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360度カメラ(全方位カメラ)の特徴・選び方を紹介

更新日:2021/09/30
360度カメラ(全方位カメラ)の特徴・選び方を紹介
昨今、VR映像やSNSの動画でもよく見かける360度、全方位が映った動画や画像。これは、ほとんどの場合、360度撮影できる「360度カメラ(全方位カメラ)」で撮影されています。この記事では、今オフィスにおいても人気が高まっている360度カメラ(全方位カメラ)の特徴や選び方をご紹介していきます。
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360度カメラ・全方位カメラの特徴

まずは、360度カメラ・全方位カメラでどのようなことができるのか解説していきます。

1台で360度全方位撮影できる

360度カメラ・全方位カメラの最大の特徴は、360度、全方位を1台のカメラで撮影・録画できることです。通常のカメラだと、一方向、1枚ずつ撮影しなければなりませんが、360度カメラ・全方位カメラなら、1回で撮影できます。これにより、その空間の全体像を把握できたり、人やものの動き、流れをおさえることが可能です。

動画・静止画どちらも撮影できる

360度カメラ、全方位カメラは、1ショットで動画、静止画どちらも撮影できるのが特徴です。

用途に合わせて使えるモードが満載

設置する場所、用途に最適な表示が可能です。ムラなく目を配りたいオフィスなどでは魚眼モードで360度監視、多面的に監視をしたい工場ラインや倉庫、物流の駐車場ではダブルパノラマで表示することもできます。

  • 魚眼モード: 360度を撮影するモードです。
  • ダブルパノラマモード:360度を2分割し、180度パノラマ画像を2枚表示できます。
  • 4分割モード:4か所の画像を切り出して表示できるモードです。

360度カメラ・全方位カメラの選び方

今や、さまざまなメーカーから360度カメラ・全方位カメラが販売されています。どれを選べばよいのか迷っている人に、選び方のポイントをご紹介します。

全天球か半天球か

360度カメラ・全方位カメラには、「全天球」「半天球」があります。

「全天球」とは、2枚のレンズが搭載されており、1枚のレンズで片面ずつ画面を捉えて、2つの映像を合成し、360度撮影できるものです。左右、前後、天地あらゆる方向にあるものを1度に撮影したい人におすすめといえます。また、広い範囲を撮影できるため、防犯カメラ、監視カメラとしても最適です。

一方「半天球」とは、ほとんどの場合1枚のレンズが搭載されていて、カメラの水平方向360度と、上部半分のドーム型に撮影できます。全天球カメラと違い、自分や三脚が写らないようにできるのがメリットです。景色のみ撮影したい人、パノラマに撮影したい人におすすめです。

耐久性

防水性や防塵性に優れた屋外対応もあるので、屋内か屋外など、どこに設置するかで最適な製品を選ぶことができます。

SDカードに対応

SDカード対応モデルは、SDカードの容量を合わせたり、SDカードを入れ替えることが可能です。レコーダだけではなく、SDカードを上手く使うことで長時間の録画ができます。一方で、SDカードを持ち去られるリスクも考えられるため、注意が必要です。

モードの豊富さ

会議や街の音を一斉にひろいたいときに役立つ「音声を360度収録するモード」や、監視エリアを通過した人の数を認識する「人数カウント機能」など、実に多彩です。
どのようなモードがあるのか確認し、カメラを使う目的によって選ぶようにしましょう。

画素数・解像度

画素数・解像度

画素数・解像度にも注目。360度カメラは、一度に広範囲を撮影するため、通常のデジタルカメラよりも高画素数、高解像度が必要となります。高画質で撮影したい場合は、画素数は1200万画素以上、解像度は4K以上のものがオススメです。

連続撮影時間

連続撮影時間も確認しておきたいところです。機種によっては、連続撮影時間に制限を設けているものもあります。動画撮影をメインに使ったり、リアルタイムで配信したりする場合には、撮影時間内におさまる連続撮影時間かどうかも確認しておいてください。

360度カメラ・全方位カメラを設置する場所や注意点

ここからは、360度カメラや全方位カメラを設置すべき場所や、設置する際の注意点について説明していきます。

オフィス

オフィスに360度カメラ・全方位カメラを設置する会社も増えています。用途としては、オフィスの空間や社員の様子などを撮影し、採用PRとして会社の魅力を伝えたり、防犯対策として、受付やロビーに設置したりしています。

オフィスに360度カメラ・全方位カメラを設置する際には、以下に注意しましょう。

  • 従業員に設置目的を説明し、理解を得ておく
  • セキュリティ、プライバシーに配慮する

駐車場

駐車場に360度カメラ・全方位カメラを設置すれば、盗難や車上荒らしなどの防犯対策に有効です。注意すべきはカメラの設置場所。駐車場は死角になる部分が多いので、入り口と全体が見える場所に設置すると安心です。また、屋外の駐車場の場合は、耐久性にすぐれた防水・防塵機能付きのものを選びましょう。

コンビニ

コンビニでは、万引き防止や防犯、どんな客がなにを、どのような動線で商品を購入するのかなどの分析に、360度カメラ・全方位カメラは役立ちます。

ただし、店内では棚が高く、死角になる場所もあるため、複数台のカメラが必要な場合もあります。お店の外なら、360度カメラ・全方位カメラが大いに活躍するでしょう。

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360度カメラ・全方位カメラには、さまざまな機能のものがあります。メーカーによって異なるので、設置場所、設置シーンに最適なカメラを選ぶことが肝心です。

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