仕事を突き詰めていく先輩たちのリアルな現場へ。

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施工管理

PROFESSIONAL
STORY

02

数百人の現場管理は、
一人ひとりとの
関係づくりから。

技術本部
環境ソリューション技術ユニット

岡本 泰樹

Taiki Okamoto

出身地:兵庫県
出身学科:生態環境科学科
入社:2008年

所属や役職は、2020年12月時点のものです。

ひとつの整備不良が大きな事故に
つながってしまう現場に、600日。

私が携わっているのは、名神高速道路にある天王山トンネル内設備の改修工事。建設後、何十年も経っている換気・排ガス処理設備などの修理および部品交換を行う現場で、各設備の作業状況を把握し、工期通りに作業が完了するよう適宜ディレクションする役割を担っています。工期はおよそ600日。のべ約130人が関わる大規模修繕工事です。
これぐらい大規模な現場を統括するとなると、話し合いによるコミュニケーションが非常に大切です。現場には、経験豊かな職人さんたちが何人もおり、ときに彼らの判断と私の作業計画とに認識のズレがあることも。きっちりと工事の進め方を確認しておかないと、“今日の作業に必要な工具が足りない”などトラブルのもとです。何百人が働く現場では、些細なトラブルが致命的なミスにつながってしまう恐れもあるため、私は計画書の作成段階から職人さんたちと頻繁に相談し、できあがった書面についても、直接顔を合わせて、こまめに内容を共有しながら、誤解なく確実に工事を進められるようにしています。

工事の先頭に立つことでわかった
「共に働いている」という感覚。

綿密にコミュニケーションをとる目的は、双方の誤解をなくし、作業を計画通りに進めることだけではありません。工事というのは、どれだけ入念に準備をしていても、新たな作業が必要になったり、計画を変更したりしなければならないときが必ず出てくるものです。そのとき職人さんに、負担のかかる追加作業を急遽依頼したり、スケジュールを組み替えてもらったりと柔軟に動いてもらうためには、日頃の信頼関係が絶対に必要なのです。
かく言う私も、初めから職人さんと十分にコミュニケーションをとれていたわけではなく、入社3年目に、ひとつの現場を丸ごと受け持ったのが転機に。それまでは先輩のフォロー役として、任された業務だけに集中していればよかったのが、自分が先頭に立って現場工事を指揮するとなると、日・週・月単位のスケジュール調整や、職人さんとの作業分担、お客様との進捗共有など、これまで担当したことがない幅広い業務が求められました。

次の作業では何が起こりうるか。その次は何が必要になるのか。想定しておかなければ、その場その場で的確にディレクションできません。毎日毎日、知らない専門用語が飛び交う中、必死に勉強しながら、無我夢中で駆け抜けた半年ほどの現場でしたが、そこで何度も職人さんたちに助けられるうちに、「指示する人」と「作業する人」ではなく、共に現場をつくる仲間としての感覚が強まっていきました。現場づくりとは関係者たちとの関係づくりなのだと気づいた、大きなきっかけです。
このときの経験は、現場が変わっても必ず活きるもの。当社のメイン事業である「環境浄化」の領域では、技術の進化や法律の変更によって、次々に新しい製品が登場し、そのたびに求められる知識やスキルも変わりますが、現場の人同士で信頼関係を築き、一緒になって工事を進めるという根っこの部分は同じだからです。現場の新しい知識を学び取る姿勢はもちろん必要ですが、私自身は何より職人さんたちとのコミュニケーションを大切に、円滑に工事が進められ、現場の全員が気持ちよく働ける環境づくりに努めていかなければと思っています。

ある1日のスケジュール

  • 08:00

    現場到着

  • 08:30

    現場朝礼・ミーティング

  • 08:45

    現場巡回(品質・安全チェック)

  • 10:00

    管理書類作成・工程打合せ準備

  • 11:30

    関係者工程会議

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    現場巡回(品質・安全チェック)

  • 14:30

    施工書類作成

  • 16:00

    協力会社翌日打合せ・準備

  • 16:30

    現場片付け確認

  • 17:00

    現場退出

私のリラックス法

休日に子どもと
海釣り

乗り合い船に乗って、ルアーフィッシングをするのが活力の元!冬でも厚着をして、大きな魚を狙いに出かけます。子どもには、街なかに住んでいると体験できない自然とのふれあいを楽しんでほしいですね。

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