04

PROJECT STORY

PROJECT STORY #04
北米事業の更なる拡大

プロジェクト責任者

パナソニックエコシステムズ
ノースアメリカ / Oさん

2025年の達成に向けた、北米事業の更なる拡大。

いま、北米事業の更なる発展に向けたプロジェクトが進行中です。具体的には、売り上げを2025年に2倍にするというミッションです。経理責任者である私は、このミッションを実現するため、経営者の補佐役として数字面だけでなく、事業環境や内部環境を客観的に見定め、計画立案から中期計画達成のサポートをしています。
社長や経営陣とともに、全くゼロの状態から2025年までのシナリオを作成したのが2020年のことです。その後、1年ごとにステップアップできるように、細かい調整をしながら全事業あげて取り組んでいます。
このミッションのポイントは、思い描いた数字を達成させるため、開発から製造、販売までの流れをいかに早く、効率よく循環させること。そこで各事業の責任者と定期的なミーティングを実施し、現状把握・分析と課題の共有、経理的数字の確認などを行っています。
中国とともに北米事業は、空質環境事業における最先端市場として位置づけられています。全社的に注目されているだけに、今回のミッション達成は重要だと考えています。

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課題は人種が違う人たちを、どう同じベクトルに向けるのか。

北米事業では、開発から製造、販売まで一手に担っています。それぞれ事業特性が違う中で、いかに同じベクトルに向けるかが課題といえます。そこで数字という客観的な根拠に基づいて、各方面に説明し、納得していただく必要があります。
しかし、経理的な側面から数字だけ見せても、心は動くものではありません。なぜなら相手は、人だからです。しかも販売拠点はアメリカで、製造拠点はメキシコです。人種や文化、考え方も違う人たちと接することになります。
そこで聞き入れてもらえるよう、相手を理解し、信頼づくりにつなげる努力が必要になります。オンラインや電話だけでなく、必要に応じて対面で話すこともしています。また、ふだんの言動にも注意しながら、自分の考えを周りに伝えることも重要です。コミュニケーションにおける苦労が多々ありますが、そのぶんやりがいもあります。

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フェイス・トゥ・フェイスで相手を理解し、
よりよい方向へアプローチするスキルが大切。

先にお伝えした通り、人と人とのつながりが重要になります。これは単に英語が話せるだけでは、さまざまな課題をクリアしていくことは難しいでしょう。そこで私が大事にしているのが、フェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。
例えばメキシコなら、週に2回は現地へと出向いています。本社機能がある販売会社へは、必要に応じて6時間をかけて飛行機で行くこともしています。人と会い、こまめに直近の課題を解決していく。その積み重ねにより、信頼関係を築くことができ、次へのステップにつなげられると信じています。
相手の立場になって話を聞き、理解する。さらに言葉の裏にある本質を考え、見えない部分まで推察し、よりよい方向へアプローチする。日本でも心がけてきたことですが、海外では必須スキルだと痛感しています。おかげでとても鍛えられ、自身の成長につながったと思います。今日まで経理という立場で会社を影で支えつつ、経営陣との常に課題や方向性を確認しながら共に歩んできました。その結果、直近2年は、計画どおりに達成しました。みんなが同じベクトルに向かっている証拠だと思っています。

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ミッション達成に向け、必要なのは新しい領域へのチャレンジ!

2025年に向けたミッションを実現するには、今までやってきたことの延長では到達できないでしょう。これからは既存ラインで1を2にするのではなく、0(ゼロ)から1にするアクションが求められます。新商品の開発、新しい販売チャネルの開拓など、新しい領域へチャレンジしなければなりません。
やるべきことは多彩にある中、次への種まきをしているところです。もちろん、そこには経営に関わる数字が大きく関わってきますので、今後も変わらぬスタンスでサポートしていくつもりです。きっと個人的にも経験したことのない数字を扱い、シミュレーションしていく必要も出てくるはず。大変かもしれませんが、その先には楽しみが待っていると信じています。
会社全体の財務管理に関わっていますが、実は入社したとき経理としてのキャリアは全くありませんでした。会計士の資格はもっているものの、未経験にも関わらず中途採用です。それも30歳を過ぎてからの転職であり、それまで異業種で働いていました。
入社して約4年で北米へ赴任し、現在のプロジェクトに関わっています。つくづく当社は懐の深い会社だと思いますし、感謝をしています。学歴や資格、キャリアなどに関係なく、その人の能力を見て受け入れてくれる、そんな社風がベースにあるのではないでしょうか。今回のようなチャンスをいただいた限りは、もっと事業に大きく貢献していきたいと思っています。

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