クイーンズ駅伝で7位入賞。シード権獲得!
11月27日(日)、宮城県で行われた「第42回 クイーンズ駅伝in宮城」に34回目(大会記録)の出場したパナソニックエンジェルスは、1区中村優希選手からスタート。2区の内藤早紀子選手が4人抜きで区間賞。9位で襷を受けた渡邊菜々美選手が順位を2つ押し上げ7位に。4区インターナショナル区間を日本人1位で、順位を守り抜いた信櫻空選手(スポンサー特別賞 東京エレクトロンMIR賞)、更に5区森田香織選手、アンカー伊藤南美選手で順位を守り切り、そのまま7位、2時間16分26秒でゴール。目標のクイーンズ8を奪還することができました。沿道には3年ぶりに570名の大応援団が集結。クイーン8奪還実現に向け大きな後押しとなりました。応援ありがとうございました。
1区:中村優希選手
2区:内藤早紀子選手
区間賞
3区:渡邊菜々美選手
4区:信櫻空選手
日本人トップ
5区:森田香織選手
6区:伊藤南美選手
レース展開
試合は12時15分にスタート、1区は中村優希選手、プリンセス駅伝後のアルバカーキー合宿で調子を上げており、7.6kmながら2km過ぎから激しいアップダウンやトンネルが続く海岸線を中心とする最難関区間1区に抜擢。天候は晴れ、気温は13℃、風が強い中、スタート直後に他チーム選手が飛び出す展開であったものの、序盤は冷静に4位集団のなかでレースを展開。最後まで食らいつく走りで、粘り切って、8位と17秒差、13位で襷を渡す。
2区は、内藤早紀子選手、実業団10年目の今シーズン3回自己新記録を樹立、プリンセス駅伝においても1区起用に応えTOPと3秒差で襷を渡し優勝に大きく貢献。自身が得意な単距離区間(3.3km)で持ち前のスピードを生かし、前半から攻めた走りで8位以内を目指したレースを展開。途中体力的に厳しい状況下でも力を出し切り、見事4人抜きでこれまでのクイーンズ駅伝では区間2位が最高であったが、悲願の区間賞を獲得。順位を一気に9位まで押し上げた。(8位まで10秒差)
3区は、渡邊菜々美選手、昨年は故障でクイーンズ駅伝には出場出来ず、今年の夏から本格復帰。2018年の入社2年目の創業100周年2連覇達成時にこの区間を走り、区間賞を獲得した大変思い出深いコース。前との差が10秒差であったが中盤までに追いつき、2人抜きで順位を7位まで押し上げ、安養寺監督の描いた3区8位以内の作戦通りの展開。プリンセス駅伝同様にクイーンズ駅伝でも「爆走の渡邊」を応援団に見せつけた。(区間5位)
4区は信櫻空選手。今シーズン8回自己新記録を樹立。プリンセス駅伝では6区アンカー区間で大逆転を演じ優勝に大きく貢献。外国人選手が唯一出場可能なインターナショナル区間4区での起用であり、順位が大きく変動する可能性がある区間。7位で襷を受け取り、持ち前のスピードを生かし、前との秒差が11秒であったものの序盤で一気に追いつき、一時は6位に順位を押し上げた。最後まで粘って走り切り、7位で襷を渡し、目標である8位以内を守り切る。(区間10位日本人1位:6位と1秒差)
5区は森田香織選手。今年東京マラソンでMGC出場資格を獲得する鮮烈なマラソンデビューを飾った。クイーンズ8奪還を確実にするために重要な後半のエース区間。しかしながらのぼりが続く非常に厳しいコース設定であるなか、絶対に自分がシード権を確定させると試合に臨んだエースは、一時は6位に順位を押し上げる勢いを見せた。そして最後は、8位と大きく差(54秒)をつけ、7位(区間5位)で6区ルーキー伊藤南美選手へ襷を渡し、後輩の背中を叩いた。
さあ、ここで、6区アンカーの伊藤南美選手が笑顔で襷を受け取り疾走。
プリンセス駅伝での走りで自信をつけ、クイーン駅伝前の記録会で自己新記録を樹立するなど、最近の成長は著しい。仙台市陸上競技場で待つPanasonic応援団には、途中7位キープの情報が入り、大きな拍手が沸きあがる。伊藤選手が競技場ゲートから現れ、リズムに合わせた応援団のバルーンが一層激しく鳴り響くなか、ゴールで両手を高く上げゴール。初めてアンカー区間を任され、区間距離も初めて挑戦する6.795kmであったが、見事に期待に応えクイーンズ8を奪還するゴールテープを切った。(区間10位)
この瞬間、昨年の25位の雪辱を果たすと誓ったパナソニックエンジェルスが目指した
「1秒を刻む全員駅伝!クイーンズ駅伝2022」が見事完結した。
監督・選手コメント
【安養寺俊隆監督】
いつもパナソニックエンジェルスを応援していただきありがとうございます。
昨年のクイーンズ駅伝では5年連続クイーンズ8入りを逃してしまい、大きく順位を落としてしまいましたが、昨年大きくしゃがんだ分、今年はクイーンズ8まで大ジャンプをする、「1年でクイーンズ8奪還!」を目標に掲げ1年間取り組んできました。
今年の駅伝は、「1区は何位であろうとも8位とのタイム差を最小限に2区に繋ぎ、2区は区間賞を狙って走って順位を押し上げ、3区で8位圏内に入り、4区のインターナショナル区間では日本人区間1位を目指して順位を落とさないように走り、5区は後続とのタイム差を広げながら前を追い、アンカーはのびのびと走ってクイーンズ8以内でゴールをする」という展開を予想して臨みました。
全ての区間が想定通り100点満点の走りで7位でゴールし、「1年でクイーンズ8を奪還する」目標を達成することができました!
昨年の事を思うと正直ホッとした気持ちですが、これで満足することなく、来年は更に高みを目指し、常にチャレンジ精神を忘れず、再び頂点が狙えるチーム作りに取り組んでいきたいと思います。
これからも成長と進化を続ける選手たちに温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
【1区:中村優希選手】
クイーンズ駅伝の応援ありがとうございました。今回、1区を走らせていただきました。最低限、1区としての役割は果たすことができたかなと思います。
結果としてクイーンズ8奪還という目標を達成することができ安心しています。
来年は更に上位を目指せるよう、個人として成長していけるよう頑張っていきます!
これからも応援よろしくお願いします!
【2区:内藤早紀子選手】
プリンセス駅伝に続いてクイーンズ駅伝では応援ありがとうございました。
昨年の25位から1年間、シード奪還に向けて取り組んできたので、クイーンズ8に戻ることができ、ホッとした気持ちです。
3.3キロと短い区間で前半から攻めた走りができ、キツくなってきたところでパナソニックの応援にとても力をもらって、最後まで粘ることが出来ました。
来年はさらに上位のチームを崩し、強いパナソニックを復活させられるようまた頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします!
【3区:渡邊菜々美選手】
現地、またテレビでの応援ありがとうございました!
クイーンズ8に入ることができ嬉しく思いますし、とてもほっとしています。
自分の区間の最低限の仕事はできたかと思います。まだ、パッとしない、物足りない走りだなと感じています。この気持ちを忘れずに次に繋げていきたいと思います。さらに力をつけ、個人、チームともっと上で戦える力をつけていきたいと思います。
応援がとても力となりました!今後ともパナソニック女子陸上競技部をよろしくお願いします!
【4区:信櫻空選手】
プリンセス駅伝に引き続き、クイーンズ駅伝でも沢山の応援ありがとうございました!無事に7位で、シード権を獲得することができました。
昨年の25位から今年1年間、またクイーンズ8に入るんだと言う強い気持ちで取り組んでこれたことが、今回の結果に繋がりました。
来年は、更に高いところを目指すことになりますが、今年と変わらず、挑戦する気持ちを忘れずに、また新たな気持ちで1年間取り組みたいと思います。
個人としては、日本人一位を獲得できほっとした反面、来年は更に主要区間を走って活躍したいと言う気持ちが強くなったので、また成長した姿をお見せできるよう努力していきたいと思います。
今後とも応援よろしくお願いします!
【5区:森田香織選手】
たくさんの応援ありがとうございました。
昨年大きく沈んだ分、今年はクイーンズ8奪還という目標に、この1年チームみんなで頑張ってきました。
それを達成する事ができ、改めてパナソニックエンジェルスのチーム力というものを、皆さんにお見せする事が出来たと思います。
この結果に満足する事なく、さらに高みを目指していきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。
【6区:伊藤南美選手】
クイーンズ駅伝の現地・テレビでの応援ありがとうございました。
アンカーとして先輩方が繋いできた襷をゴールに届けることができて良かったです。
今までで1番長い距離のレースでとても苦しかったですが、スタートしてからゴールするまでパナソニックの応援があったので頑張れました。
チームの目標であったクイーンズ8奪還は出来ましたが、自分自身の走りは区間10位と悔しい結果となりました。
来年はもっと力をつけてクイーンズ8上位、区間賞を取れるように頑張ります。
本当にありがとうございました。
【キャプテン:森田詩織選手】
たくさんの応援ありがとうございました。
目標にしていたクイーンズ8を勝ち取ることができ、嬉しさとホッとした気持ちです。
また、今回が選手として挑む最後の駅伝でした。
私の競技生活の中で駅伝の存在は大きく、特に応援してくださる沢山の方々と、より距離の近い大切な試合でした。今回あらためて沢山の方々の応援や支えがあり、こうして陸上を続けてくることができたと、この駅伝を通してあらためて感じました‼︎今回の結果をrestartにまた新たなパナソニックの伝説を作ってくれる事に期待し、襷を引き継ぎたいと思います。沢山の応援本当にありがとうございました。
【堀優花選手】
クイーンズ駅伝では応援ありがとうございました。
昨年はチームとしても個人としても悔しくて申し訳ない結果となりました。私自身リベンジをと思っていましたが怪我が治らず走ることは出来ませんでした。
しかし走った6人が力を出し切り昨年のリベンジをしてくれて本当に良かったです。
走ることを続けるか、悩んだ時期も多いですが、会社の方々をはじめ多くの皆さんに私の走りを楽しみにしている、頑張れと言っていただいています。
そのお言葉が私の支えです。
皆さんに走っている姿を見ていただけるように、復活できるよう頑張ります。
また来年に向け、チーム一丸となり取り組みます。これからも応援よろしくお願いします。
【川口幸奈選手】
クイーンズ駅伝では応援ありがとうございました。
たくさんの方に応援して頂き、また喜んでもらいとても幸せな1日でした。
自分自身は選手として走ることができず悔しさがあります。来年こそ必ず選手として走れるように、また1年今まで以上に努力していきます。
これからも応援よろしくお願い致します。