仲介で不動産を売買する場合、不動産仲介会社には、２つの立場の人がいて、「不動産を売る側の仲介会社」、つまり【売主】から売却を依頼された不動産仲介会社と、「不動産を購入する側の仲介会社」、つまり【買主】から購入の問い合わせを受けた仲介会社がいます。

実際の不動産の売買契約には、【売主】【買主】以外に、双方の不動産仲介会社も入り４者での契約となります。

●ネットに掲載をしているのは【売主】から売却を依頼された不動産仲介会社

住宅情報サイトや、自宅のポストに投函される不動産のチラシは、【売主】から売却を依頼された不動産仲介会社が行います。購入する場合は、情報を掲載している不動産仲介会社以外でも、一般的に、お取り扱いが出来ます。

情報を掲載している（【売主】から売却を依頼された）不動産仲介会社に問い合わせをして購入することもできますが、賢く検討するのでしたら、パナソニック共済会で提携をしている不動産仲介会社で、該当物件を購入できないか問い合わせをする方法をおすすめします。

●不動産仲介会社は、共通システム『レインズ』から物件を探し提案します。

『レインズ』は、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しています。
仲介で取り扱うことができる物件情報が登録されていて、有資格者（主に不動産仲介会社）しか利用できません。
物件情報などは、登録された瞬間に、利用している全国の不動産会社で情報を閲覧できます。

不動産仲介会社は、【売主】から売却を依頼されると、このシステム『レインズ』に物件情報を登録する義務があります。（一般媒介は除きます）
そのため、同じ条件で複数の不動産仲介会社に物件探しを依頼すると、同じ物件を提案されることもあります。

●仲介物件を購入の際は、仲介手数料はじめ、諸費用が発生します。

仲介会社を通じて物件を購入する場合、「諸費用」がかかります。 売買契約時の諸費用で主なものは「印紙代」と「仲介手数料」です。^※

仲介手数料（物件価格400万円以上）は物件価格×３％＋６万円（税別）です。
例えば、３千万円の物件だと、仲介手数料は９６万円（税別）です。
仲介手数料は、法律で上限金額が決められていますので、それ以上の金額を請求されることはありません。

仲介手数料を少しでもお得にするためには、共済会の住まい特典をご活用ください。
（例えば、３千万円の物件で、仲介手数料が２０％割引だと、１９万２千円（税別）もお得です。）

※ご契約後、登記関係、ローン関係、その他　諸費用が発生します。
　諸費用は、新築の場合３～５％、中古の場合７～９％位が目安です。
　実際の費用は、購入相談をする不動産仲介会社に確認をしてください。

●仲介物件の探し方。（不動産仲介会社へのご依頼方法。）

共済会の【住まいのご相談】からご依頼ください。不動産仲介会社をご紹介します。
（ご検討のエリアは、ご指定下さい。）
ご来店せずとも、メールや電話などで物件のご案内をしてくれる仲介会社も多いですので、ご希望があれば、あわせてご連絡ください。

仲介物件は、欲しい時期に、欲しい物件があるとは限らないので、余裕をもって探し始めることをお勧めします。