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プロローグ 湧き出す謎

予告
プロローグ湧き出す謎 ナビゲーター 安藤アン真樹
ナビゲータープロフィール
プロローグ 1章 2章 3章 4章
水と僕の関係  
ここ数年、水がブームだ。
爆発的な人気を博しているというよりも、徐々ながら確実に、
水は我々の日常生活の中で、注目と関心を集めてきている気がする。
 
一度、スーパーマーケットやコンビニを覗いてみれば、
国内外を問わず、様々なブランドのペットボトルが陳列されているし、
中には海洋深層水や源泉水なんてモノのもあったりして……。
通販などでも紹介されている美味しい水を飲むための浄水器や、
タンク容器や袋詰めの宅配システムなども好評のようだ。
 
よくよく考えてみれば、
自分が飲む水にこだわるということは至極当然なことだと思う。
人間のカラダの約60〜70%は水分なのだから、
イイ水を飲むということは、
すなわちイイ身体を形成することに他ならない。
 
それに「清らかな水に触れることは、精神を穏やかにしてくれる。
それは水が発するオーラが人間の心を癒してくれるからだ」と、
以前取材したことがある屋久島のガイドさんが教えてくれた。
あっ、少し遅れたけど、
今回ナビゲーターを務めさせていただく僕アンの紹介を簡単にしよう。
僕の職業はライター&カメラマン。
旅行や釣り、ログハウスといった
フィールドワークの仕事をメインで扱っている。
昨年は屋久島・奄美のガイドブックを
一冊リリースさせていただいた。
 
仕事柄、国内外のイロイロな場所に赴かねばならないので、
行く先々で風光明媚な景勝地を観賞したり、
名物料理を食べ歩いたりする機会も多い。
(それが仕事ということも多々あるんだけど)。
 
その際、訪れた地域の名水を飲めるのも僕の密かな楽しみだ。
美味しい水が飲めると聞けば、タンク容器や空ペットボトル片手に、
湧き出る水を汲み取り、
ゴクゴク(ときにはチビチビと)咽を潤している。
 
僕は水の専門家ではないので、詳しいことはわからないけれど、
同じ国内でも場所によって微妙にその味や喉ごしが異なる。
その辺が名水巡りの面白いところであり、
そんな大地の恵みを生みだした
自然の奥深さを実感するひとときでもある。
ちなみにこれまで飲んだ中で、特に「ウマイ!」と思ったのは、
国内では屋久島、海外ではスイスのモントレー近郊のお水。
そんなわけで水に関する想いや好奇心は
そこそこ強いと自分では思っている。
ちなみに僕が日頃、お茶を入れたり、料理に加える水は、
水道水をポット型の浄化器に入れてろ過したモノを使用している。
でも浄化器はフィルターを交換するのがつい面倒になったりして、
実際には水道水を沸かして使ったりするケースも多い。
 
一方、飲料水に関してはペットボトルを購入している。
特に僕のような東京在住者にとって、
“飲料水=買って飲む水”なのはもはや当然のこと。
とてもじゃないが水道の蛇口から出てきた
カルキ臭漂う水を直接飲む気にはならない。
 
かつて友達のオススメで、水の宅配システムを試したこともあるが、
注文から到着までのタイムロスが煩わしくなって、
あまり長続きしなかった。
だから水質の良い地域の方々が本当に羨ましいのだ。
 
個人的にペットボトルに関しては国内ブランドよりも、
マグネシウムやカルシウムといったミネラル分が豊富に含まれている
海外ブランドの硬水(ヨーロッパ産が多い)が好み。
 
そんな自称(あくまで自称)水フリークの僕が、
今回のナビゲーターを務めさせていただくわけだが、
そこに至る経緯も水の持つ不思議な力を感じずにはいられないものだった。
水の魔力?  
あれはまだ梅雨空の広がる6月某日、
新宿の高層ビル街から少し離れたところにオープンした
水のアンテナショップに立ち寄ったときのことだ。
 
店内には日本をはじめ、フランス、イタリア、カナダ、アメリカと
世界各国のペットボトルが所狭しと陳列されており、
その一角では大型の機械から抽出される
“アルカリイオン水”なるものが試飲できるようになっていた。
 
実を言えば僕がこの水の名前を聞くのはそのときが初めてではない。
以前、「奇跡の水〜アルカリイオン水〜」というような
謳い文句のテレビ番組を観た記憶があるし、
いつだかはアルカリイオンと銘打ったペットボトルを購入したことがある。
 
にもかかわらず、僕の中でそれほど気にならなかったのは、
心の中で「自然水ではないから」と位置づけていたからかもしれないし、
なんとなく身近な存在として認識することができなかったからかもしれない。
 
そんなことをふと考えながら、抽出されたイオン水を飲んでみた。
「ゴクゴク」
うん、滑らかな咽ごしで飲みやすい。
 
でも……、なんだか腑に落ちないのだ。
水の魔力?
“アルカリイオン水”
「酸性でなくアルカリというのだから、なんとなくカラダによさそう」
「イオン水ということは、科学の力で水に何か施したのか?」
そう、僕が今までこの水をそれほど意識していなかった最大の理由が
その名称が実に曖昧で、正体がはっきりとわからなかったからだ。
 
実際はどのような水で、何故この世に存在しているのか?
 

アルカリイオン水

どうして“アルカリ”で、しかも“イオン水”なのか?
現にこの店でも水の出る機械の傍らに
「カラダにやさしい」「お茶にもピッタリなど」
と明記されていたが、どの辺がやさしいのか、
何ゆえお茶にピッタリなのかは、
まったく触れられていない。
 
「イオン水か。飲み口はいいけど、やっぱりよくわからない水。
これならミネラル豊富なペットボトルの方がいいかな」
それが僕の正直な感想だった。
 
ややモヤモヤ気分を残しつつ、店を後にする僕アン。
そのとき、ポケットに入れていた携帯電話の着信音が鳴り響いた。
 

「ねぇ、アンちゃん!
今度、アルカリイオン整水器の
レポートがあるんだけどお願いできる?
水にある程度関心がある人を先方は希望しているから、
適任かと思って…… 」
 
これ作り話ではなくホントの話。
「真実は小説よりも奇なり」といわれるが、
この場合もそれに近いものがある。
単なる出来過ぎた偶然か、
あるいは水の摩訶不思議なパワーに導かれてしまったのか。
ともかく僕にとってはまさにドンピシャの魅力的なオファーだ。
「もちろん、やりますよっ!」
迷わずふたつ返事で引き受けた。
 
「ついにアルカリイオン水の謎が解けるかもしれない!!」
僕は思わずニンマリとしてしまった。
謎また謎
謎また謎

アン's memo pHについて
そうとなれば早速、アルカリイオン整水器のリサーチ開始だ。
新宿周辺の量販店に足を運び、
パンフレット片手に製品を観察してみた。
 
「おいおい、こいつは……」
 
はっきりいってこの整水器なるものを
(言葉は悪いが)僕は少し舐めていたのかもしれない。
単にその整水器からアルカリ性とされるイオン水なるものが、
抽出されるぐらいにしか思っていなかった。

ところが驚くべきことに整水器の本体にはアイコンで
コップやごはん、野菜などのマークが記されており、

それぞれpH8.5、pH9、pH10といった具合に
ペーハー値が刻まれている。
つまりその用途によってアルカリの強度を調整できるらしいのだ。
 
さらによく見ると、ボタンの中には
“弱酸性水”なるものが含まれているではないか。
女性の方はよくご存じのように、お肌にやさしいこの水は、
洗顔の際に使用すべしなどと書かれている。
 
アルカリ整水器なのに弱酸性水も出てくる? 
ムムム……これは一体? 
僕はますますその構造に疑問と興味を持つようになった。

リサーチの結果、アルカリイオン整水器は僕にとって、
「とても便利な魔法箱のような」
「やっぱり謎の多い」
「それでいてなんだか凄そうな製品」だった。
 
でももっと凄いのはこれを作った人達かもしれない。
水のpHを用途に応じて使い分けるなんて、
かなり水に精通してないとできないことだよ、これは!
 
嬉しいことに今回のレポートでは、
彼等、つまり整水器の開発チームの面々に
話を聞けるチャンスがあるというではないか。
 
アルカリイオン水とは何ゾや?
何ゆえ誕生したものなのか?
どのように整水されるのか?
pH値の違いによってどんな効果が?
どうして弱酸性水が出るの?
 
彼等に聞けばこれまで僕の頭の中をかけめぐっていた
数多くの“?”が解明されるに違いない。
長年、謎に包まれていたこの水を究明する絶好のチャンスだ。
なんだかとてもワクワクしてきた。
 
松下電器の担当者によれば、
どうやら整水器の工場は福岡・久留米市近郊にあるとのこと。
ならば行こうではないか、久留米へ! 
(それに久留米といえば、
 九州ラーメンの発祥の地でもあったような……?)
そんな魅惑的な地名の響きにも後押しされ、
僕は羽田空港から飛行機で福岡へと向かった。
 
もちろんこれから体感する、
アルカリイオン水によるビッグ・サプライズの連続など
この時点では僕はまったく知る由もなかった。


 
 

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予告ムービー

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