02

PROJECT STORY

PROJECT STORY #02
住宅向け熱交換気ユニット開発

プロジェクト
製造担当

Sさん

プロジェクト
営業担当

Tさん

プロジェクト
技術担当

Hさん

開発・製造・販売が一体となって、
新しい住宅向け熱交換気ユニット開発へ。

Tさん

今回のプロジェクトでは、住宅会社向けに新しい熱交換気ユニットを開発しました。この住宅向けの熱交換ユニットとは、室内の湿度調整をしながら空気環境をよりよくするものです。

Hさん

今回のプロジェクトには、いろんな意味で「新しいこと」がたくさんありましたよね。

Tさん

はい。開発した熱交換気ユニットそのものが、新しい構造だったことです。それもこれまで当社にはない仕組みでしたから。あとは、開発・製造・販売が一体となって推進を加速できた点もプロジェクトしてよかったことですね。

Hさん

お客様のお悩みを、どう商品で解決するか。これが私たちの役目ですが、今回は「こんな快適空間になるといいね」という漠然としたテーマから始まっています。しかも、全く新しい商品だったので、開発から製造、物流まですべて構築する必要がありました。会社としても新しい挑戦で、これまでにないソリューションの進め方でしたね。

Tさん

数年前からコンセプト検討のための活動が始まり、コンセプト提案を繰り返し、おおよその方向性が決まったのがそれから3年後。プロジェクトとして社内の関連部署に協力を仰ぎながら、試作品で何度も検証を実施しながら仕様を固めていきました。その後、販売できたのはそれから2年後のことです。

Hさん

振り返ってみたとき、各職能の誰が欠けても成功しなかったプロジェクトでした。

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これまでない新商品の開発。
すべてにおいて試行錯誤の連続だった。

Hさん

お客様が望む性能をどう実現するか。技術部門としては、試行錯誤の連続でした。試作品をつくるけれど、思った成果が得られないこともある。さらに次から次へと課題が増えていく…。でも、次に進まないといけない状態で、どう解決するか大変でした。

Tさん

営業である私にとって一番大変だったのが、具体的な商品化をスタートさせるときでした。社内の事業責任者にゴーサインをいただく必要があるうえ、あらゆる部署の協力が必要でしたので。どうしても商品化したい。でも、本当に商品化できるのか。とても不安でしたが、「みんなでやるぞ!」ということなりプロジェクトが進むことになりました。

Sさん

製造担当としてお話をいただいたとき、「できるのだろうか」と思いましたね。これまでにない商品であり、部品も多く製造泣かせでしたから。製造担当として、より早く、よりいいモノ、安くつくりたい。しかし、いざと取り組んだものの、思うようにいかない。やっと軌道にのってきたときには想定外の新型コロナウイルスの影響がありました。

Tさん

確かに、そうでした。でも、みんなで取り組んでいたので、各部署との連携がしやすいのが不幸中の幸いでした。課題が出たときには、みんなで知恵を絞るなどして、協力して解決していきましたから。

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全体をどう組み立てるか。
それがプロジェクトとしての課題。

Hさん

個々の課題はありましたが、プロジェクトとしての課題は「全体をどう組み立てるか」でした。全く新しい商品なので商品企画や仕様を詰めても、量産化できなきゃ意味がない。商品開発から物流まで全体を見通して、起こりうる課題を先まわりして解決する必要があります。だから、全職能がいっしょに取り組まなければ、前に進めない案件でした。

Tさん

まさに、その通りです。既存の仕様変更などであれば何かと予測がつきますが、今回は仕組みすべてを新しく構築していかないといけなかったですから。そこで職能に関係なく、みんなで課題を共有したので、プロジェクトが大きく推進したのは間違いありませんね。

Sさん

製造である私は、営業さんなど他部署の方と接することがあまりなくて。でも、今回のプロジェクトに加わったことで、「営業や技術のため、製造の立場からできることは何か」という発想になりました。こうしたことも、誰もが「顧客視点のモノづくり」という目線があったから。みんな同じ気持ちになれたと思いますね。

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連携しながら挑戦する。
このプロジェクトから得たモノは大きい。

Tさん

このプロジェクトに参画したのは、入社して2年目のことです。開発から製造、お客様の手もとまで届くまで一連の流れが学べたことは、とても貴重な体験でした。そして、若手でも任せてくれる、困ったときには助けて下さる先輩方やプロジェクトメンバーがいることを強く実感しました。私にとって、すべてが挑戦であり、成長につながっています。

Hさん

成長という点では、私も同じです。技術担当として、ここまで難易度が高い案件は初めてでしたし、新しい技術を学べる機会になりましたから。そして、何も恐れずに取り組めるマインドが育まれたことも大きいです。改めて挑戦することを評価してくれる社風の良さを感じています。この体験とマインドは、次の世代にも伝えていきたいですね。

Sさん

私にとっても、同じ目標に向けて部署の枠を超えていっしょに取り組めたことは貴重な体験でした。一台一台に心込めてつくった商品で、お客様に喜んでいただくこと。その積み重ねた日々は、つねに充実していました。モノづくりは楽しい、と改めて実感できる仕事でした。

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いい事例となって社内に展開できれば、
どんどん会社がいい方向へいける。

Tさん

開発・製造・販売が一体となって推進できたこと自体がこのプロジェクトが成功した理由だと思います。プロジェクト以降も相談や連携がしやすくなり、困ったときにはサポートしていただける関係づくりができました。プロジェクトとしては、大きな役割を終えています。しかし、今回がいい事例となって、他の商品で同じような展開をしていきたいと考えています。

Hさん

お客様や社会に貢献するには、つねに新しい商品を生み出し続ける必要があります。まさにプロジェクトは、そのための推進力となったのは間違いないです。営業さんが言われた通り、こうしたプロジェクトが社内に展開できれば、どんどん会社がいい方向へいけるのではないでしょうか。

Sさん

プロジェクトとしていったん区切りはついたものの、モノづくりは今後も続きます。お客様に喜んでいただける商品をつくるため、つねに成長していかなければと思っています。そのためにもここで得た経験や考えた方を活かしつつ、他部署とのコミュニケーションを図りながら、モノづくりに取り組んでいきたいですね。

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