トピックス 2016年10月

1区の森田詩織選手は序盤、後方に待機、中盤はトップグループ5人に加わり、トップと9秒差、4位の好位置で繋ぐ。

4位でタスキを受けた入社2年目の堀優花選手は、実業団駅伝初出場とは思えない積極的な走りで、終盤の上りで果敢に仕掛け一旦はトップに躍り出る快走。惜しくも中継所寸前で逆転されるもわずか2秒差の2位と健闘、高校駅伝優勝経験者の鮮烈な駅伝デビューとなった。

エースがひしめく3区。中盤、森田香織選手は終始マイペースを維持しつつも、7Km付近で先にスパートし他を引き離す積極策。最後まで粘り切り、4位をキープした。

去年に続いて4区を任された内藤早紀子選手は、スタート直後、一旦は3位に浮上したが、外国人選手に抜かれ再び4位、内藤選手はそれでも諦めずに中継所では3位に１秒差まで詰め寄った。

最長10.4Kmの区間には、加藤麻美選手が出場。トップが着々と2位以下との差を広げる中、加藤選手も得意のアップダウンを利して安定した走りを展開、ひとつ順位を上げて3位でアンカーにタスキを繋いだ。

久々の駅伝出場でアンカーの大役となった阿部ゆかり選手。レース序盤から順位をキープすべく落ち着いた走りをみせたものの、最終盤の上りで、3位に追いすがる中、後方からも迫られる息を呑む展開、阿部選手は最後まで懸命の走りを見せ、第4位でフィニッシュ。見事に大役を果たした。

【監督・選手コメント】

●安養寺監督
私が監督に就任して駅伝の初陣が今回の予選会であり、前半3区間が上位でタスキを繋いで良い流れを作り、向かい風の強い後半3区間は粘りの走りをみせ、目標通りの4位という結果を残すことができました。全員がブレーキすることなく現時点の力を十分に発揮した走りでしたが、ラストの勝負強さ、チーム力の底上げなどまだ課題が残ります。本戦までに更に強化を重ね、クイーンズ駅伝では8位入賞を目指します。

●1区 森田詩織選手
1区はチームの流れを作る大切な区間です。この夏アルバカーキでしっかりと練習が出来ていたので、緊張することがなく自信をもってスタートラインに立つことができました。昨年よりも速いペースでレースが進みましたが、集団についていく事に集中していたので、落ち着いて走る事ができました。本戦でも自信を持ってのぞめるよう、残り1ヶ月もう一度練習を積み直したいと思います。引き続きご支援、ご声援よろしくお願いします。

●2区 堀優花選手
予選会ではたくさんの応援ありがとうございました。2区はスピードランナーが集まり、いい流れを作れるかどうかの大切な区間で走る前から緊張しました。走っているときにパナソニックの応援が聞こえて嬉しかったです。最後一番でタスキを渡せなかったのが課題です。仙台までに粘る力をつけたいです。

●3区 森田香織選手
今回3区にはオリンピック選手が4人いる区間だったので自分はチャレンジャーのつもりで挑みました。オリンピック選手とは一緒に走らないと体験できない貴重な経験をする事ができ、また自分の実力のなさを痛感しましたました。本戦まで約1ヶ月もう一度しっかり練習を積んで自信を持ってスタートできるように頑張ります！全日本実業団女子駅伝の応援もよろしくお願いします。

●4区 内藤早紀子選手
予選会では温かいご声援、本当にありがとうございました。昨年、身をもって4区の大切さを経験し、今年も同区間を走るということで、外国人選手との差をいかに縮められるかを課題にレースに臨みました。結果として昨年以上の差を付けられてしまい、本戦に繋げられた安心感の中にも悔しさが残りました。本戦で8位入賞するためにも、4区での差をいかに縮めるかいうことを１つの課題に掲げ、残り１ヶ月頑張ります。本戦も応援よろしくお願い致します。

●5区 加藤麻美選手
駅伝予選会では沢山の温かいご声援ありがとうございました。お陰さまで全日本への出場を決める事が出来ました。私は5区を走りましたが、前半区間の選手が良い流れで襷を繋いでくれたので、その1秒を無駄にしないように向かい風の苦しい場面でも粘る事が出来ました。しかしレースが動いた時に直ぐに対応出来なかった事とラストの切り替えで課題が残ったので、全日本に向けて普段の練習からレースを意識して取り組んでいきます。今後ともご声援のほど宜しくお願い致します。

●6区 阿部ゆかり選手
福岡の予選会では盛大な応援をありがとうございました。アンカーを務めるのは初めての事だったので、走る前はとても緊張しました。レース当日は3位でタスキを受け取り一時は5位まで順位を下げてしまいました。しかし沿道での会社の方々の応援がとても力になり苦しい場面で背中を押していただきまたゴール前で抜き返して4位でゴール出来たことは自信になりました。クイーンズ駅伝でも沢山の盛大な応援をよろしくお願いします。