多彩なデータを活用し、
人のくらしに貢献する。

情報システム

石川 廉
2021年入社/システム情報工学研究科 
社会工学専攻修了
写真:石川廉

私は、める。

Begin

学生の頃からの希望が
叶えられる会社だと確信。

子どもの頃から算数や数学が大好きでした。進路選択の際、色々と調べるなかで、数学を応用して社会に役立てる分野があると知り、学部時代は理工学部、大学院ではシステム情報工学科に進学。大学院で研究に取り組むなか「人の生活と密接なハウジング業界で、データ分析を活用して人の暮らしに貢献したい」と思うようになりました。この会社を選んだ一番の理由は、面接で情報システム企画部の部長から「データ分析の第一人者になってほしい」と言っていただけたからです。学生の自分に大きな期待をかけてもらえたことがうれしく、会社がこれからデータ分析に本格的に取り組んでいくという話も聞けたことで入社を決めました。
データを分析するには、データベースの構築や分析のためのルールの制定など、基盤を整備する必要があります。急ピッチで基盤整備が進められている現段階での私の仕事は、開発ツールを利用した社内システムの開発がメインです。本格的にデータ分析に関わることになる日を見据えながら、日々の開発やシステム利用部門の方へのヒアリングを通じて、業務フローに対する理解やコミュニケーション力の向上に努めています。

私は、める。

Master

開発を、すべて一からやり直す。
将来のためにと下した決断。

入社1年目の頃は知識やスキルに乏しく、当時開発を担当していたシステムの欠点を見落としたまま開発を進めていました。しかし開発の終了間際、入社直後よりも開発ツールへの理解が深まり、スキルも向上したことで、開発したシステムのメンテナンス性が悪いことに気付きました。
一からつくり直してシステムの展開が遅れることは、短期的に見ればデメリットです。しかしメンテナンス性の向上がもたらす恩恵がデメリットを凌ぐのは明らかでした。加えて、現状のままだと今後入社する後輩がメンテナンスで苦労することになるため「将来に悪い例を残してはいけない」と判断。開発を一からやり直す許可をもらうため、上司に現状の問題点や、つくり直すことによる長期的なメリットについて説明しました。
上司にとっては、システムの展開が遅れることは喜ばしいことではなかったはずですが、それでも私の言葉に耳を傾け、決断を後押ししてくださった上司には、本当に感謝しています。

私は、える。

Respond

データ分析で会社や社会に
いかにメリットをもたらすか。

さまざまなデータを分析できる社内基盤が整えば、例えば日本全国の営業拠点ごとの売上要因、売上向上のための効果的な行動など、今まで明らかにできなかったことを明らかすることも不可能ではありません。ただ、そのためには扱うデータの選定、仮説の立案をはじめ、データ分析の前段階で考慮すべきことが無尽蔵にあります。
分析結果が想定と異なる場合も多々あり、その結果を「新しい知見」と捉えるか、逆に「仮説やデータに不備があった」と捉えるか、その時々の状況から的確に判断する必要もあります。データやAIとは絶対的な正解を示すものではなく、それを扱う“人”がトライアンドエラーを重ね精度を高めることで、より有用なものとなるのです。
面接のときから私に期待されている「データ分析の第一人者」としてのキャリア。まだそのスタートラインに立ったばかりですが、自分の専門性をこの会社に、そして世の中にどう生かすか常に試行錯誤をしながら、役割を果たしていきたいと考えています。

私は、える。

Question 今後、身に付けたいスキルは何ですか?

データ分析に関する知識だけでは、正解となる結論や良いソリューションは生み出せないので、データベースの知識やドメイン知識(担当領域に関する知識)を身に付けたいです。特に、ひとつの業界や企業に特化した知見・情報であるドメイン知識は、社内のさまざまな部門の業務フローの理解や、扱うデータの取捨選択の精度にも直結するので、継続して磨いていきたいと考えています。

私は、する。

Question 社内で尊敬している人を
紹介してください。

尊敬できる方ばかりなので挙げ出すとキリがないのですが、チューターとして付いてくださった坂東さんには、非常に多くのことを教えていただきました。お忙しいなか、当時開発していたシステムついて「こういうこと考えるのが好きやから」と、とても親身に相談に乗っていただいたことが特に印象に残っています。また、人と人が仕事をするうえで“一緒に仕事をしたいと思えるのはどんな人”かという点も、坂東さんの仕事への姿勢から学ぶことができました。

写真:坂東知幸
坂東 知幸

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