「Ceiling(天井)」に「IN(埋め込む)」の意味と
知的ネットワーク接続を可能にする製品の意味をもたせています。
「i」は「Intelligent」、「LIN」は「Link」
もっと豊かな空間を創出する、
「天井」を活用した革新的な
ネットワーク構築。
加速度的に進化する
天井ネットワーク機器の
核となる「CiLIN」。
無線アクセスポイントやネットワークカメラ、各種センサなど、天井に取り付ける端末が増える中、更に働きやすい空間を実現するために開発しました。天井に設置することで機器の移設や増設などにフレキシブルに対応でき、空間利用の可能性を広げます。
天井埋込型スイッチングハブ「CiLIN」の特徴
天井でつながる
より創造的・効率的に
未来の活動空間をサポート
コストを削減
電気工事不要、
中継スイッチ設置工事不要
多彩な天井空間
スペースに余裕のある
天井裏を有効活用する設計
優れた施工性
設置・取り外しが簡単
メンテナンス性も重視
様々な場所に設置可能。
レイアウト変更の多いオフィスや、ショッピングモールなどではこれまで天井に電源工事や中継用スイッチの設置工事が発生し、コストや手間がかかっていました。本製品はPoE++対応の給電スイッチから受電するため、AC電源不要で設置が容易です。
※掲載の写真はイメージです。
「CiLIN」の具体的使い方を
紹介しております。
こんな方におすすめ
どんな課題を解決できるのか知りたい
具体的な使い方を知りたい
CiLIN給電電力を知りたい
商品の詳細を知りたい
『既設の電子カルテ用ネットワークに無線アクセスポイントを複数台追加してネットワークを拡張したい』
課題1.治療室の為、施工にあわせて医療機器の移動ができない
課題2.作業可能日が1日のみに限定されている
課題3.天井点検口が少なく、増設の度に、既設照明器具を外しての配線をしている
ポイント1.既存ケーブルを活かして増設
→医療機器が移動できない中、CiLINを設置することで、新たな縦配線を引かずに、既存ケーブルを活かした増設ができたポイント2.天井下からの簡単施工で作業工数の削減
→作業可能日が1日と限定されている中、簡単な施工性で新たな点検口の設置や天井裏の電源工事がなく、作業工数を削減ポイント3.今後のレイアウト変更や増設にも対応できる拡張性
→レイアウト変更や増設を見越して、CiLINを設置する事で、天井裏で作業完結ができるように構成GA-ML4TWPoE++
製品詳細ページへ
機能性と美しさを備えた
先進の天井埋込型
PoEスイッチングハブ「CiLIN」。
加速的に進化するネットワークで、新たなスペースを有効活用した仕組みが誕生。これまでの配線問題を一新する「天井」を使ったスイッチングハブを開発しました。
5ポート給電
各ポート最大30Wまで給電可能
装置全体最大48W給電
AC電源不要
PoE++スイッチからの受電
開口寸法φ150㎜
天井スピーカーやダウンライト
と同サイズ
ファンレス
静粛なオフィスへの設置可能
埃による故障を軽減
動作環境温度50℃
過酷な設置環境にも対応
オートリブート機能
PoE機器のフリーズを検知して
自動で復旧
1Gbps対応
10/100/1000T×6ポート
(受電ポート1ポート含む)
天井埋込型PoEスイッチングハブ「CiLIN」の仕様
品名 | CiLIN-5PoE+PD |
---|---|
品番 | PN250552N |
インターフェイス | ツイストペアポート 1~6 RJ45 コネクタ ※適合ケーブル:ツイストペア・ケーブル Cat5e/Cat6 伝送速度:10/100/1000Mbps全/半二重 |
受電機能 |
ポート6:IEEE802.3bt/at/af対応給電機器からのPoE受電 Data Link Layer Classification(LLDP) に対応 |
給電機能 | ポート 1~5:IEEE802.3at/atの給電機能をサポート 最大給電量48W(Basicモード/Class8接続時) |
消費電力 | 定常時最大 74W(非給電時 7W)、最小 5.8W |
動作環境 | 温度 0~50°C 湿度 20 ~ 80%RH(結露なきこと) |
保管環境 | 温度 -20~70°C 湿度 10~90%RH(結露なきこと) |
外形寸法 | 本体:H142mm×123mm(突起部は除く) 取付枠:H52mm×巾168mm(突起部は除く) 推奨天井開口穴:Φ150mm 推奨天井厚み:5~25mmまで |
質量(重量) | 本体:780g 天井取付用ブラケット:300g |
適合規制 | 一般財団法人 VCCI 協会 クラスA 情報技術装置 |
耐性 | 静電気放電(ESD) :IEC61000-4-2 (10kV) 放射電磁妨害:IEC61000-4-3 Level2 電気的ファストトランジェントバースト:IEC61000-4-4 Level3 電気的サージ:IEC61000-4-5 Level3 耐伝導ノイズ性:IEC61000-4-6 Level2 電源周波数イミュニティ:IEC61000-4-8 Level4 瞬停/電圧変動:IEC61000-4-11 |
スイッチ管理機能 | TELNET、Web画面による遠隔操作 ZEQUO Assist Plus、PPSに対応 |
ソフトウェア仕様 | ループ検知・遮断機能、ポートグルーピング VLAN(タグVLAN、ポートベースVLAN)、 IEEE802.3ad リンクアグリゲーション、ポートモニタリング PoEオートリブート、IGMPスヌーピング |
短期間の
システム構築・設置により
施工コストを削減します。
本製品はPoE++対応の給電スイッチから受電しますので、AC電源不要で設置が容易です。天井に本製品を設置することで天井までの配線を大幅に削減することができ、施工・部材のトータルコスト削減することができます。メンテナンスも下からの作業で安全かつ容易に行うことができます。
施工工程
設置説明動画
天井埋込型PoEスイッチングハブ「CiLIN」の誕生秘話
ネットワークが社会的に当たり前になっている現代において、次のステップとして、「オフィスで働く人のために」何かできないのか?同時に「天井裏」を有効活用できるのでは?というアイデアが生まれました。天井裏にスイッチングハブがあったら、通信や電力などの周辺機器への環境整備の可能性が広がるのでは?そんなきっかけで話が進み始めました。
形状は「丸」一択でした。施工しやすいように、ダウンライト規格の開口寸法φ150mmに合わせ、切り口から出るゴミの落下を防ぐために天井取付用ブラケットと製品本体を別にしました。本体を取り出すときに、ケーブルが絡まる可能性があるため「ケーブルホルダー」もつけました。
落下防止機構などは、すべて「天井の上」にするように設計しており、フェイスプレートなど景観を邪魔しないデザインを実現、異常が発生した時にだけ、LEDが点滅してフェイスプレートから見える仕組みになっています。
脚立で作業になるので安全面を考慮して、本体を抜く際ロックが片手でできるという点にもこだわり、指を置くためにへこませた形状にしています。
天井取付用ブラケットは、石膏ボードを2枚重ねている天井もありますので、石膏ボードにLANケーブルが当たらないように高さを調整しました。挟み込みネジを採用していて、天井下からドライバーでネジを回すと金具が下り、金具と天井が水平になって、石膏ボードを挟み込み固定をします。
また製品本体の高さを抑えることが非常に大変でした。そのために、内部にも高温対応の高級な部材を採用し、熱シミュレーションによる部品の位置検討、ヒートシンク熱の発散方法の検討など、あらゆる手を尽くして動作環境温度50℃を達成しています。さらに、ほこりが一切入らない、隙間のない設計になっているのもポイントです。
今後オフィスでは、空気で広がる「音」「光」「香り」「電波」に関係した端末が登場したり、病院におけるバイタルセンサーのような端末も増えていくかもしれません。すべてがネットワークで繋がるとき、その一つ一つを集約、そして動かす動力の役割を担うのが天井PoEになってくると思います。CiLINがきっかけでアイデアが広がり、さらに新しいオフィス、そしてより働きやすいオフィスが実現できたらいいですね。