それを一つ一つ乗り越えることによって高地でこれだけ走れたら下におりるともっと楽に走れるという自信に繋がりました。また、同じチーム内ではもちろん、他の実業団選手と共に励まし合って頑張るということが改めて大切なことだと分かりました。

今回は助け合いの日々でしたが、これからの試合で一緒に走る時にはライバルとなります。その時は合宿でやってきたことを思い出して、お互い良い結果を出し、笑顔で再会したいです。
安養寺監督を始め、たくさんのスタッフ、トレーナー、マネージャーさんのお陰でとても充実した楽しい合宿となりました。ここでやってきたことを無駄にせず、着実に結果に結んでいけるよう、頑張って参りますので、皆さんこれからも温かい応援よろしくお願い致します。