まるで建物全体が呼吸するように空気が流れるー 換気技術で空間をコントロール

現代の住宅や施設は高気密化が進み、空気がこもりやすい。快適な室内空気環境を保つには換気が不可欠ですが、従来の換気では冷暖房のエネルギーが外に逃げてしまい、快適性と省エネの両立が難しくなっています。

「換気」と聞いて、ただ空気を入れ替えるだけと思っていませんか？実は、空気の流れを「設計」することで、空間の質そのものが変わるのです。快適性、健康、そして省エネー 空気を整えることは、暮らしの質を整えることでもあります。
パナソニックは、空気の動きと質をコントロールすることで、空間そのものの快適性を高める技術を磨いてきました。住宅はもちろん、商業施設や地下空間、さらにはトンネルのような特殊環境までー 空間に最適な「空気」を届けることがパナソニックの使命です。

パナソニックは長年にわたり、IAQ（室内空気質）の向上に真摯に取り組んできました。空気の清浄度や温湿度、CO₂濃度など、目に見えない要素を見える化し、より快適な空間づくりを支えています。たとえば、一般的な換気扇では外気をそのまま取り入れるため、室内の温度や湿度に大きな影響を与えてしまいます。しかし、パナソニックの熱交換気システムなら、外気の熱・湿度を調整しながら取り込むことで、寒さや暑さを軽減し、空調負荷を抑え、冷暖房コストの削減にも貢献します。
さらに、空気の「質」にもこだわり、外気を取り込む際にはフィルターで不要・有害な物質を抑制。深呼吸したくなるような、澄みきった空気を室内に届け続けます。
まるで建物全体が呼吸しているかのように、空気が流れる。パナソニックは、目に見えない空気を「快適な体験」へと変える技術で、空間づくりの可能性を広げています。空気を知り尽くしたパナソニックだからこそ、設計者・施工者の皆様に、安心して選んでいただける換気ソリューションをお届けできるのです。

パナソニックが換気扇の製造を開始したのは1928年（当時は排気扇という名称）。以来約100年にわたり、住宅から商業施設、産業設備まで、あらゆる空間に向けた換気ソリューションを提供してきました。2018年には、グローバル生産累計2億台を達成（※）。これは単なる数字ではなく、世界中の空気環境を変えてきた実績の証です。パナソニックは、空気の流れを設計し、空間の質を高めることに情熱を注いできました。
「風を極めて空気質を変える」ー 創業者のDNAが息づく技術力が、今も進化を続けています。
※1958年からの累計生産台数

パナソニック換気扇１号機（1958年製公団住宅用換気扇）

現代の住宅や施設は高気密化が進み、空気がこもりやすくなっています。快適な室内空気環境を保つには換気が不可欠ですが、従来の換気では冷暖房のエネルギーが外に逃げてしまい、快適性と省エネの両立が難しいという課題がありました。
そこで注目されているのが、パナソニックの熱交換気システム「気調システム®」です。このシステムは、排気と外気の熱・湿度を交換することで、冷暖房された室温を保ちながら新鮮な空気を取り込むことが可能。空気の入れ替えと室温の維持をおこなうことで、快適性と省エネを同時に実現します。
さらに、パナソニックではスマートウェルネス換気®という発想のもと、温度・湿度・CO₂濃度などの空気環境を把握し、健康的な室内空気環境を維持するシステムも導入が進んでいます。空気の質は、私たちの集中力や睡眠環境に影響する重要な要素。パナソニックの熱交換気技術は、快適性・省エネを一体で設計できる空気インフラでもあるのです。

パナソニックの換気技術は、住宅だけでなく、商業ビル、地下施設、工場、トンネルなどの大規模空間にも対応しています。たとえば、道路トンネル向けの「ジェットファン」は、排ガスを排出しながら新鮮な空気を流入させ、ドライバーの視界と快適性を守る重要なインフラです。
こうした大規模施設における空気の流体設計やファンの選定には、専門的な知見が不可欠。パナソニックでは、案件ごとに個別設計を行い、最適な風環境を構築しています。見えない空気を設計することこそ、パナソニックの技術力の真価です。

見えない空気を、見える技術で整える。パナソニックの換気技術は、快適性・省エネを同時に叶える空気設計です。住宅でも、施設でも、空気のことならパナソニック。
これからの空間づくりに欠かせない、空気を知り尽くしたパートナーとして、選ばれる理由があります。

※本記事は2025年7月現在の情報です。