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最新事業トピックス 「日本編」

空気は「濾す」から「洗う」へ。
常識を覆す商品はいかにして生まれたか。

〜空間除菌脱臭機「ジアイーノ」プロジェクト〜

2018年に創業100周年を迎えたパナソニックグループ。この年の株主総会でパナソニック エコシステムズの「ジアイーノ」が100周年記念商品のひとつとして、世界中の株主のみなさまに向けて紹介されました。日本を代表するグローバルメーカーの“顔”となる製品はいかにして生まれたのか。その軌跡を追いました。

<(1)取り組みの概要>

空気清浄機の概念を変える「次亜塩素酸」

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成熟しつつある空気清浄機の国内マーケット。次なる一手として白羽の矢が立てられたのが、当社独自の次亜塩素酸による空間除菌・脱臭技術でした。フィルターで「空気の汚れを濾し取る」方法から「空気を洗う」方法への大転換。従来の空気清浄機にはない強力な除菌・脱臭能力が強みですが、ネックは製品の構造上どうしても一般的な空気清浄機より高価になってしまう点と、定期的に給排水や塩タブレット投入が必要な点。そのため、これまでは病院や介護施設、保育園など、業務用向け商品にとどまっていました。しかし、その圧倒的な性能に「家庭用はないの?」という声が届くようになったのです。より本格的な性能を求める消費者が増えている――そう確信した私たちは、家庭用ジアイーノの開発を決意しました。2015年のことです。

<(2)営業企画>

性能重視のコアターゲットに響く広報とは?

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加来あゆみ/IAQBU 営業部 家電営業課 課長

はじめに取り組んだのは「一般的な空気清浄機よりも高価=一般家庭に受け入れられるのか」という課題。検討を重ねた結果、「菌・ウイルス・ニオイに対して、より切実な不安・不満を持つ人」に商品の価値を伝えることができれば、そのハードルを越えられるのではないかという結論に達しました。マーケティングのプロジェクトメンバーはその課題をクリアするべく、コアターゲットを定めた上でプロモーションするプランを策定。従来の空気清浄機との違いを明確に打ち出そうと試みました。そのうちのひとつが4種類のテレビCMです。介護施設編、動物病院編、受験生編、幼稚園編を展開し、それぞれについてのメリットを業務用ジアイーノで得られた事例をもとに具体的に訴求。そのほかにもリリース前に次亜塩素酸の認知向上のための新聞広告や雑誌記事を展開するなど、発売前のプレマーケティングにも力を入れました。

<(3)商品開発>

使用時の手間を、どこまで減らせるか。

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上内 茂/IAQBU 事業企画部 商品企画課 主幹

もうひとつの課題が使用時の手間の簡略化。業務用ジアイーノは高性能を維持するために毎日排水作業をする必要があり、この頻度をどれだけ減らすことができるのかが問われていました。もちろん、性能そのものを落とさないようにしなければジアイーノは存在価値を失ってしまいます。商品企画と技術が、試作と評価を繰り返しました。そして開発されたのが「保護エレメント」と呼ばれるフィルター状のパーツです。空気中の汚れを筐体内に入れないことで、次亜塩素酸の劣化を食い止める効果があります。「これなら週一回の排水作業でも高い効果を発揮できる」とゴーサインが出されたのです。そして2017年9月、ついに家庭用ジアイーノは発売。会社史上最大のプロモーションの効果もあって、販売後の一ヶ月は想定の2倍の販売台数を記録しました。

<(4)開拓者の挑戦>

入社2年目の大抜擢。「本当に私でいいの!?」

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向井 理香子 2017年入社

IAQBU 営業部 家電営業課

入社2年目の私がジアイーノの営業担当になるって聞いたときは耳を疑いました。自分でいいの?って。しかしその一方で燃えている私もいました。大学時代タイに海外ボランティアに行った際、その空気環境の悪さに驚き「なんとかしたい!」と思ってこの会社を志望した私にとっては願ったり叶ったりの商品でしたから。画期的な商品とはつまり、馴染みのない商品です。そのため発売から約1年が経った現在も、全国のパナソニックのご販売店さんを訪問しながら、その認知を広めるための活動を行っています。「魅力をうまく伝えることができない」と、もどかしい思いをする日もあります。でも、実際に使っていただいているエンドユーザーさんのお宅を訪問した際に「すごいね」という喜びの声を聞くと、疲れも吹き飛びますね。

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