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見聞きする娯楽の組み写真の用語解説

相撲(すもう)

円形の土俵の中で2人が押し合い、突き合い、組み合って力や技を競う個人競技。
明治末期ごろから日本の国技として独自の発展を遂げ職業化してきた。
最高位は“横綱”で、取り組みに先立って、独自の土俵入りが行われる。

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日本の代表的な古典芸能の一つ。
平安時代の奉納神事の芸能である猿楽(さるがく)が、武家貴族の保護のもとに発展し、室町時代(15世紀)に観阿弥(かんあみ)、世阿弥(ぜあみ)親子により、独特の形に完成されたもの。
ほとんど舞台装置のない専用舞台上で、能面を付けた立方(たちかた)が、謡(うたい)と囃子(はやし)に合わせて舞う独自の様式をもった歌舞劇。
主人公である“シテ”と、シテを助け、その相手役をつとめる“ワキ”、シテの連れになる“ツレ”などの役者が登場する。
現在、観世(かんぜ)、宝生(ほうしょう)、金春(こんぱる)、金剛(こんごう)、喜多(きた)の五流が代表的である。

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文楽

義太夫節という浄瑠璃(じょうるり)に合わせて操る人形芝居。
近松門佐衛門、竹本義太夫の出現以後、独自の劇形式に完成された。
18世紀、素人浄瑠璃語り植村文楽軒が、初めて大阪で上演し人気を博してから、その操り人形座の名称を取って、人形浄瑠璃芝居を文楽と呼ぶようになった。
首(かしら)、胴、足と手から作られた1個の人形を3人がかりで操り、劇の進行は大夫と三味線弾きによって行われる。
1963年から、財団法人文楽協会により公演、保存されている。
数回の海外遠征公演も大好評であった。

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歌舞伎(かぶき)

出雲大社の巫女(みこ)の阿国(おくに)が京都で広めた念仏踊りから阿国歌舞伎が生まれた。
それが江戸時代の初めに興隆し、町人を成立基盤として独自の発達を遂げた日本の演劇。
若衆(わかしゅ)歌舞伎を経て野郎歌舞伎となるころから演劇として成熟し、元禄(げんろく)歌舞伎において頂点を極めた。
史実、伝説および社会事象を、俳優が、主として江戸時代およびそれ以前の人物に扮(ふん)し、音楽、舞台装置の補助によって演じる技芸で、舞踊の要素も含んでいる。
現在もなお、俳優の人気に依存して大劇場で定期的に興業が持たれている。
女性の俳優はおらず、男性が女装して女形(おやま)を演じるところに特色がある。

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さる回し

さるに芸を仕込んで、太鼓の音に合わせて踊らせる見せ物。
馬にさるを見せると厄病を除くという中国の習慣が伝えられ、鎌倉時代(12世紀)から始まり、お正月に縁起をかついで門付けをして歩いたが、最近ではほとんど見られない。

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のど自慢

素人が歌謡、声帯模写などを披露し、優劣を競う催し。
1946年1月19日から毎週NHKのラジオ実況中継番組<のど自慢素人音楽会>として始まり、以後テレビ時代に入り、民放でもこれに類する番組が登場した。
NHKでは特に歌曲、民謡、ポピュラー、歌謡曲の4部門に分けて全国各ブロックの予選を勝ち抜いた代表者を、毎年3月、一堂に集めて日本一を決めていた。
司会者のパーソナリティと、その地方独特の素朴なローカリティに妙味がある。

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紅白歌合戦

NHKが、毎年12月31日夜、ラジオ、テレビで実況中継する大晦日(おおみそか)最大の人気番組。
司会者、歌手とも紅(女)白(男)に分かれて競う歌謡ショー。第1回は、1951年1月30日に年始番組として放送し、1953年第4回から、年末番組となって、テレビ中継されるようになった。
近年の視聴率は、約80%。年末行事の一つとして、一般家庭の生活に深く溶け込んでいる。

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※本ページの内容は、タイム・カプセルEXPO'70記録書(1975年3月発行)を引用して掲載しています。社名や組織名など現在とは異なる場合がありますのでご了承ください。


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