「陸上競技」を通じて故郷にご恩返し ~内藤早紀子選手~
クイーンズ駅伝が終わり、内藤早紀子選手は故郷「千葉県」の小学校に招かれ、スポーツイベントに参加してきましたのでご紹介します。
◆千葉県茂原市立茂原小学校 マラソン納会に参加 11月29日(水)
2019年6月に茂原市の「スポーツ大使」に任命され、これまでも講師やスポーツイベントへのゲストとしてその活動を継続してきましたが、今回も全校生徒約260名が参加する「マラソン納会」に参加してきました。
当日は、各学年ごとに分かれて行われるマラソン大会のスターターや伴走、先導などを務め、閉会式ではメダル授与も行った。
◆千葉県いすみ市立浪花小学校 陸上教室 講師として参加 12月1日(金)
同校では、前日にマラソン納会が実施され、生徒たちのモチベーションが高いところで陸上教室を開催して欲しいとの要望を受け、実現しました。
当日は、全校生徒39名が参加して、準備体操の後、ウォーミングアップの「鬼ごっこ」、動きづくりを身に着ける「エチオピア体操」などを体験してもらい、最後はリレー対決を行いました。
内藤選手の感想
今回このような形で私の故郷である千葉県で学ぶ生徒たちと陸上教室を通じて触れ合う機会ができたことに感謝いたします。
地元である茂原市の小学校のマラソン納会に参加して、走ることが苦手な子や嫌いな子もいるとは思うが、最後までゴールを目指す姿が印象的でした。高学年になってくると、頑張ることに対して恥ずかしさを覚える子も見受けられましたが、どこか懐かしさも感じ、自分の陸上を始めたころに重なるものもありました。マラソン納会を一緒に走って、走りながらどの生徒に伴走したらいいのか、空き時間にちょっとしたアドバイスを依頼された際に何を行うべきか、常に周りを見たり、考えながら役目を果たしていたように感じました。参加した後に保護者の方からご連絡を頂き、お子さんがこのマラソン納会のために朝練習を行って努力していたことや、諦めそうなときに私を追って走ったことで頑張れたということを伺い、改めて今後は支える側としてこういった活動を積極的に行っていきたいと感じることができた活動でした。
いすみ市立浪花小学校は、何年か前からお話を頂いていた恩師からの依頼をようやく実現することができました。地元茂原市からさらに南に行ったいすみ市内の小学校で、全校生徒は40人未満、1年生はおらず2-6年生とのみの小さな学校でした。年齢の違った児童を一度に指導する経験は今まで無かった為、少し不安もありましたが、学校全体として非常にまとまりのある学校で指導はしやすく感じました。しかし、並び方を指示した際にうまく伝わらなかった場面があり、その点については言葉選び、指示の仕方についての工夫が必要と感じたりもしました。また、一つ一つの走りや動きに関して、「すごい」といった声が多く聞こえ、スポーツ選手としての存在意義を感じることもできました。