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蚊およびハエの用語解説

双翅目(そうしもく)のカ科に属するこん虫。日本には3族約50種が分布している。
大多数の種類では、メスは吸血しなければ、卵が成熟できない。多くの蚊は温血動物を吸血する。オスは生涯吸血をせず、メスより短命である。
下水溜(たま)りや池、水溜りなどに発生する赤かっ色の蚊で、夜間に活動し、好んで鶏を吸血するほかフィラリアの媒介をするので有名な〈アカイエカ〉、特に西日本に多く主として水田から発生し、アカイエカより小形の赤かっ色の蚊で、夜間に活動し、牛、豚などを好んで吸血するほか、人間を刺し、日本脳炎を媒介する〈コガタアカイエカ〉、主として水田から発生し、羽に特有のはん文をもつ大形の蚊で、特に牛、馬を好んで吸血するほか、マラリアを媒介する〈シマハマダラカ〉の日本各地に分布する代表的な3種を、プラスチックモールドした。

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ハエ

双翅目(そうしもく)の環縫亜目。有額線類に属するもの、およびこれに類似の形態をもつこん虫の総称。種類も多く、生態もさまざまで、日本に産するものだけでも数百種を越す。
ごみため、堆肥(たいひ)、牛糞(ふん)、馬糞、鶏糞などから発生し、日本各地の家屋内 に、四季を通じてみられる種類で、消化器系伝染病の機械的な伝ぱをする〈イエバエ〉、ごみためや動物の死体などから発生し、日本全土に普通にみられるキンバエの一種で、草木の葉の上に多く生息し、消化器系伝染病の機械的伝ぱ者の〈ヒロズキンバエ〉の2種を、プラスチックモールドした。

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※本ページの内容は、タイム・カプセルEXPO'70記録書(1975年3月発行)を引用して掲載しています。社名や組織名など現在とは異なる場合がありますのでご了承ください。


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