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クイーンズ駅伝で3位入賞!

11月26日(日)実業団女子駅伝No,1を決めるクイーンズ駅伝が宮城県にて開催され、松島町から仙台市内にある「弘進ゴムアスリートパーク仙台」までの6区間42.195㎞で争われました。
この駅伝に昨年シード権を獲得し出場したパナソニックエンジェルスは2時間15分01秒で、2019年に出した2時間15分21秒のチーム記録を20秒更新し、3位入賞(2年連続シード権)を果たしました。
本大会は、12時15分に松島町文化観光交流館前をスタート。天候は晴れ、気温11度、北北西の風3.9m/sと絶好の駅伝日和となりました。

1区・信櫻 空選手

2区・内藤 早紀子選手

3区・渡邊 菜々美選手

4区・ジャネット ニーヴァ選手

5区・中村 優希選手

6区・森田 香織選手

【レース展開】

パナソニックエンジェルスの1区(7.0㎞)を任されたのは信櫻 空選手。今年は日本選手権1500mで3位入賞を果たした上に、実業団ハーフマラソン10㎞や青梅マラソン10㎞でそれぞれ1位となり、着実に持久力を身に付けてきました。安養寺監督から若手のホープとしてチームに勢いを付けるために、7㎞なれどアップダウンの非常に激しい最難関区間1区に抜擢されました。
スタート後、すぐに2チームが飛び出しましたが、冷静沈着に自分のペースを堅持し、3位集団の好位置で走りました。若きホープは、ラスト1㎞で猛然とスパートをかけ、3位集団5チームが果敢に攻めあう姿がTVに映しだされました。そしてTOPと46秒差の6位(22分13秒)でタスキを繋ぎ、見事1区の重責を果たしました。

昨年より900m長くなったスピード区間2区(4.2㎞)を任されたのは、昨年も2区を走り、見事に区間賞を獲得し、この試合で引退を決めている内藤早紀子選手。ベテランながらも年々スピード力を進化させてきた内藤選手は、スタート直後1人を抜き、3㎞で更に1人を抜き見事4位に浮上。変わらぬ美しいランニングフォームで前へ前へと3位を追いかけ懸命に走る姿が、陸上競技場のテレビに映しだされます。そして、沢山の職場の皆さんやご友人ご家族が駆け付けたパナソニック応援団に向かってガッツポーズ!11年間の思い出が詰まったコースをしっかりと踏みしめながら、区間2位(13分24秒)、順位を2つ上げ総合4位(TOP差40秒)の立派な成績で競技人生を終えました。

オリンピアンや世界陸上出場経験者など各チームのエースが揃う花の3区(10.6㎞)を任されたのは渡邊菜々美選手。今年は、世界のレースに挑戦し5000mで自己新を更新、日本選手権5000mでも4位入賞、また、5年ぶりに世界ロードランニング選手権大会で日本代表となったエンジェルスの絶対的エース。内藤先輩から4位でタスキを受けると、平坦な直線が続く見通しの良いコースで、前をしっかりと見据え猛追を開始。3㎞付近から4人が3位集団となり、渡邊選手はその集団の先頭で、1位、2位との差をドンドンと詰める展開、まさに各チームのエース達の意地の張り合いとなりました。沿道からパナソニック応援団の大きな声援を受け、遂に5㎞過ぎに2位に浮上し、TOPと6秒差を追いかけ、最後は順位を1つ上げ、3位(区間3位 33分37秒)でタスキを4区へ渡しました。TOPと24秒差、そして後続と25秒差をつけてのまさにエースの貫禄、ナイスラン!!

インターナショナル区間4区(3.6㎞)を任されたのは、15年ぶりの外国人選手採用となったジャネット ニーヴァ選手(ケニア出身)。パナソニックが好きだと入社して半年しか経っていないが、すっかりチームに溶け込み、アイドル的な存在。実業団選手権やホクレン大会の3000mで優勝を重ね実績は十分、また駅伝前は母国で練習を重ね、クイーンズ駅伝へと臨みました。
タスキをしっかりと肩にかけ、大きなストライドでグングンとスピードに乗り、1.5㎞過ぎで1人を抜き2位へ。Panasonic応援団もニーヴァ選手の圧巻の走りに大声援を送ります。難関の鉄橋を超え、将来はオリンピック出場が夢と語るニーヴァ選手の実業団初駅伝は、区間4位(11分03秒)、1つ順位を上げ、更にTOPとの差を16秒に縮める総合2位という見事な走りでした。

後半のエース区間5区(10.0㎞)を任されたのは中村優希選手、4月からキャプテンに就任し、気力体力十分。今年は、まつえレディースマラソンでの優勝やゴールドコーストマラソンのハーフに挑戦など、フルマラソンデビューに向けた長距離練習を着々と重ねてきました。
各チームのエースが揃い、紅葉の美しい仙台市街を抜けると過酷な登坂となるこの区間を冷静沈着な性格の中村選手は、落ち着いた表情ながら懸命にTOPを追いかけますが、オリンピアンのTOP選手はその差をドンドンと広げ、5㎞で1分06秒差。さらに3位4位選手に5.9㎞付近で追いつかれ、一時は4位まで後退しましたが、長距離のトレーニングを積んだ中村選手はここから果敢に巻き返しを図ります。8.2㎞で3位に浮上すると、陸上競技場のTVモニターで見ていた応援団から大きな歓声があがりました。中村選手は、粘りに粘りそのまま3位(区間8位 33分04秒)でアンカー6区へタスキを渡します。(TOP差1分23秒)

アンカーはベテラン森田香織選手、今年は双子の妹、詩織選手の引退もありましたが、東京マラソンでは自己新記録で日本人3位に入賞、そしてMGCでは土砂降りの中、18位でゴール。まだ疲労の抜けきらない状態でのアンカーの大役を任されました。
森田選手は、4㎞で4位に後退するも、懸命に粘り、3位選手と共に、2位の選手との差をドンドンと縮め、その戦いは陸上競技場内まで縺れ込みました。これを見た競技場内のパナソニック応援団は最高のボルテージとなり全員総立ちで、「香織~。香織~。」の大声援。試合後、パナソニック応援団から力を貰ったと語った森田選手は、すぐに1人を抜き、3位へ。そして2位の選手との差をドンドン詰めていきますがあと一歩及ばす3秒差の3位(区間7位 21分40秒)でゴールしました。
チーム記録2時間15分01秒(チーム新記録)

ゴール後、涙をいっぱい溜めた内藤選手と堀選手がコートを持って森田選手に駆け寄りました。長年チームを支えてきた、2連覇を経験した3人。そしてパナソニックエンジェルスは、スタッフも交じり、大きな歓喜に包まれました。
4月の新チーム発足時に、「駅伝で3位以内を狙おう」と誓った目標とチーム記録更新も達成しました。
そして最後に内藤選手がチーム全員の手の中で3度高く宙に舞いました。

この後、夕刻から実業団の表彰式があり、3位の表彰状と2区内藤早紀子選手と3区渡邊菜々美選手がその区間で最も印象的な走りをした選手(MIR)に選ばれ、更に内藤早紀子選手と森田香織選手が実業団駅伝通算10回出場者表彰を受けました。

コメント

【安養寺俊隆監督】

今年のクイーンズ駅伝のチーム目標は「3強を脅かす存在となりジャイアントキリングを起こし3位入賞を目指す!」でした。一人一人が自分の力を十二分に発揮し、役目を果たす走りで襷を繋ぎ、チーム一丸となって3位表彰台に上がり目標を達成することができました。
3年ぶりに沿道での応援が再開され、大声援が追い風となり選手たちの背中を押し、さらに奮発心に大きな火が付き100%の力が出し切れたのだと思います。本当に熱い大声援ありがとうございました。
駅伝前に「順位、記録、そして記憶に残る駅伝にしていく」ことを決意表明いたしました。
「3位入賞、チーム最高記録更新、心に響く果敢な走り」と満点の結果だったと思います。近年のチーム順位は優勝から始まり3位、7位、25位、7位、3位ときれいなV字回復描いております。この勢いを止めることなく来年はさらに上を目指していけるように取り組んで参りますので、今後ともパナソニックエンジェルスに温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。

【1区 信櫻 空選手】

沢山のご声援ありがとうございました。
今年は本番に向けた練習の段階からとても良い雰囲気でチームがまとまっている様に感じており、駅伝が終わってしまったことを寂しいと感じたのは今までで初めてでした。そして、そこに3位入賞という結果がついてきたことが本当に嬉しく、このチームの一員であることを誇らしく思います!
個人としては、憧れの強かった三本柱となる選手が今まで走ってきたうちの1区間である1区を初めて任せていただけたことが嬉しく、楽しく走る事ができました。来年以降はさらに逞しくチームを引っ張る存在になれる様努力いたします。
今後とも応援よろしくお願いします!

【2区 内藤 早紀子選手】

11/26は現地、そしてテレビ等での応援ありがとうございました。今年も2区を任され、たくさんの声援に背中を押され今できる最大限の走りを表現できたと思っています。チームとしては3位を目標に掲げていましたが、その通りの結果を残すことが出来、チームとしてもみんなで嬉し泣きで終えることが出来ました。
テレビ等でもあったように、私はこの駅伝をもって約17年間の競技生活を終えることを決断いたしました。約1年前から今年で終わりということを考えて、何事も最後と思って取り組んできましたが、何もかもうまく進んだわけではありませんでした。しかし、この駅伝の為に1年間準備して、仲間や皆さんの応援のおかげで私にとってはこれ以上ない最高のラストランで終えることが出来ました。
最年長としてチームを見てきて約7年、ここ数年で後輩たちが頼もしく感じられるようになり、もう大丈夫。と思って引退を決断することが出来ました。
チームとして、ようやく3位まで戻ってくることが出来ました。ここから先は成長した後輩たちが、2018年のあの感動を再現してくれることを信じて、襷を託したいと思います。
約11年間、たくさんの応援ありがとうございました。そして、これからもパナソニックエンジェルスの応援をよろしくお願いいたします。

【3区 渡邊 菜々美選手】

応援ありがとうございました。
3位をチームで目標としていて、それを達成することができとても嬉しいです。
5年ぶりに練習を積めた状態と、足の不安なく試合にのぞむことができ、どれくらいで走れるかという自分自身にも期待を持てるような形でした。力不足だとものすごく感じはしましたが、良いレースはできたと思います。
チーム全員で勝ち取った3位。さらに上にいけるよう、努力します。
本当に応援がちからになりました。ありがとうございます!!!

【4区 ジャネット ニーヴァ選手】

I felt good to run 4th leg and also my first queens ekiden.
I was so happy because we achieved our target as a team.
(第4区を走れて、初めてのクイーンズ駅伝も気持ちよく走ることができました。
チームとして目標を達成できたのでとても嬉しかったです。)

【5区 中村 優希選手】

今回5区を走りました。アップダウンやカーブが多く難しい区間ということで不安もありましたが1〜4区の選手がいい流れ、いい位置で襷を持ってきてくれ、自信を持ってスタートすることができました。順位を落とす形ではありましたが、チーム目標であった3位はキープして香織先輩に繋ぐことができました。たくさんのパナソニック応援団の声援のおかげで苦しい場面も乗り越えることができました!本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!

【6区 森田 香織選手】

クイーンズ駅伝、たくさんの応援ありがとうございました。チーム目標である3位入賞する事ができ嬉しい気持ちでいっぱいです。
私、自身マラソン後で駅伝に向けて思うようにスピード練習をする事が出来ず不安な気持ちもありました。しかし、前で走った頼もしい先輩・後輩達がとてもいい順位、位置また粘りの走りをして襷を繋いでくれたので、あとは3位以内に向けて行くだけ行くしかないという強い気持ちでスタートする事ができました。
最後、とても苦しくて足が止まりそうになりましたがトラックに入ってからパナソニックの大応援団の声援を聞いて自然と足が前へ前へと進み3位でゴールする事ができました。
皆さんの応援のおかげで、チーム一丸となってパナソニックエンジェルスらしい駅伝で勝ち取れた3位だと思います。
たくさんの応援ありがとうございました。今後ともパナソニックエンジェルスの応援よろしくお願いします。

【堀 優花選手】

クイーンズ駅伝ではたくさんの応援ありがとうございました。サポートという形で、自分のできることを取り組みました。チーム一丸となって3位を目指す事ができ、3位になれた事、また香織先輩を笑顔で迎える事ができ良かったです。
駅伝はたくさんの方に支えられて応援していただいているから頑張れます。これからもパナソニックエンジェルスの応援をよろしくお願いします。

【伊藤 南美選手】

クイーンズ駅伝、パナソニックの応援をしていただきありがとうございました。
パナソニックの社員の方々、また日ごろから応援していただいている方々のお力添えで目標としていた3位をteam Panasonicで掴むことができたのだと思います。
今回走ることが叶わず応援する側になりましたが、先輩方の走りにとても感動しました。
これからもチームは続いていきますのでこれからも応援のほどよろしくお願いいたします。

【川口 幸奈選手】

たくさんの応援ありがとうございました。応援団の皆さんのパナソニックコールの迫力がすごく感動しました。そして目標の3位を達成。来年こそは選手として皆さんから声援をいただけるよう努力します。ありがとうございました。

【境田 百花選手】

クイーンズ駅伝に対し沢山の応援をいただき、ありがとうございました。選手として駅伝を走ることはできませんでしたが、サポートを全力で頑張ることが出来て良かったです。初めての実業団のクイーンズ駅伝で緊張しましたが、自分の役割を果たせたと思います。Panasonicチーム全員で勝ち取れた3位はとっても心に残りました。チーム目標であったジャイアントキリングを果たすことが出来て嬉しかったです。先輩達のようにもっと強くなって、来年こそは出走出来るように頑張ります。これからも温かい応援よろしくお願いいたします。

【小倉 紘選手】

日頃よりエンジェルスへの応援ありがとうございます。そしてクイーンズ駅伝でのたくさんの応援、ご声援ありがとうございました。来年は絶対に自分が走ってチームに貢献したいと強く思いました。今回得たことを糧に1年間全力を尽くして、強くなって仙台に帰って来たいと思います。これからもよろしくお願いいたします‼︎

応援ありがとうございました。