エンジェルスボイス

ANGELS VOICE

パナソニックエンジェルスの選手たちの声をお届けしています。

2016年10月

 

狛江第一中学校 陸上教室

2016年10月4日 鈴木ひとみ

ご無沙汰しています。2年目になって半年が経ちました、鈴木ひとみです。

本日は9月27日に東京都狛江第一中学校で行った陸上教室についてレポートします。

当日は特別支援学級の1年生から3年生の生徒さんに実施しました。10月6日に行われる立川マラソン大会に向けての強化練習です。

そこで私も少しでも「マラソンって楽しい!」「速く走れそう!」と実感していただけるよう努めました。
内容は小柳コーチが考えてくださったものを元に指導のお手伝いをしたり、一緒に行ったりしました。

まずは走る基本である腕振りからハードルを使って股関節の可動域を広げる運動をしました。

次に動きを通してスキップや腿上げ、踵をお尻につける動作をし、変形ダッシュ、最後にタスキを使用したリレーを行いました。

生徒さんたちはその日、早朝練習をされてから参加してくださいました。しかし、疲れた姿を一切見せず、
真剣に真っ直ぐな瞳で小柳コーチの指導や私たちのアドバイスを聞いてくださいました。
変形ダッシュから私たちも一緒に参加し、その時生徒さんたちの方から「がんばれー!」「負けるなー!」
という声をかけていただき一緒に楽しく出来ました。

最後のタスキリレーのタスキは、私たちが過去に実際駅伝で使用した物を使いました。
皆、タスキをつなぐことは初めてで不慣れな様子でしたので少し練習をしてリレーを始めました。
エンジェルスの皆が一走を務め、タスキを渡し、最後の走者はエンジェルスにタスキを渡すという特別ルールで行いました。

生徒さんがタスキをもらい、一生懸命走り、タスキを渡す経験をしてもらえたことと、自分のチームメイトに自然と声をかける
姿を見ることができて良かったです。

それと同時にタスキを通して思いをつなぐ、それが駅伝ということも体感していただけて嬉しかったです。

陸上教室終了後も控え室に生徒さんが感謝の言葉や花束を渡しに来てくださいました。

握手もして帰る際は校門までお見送りしていただきました。
その頃には「来て良かった」「マラソン大会頑張ってほしい」
と温かい気持ちになり、私たちの方が感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私たちは走ることを仕事にしていますが、それはプロフェッショナルなことであり、子供たちに夢や感動、
直接携われる際には自信を与えることが出来るのだと改めて気付きました。

そして成長を実感できたときに楽しさが生まれ、更に上を目指したいと思えると実感します。
だからこそ楽しくやることの大切さを私も教えていただきました。

10月6日、本番はもう少しです。
生徒の皆さんが練習の成果を発揮させますことをエンジェルスの皆で心より応援しています。