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新しい特殊工業材料の用語解説

ウイスカ結晶

ウイスカは“猫ひげ”とも呼ばれ、細く長い繊維状の単結晶。強度は通常の材料の10〜100倍で、繊維強化複合材料の本命として、大きな期待を集めている。
ウイスカは結晶中に欠陥を含まないため、理論強度を持っており、プラスチック、金属およびセラミック中に複合されることによって、マトリックスを強化する。
この特徴を応用して、宇宙産業、航空機産業、海洋開発産業などに実用化が図られている。

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ボラゾン

Cubic boron nitride(窒化ボロン立方晶)。研究室で非常な高圧と高温のもとに発見された非常に小さな黒い結晶で、商業ベースに乗るまでに完成されたもの。
工業用の研摩材として硬質工具鋼の精密仕上げ研摩に使用される。
硬さは酸化アルミニウムの2.5倍でダイヤモンドに次ぐものである。
ダイヤモンドは約870°Cで燃焼するが、ボラゾンは1,370°Cを越すため、耐熱性にすぐれ、高速の乾式研摩を可能にした。

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※本ページの内容は、タイム・カプセルEXPO'70記録書(1975年3月発行)を引用して掲載しています。社名や組織名など現在とは異なる場合がありますのでご了承ください。


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