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オンプレとは?クラウドとの違いやメリット・デメリットを徹底解説

更新日:2026/05/22
オンプレとは?クラウドとの違いやメリット・デメリットを徹底解説
オンプレ(オンプレミス)は、自社内にサーバやネットワーク機器、ソフトウェアを設置し、システムを構築・運用する形態のことを言います。企業のIT基盤として長年活用されてきた形態ですが、近年はクラウドの普及により、オンプレとクラウドのどちらを選ぶべきか迷うケースも増えているようです。本記事では、オンプレの基本的な仕組みやクラウドとの違い、それぞれのメリット・デメリットなどについて解説します。
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オンプレとは

オンプレとは「オンプレミス(on-premises)」の略で、自社内にサーバやネットワーク機器、ソフトウェアを設置し、システムを構築・運用する形態を指します。従来から、企業や官公庁などで広く採用されてきた形態であり、IT資産を自社で保有・管理する点が最大の特徴です。現在はクラウドが普及していますが、依然として基幹システムや機密性の高い業務システムなどではオンプレが利用されるケースも多くあります。

クラウドとは

クラウドとは

クラウドとは、インターネット経由でサーバやストレージ、ソフトウェアなどのITサービスを利用する仕組みです。自社で機器を保有・管理することなく、必要なぶんだけ外部サービスとして柔軟に利用できるのが特徴です。クラウドは、インターネット環境があれば場所を問わずアクセスできるため、テレワークや拠点間連携にも適しています。近年は業務システムやデータ管理、コミュニケーションツールなど幅広い用途でクラウドが利用されるケースが増えています。

オンプレとクラウドの違い

オンプレとクラウドの違いは、ITインフラを「自社で保有・運用するか」「外部サービスとして利用するか」にあります。上述のとおり、オンプレはサーバやソフトウェアを自社内に設置し、構築から運用・保守まで自社で対応する形態です。一方、クラウドは外部の事業者が提供する環境をインターネット経由で利用するため、自社で設備を持つ必要がありません。この違いにより、コストや運用負担、導入スピードなどで大きな差が生まれます。

オンプレのメリット

オンプレのメリット

オンプレは、自社でシステムを保有・運用する形態であり、クラウドにはない強みがあります。特に、業務要件に合わせた柔軟な設計やセキュリティ面を重視する企業に適しており、重要なシステムの基盤として現在も広く採用されています。

カスタマイズ性が高い

オンプレは、自社でサーバやソフトウェアを構築・管理する形態であり、システムの自由度が高いのがメリットです。自社の業務フローや独自の要件に合わせて細かくカスタマイズできるため、既存システムとの連携や特殊な仕様にも柔軟に対応できます。また、アップデートのタイミングや機能追加も自社主導で行えるため、業務に最適化されたシステム運用が可能です。その結果、競争力のある独自のシステムを構築できるのは、オンプレの大きなメリットだと言えるでしょう。

セキュリティを確保しやすい

オンプレは、自社内の閉じたネットワーク環境でシステムを運用するため、外部からの不正アクセスに比較的強いというメリットがあります。アクセス制御や認証方式なども自社のポリシーに沿って設計できるため、機密情報を扱う業務でも高度な安全性を確保できます。データの保存場所や管理体制を自社で完全に把握できるのもオンプレの利点であり、金融・製造・官公庁など、厳格なセキュリティが求められる現場でも広く採用されています。

オンプレのデメリット

オンプレは柔軟なカスタマイズ性や高度なセキュリティ性を確保できる一方で、導入・運用にかかる負担が大きいのがデメリットです。特に、初期費用が高いことや運用・保守を自社で行わなければならないことがネックになるケースは少なくありません。

初期費用が高い

オンプレを選択する場合、サーバやネットワーク機器、ソフトウェアを自社で調達・構築する必要があるため、初期費用が高額になります。また、将来の利用拡大を見越して設備を用意する必要があり、結果として過剰投資となるケースも少なくありません。さらに、システム更新時には機器の再調達や再構築が必要になります。こうした理由から、中小企業やスモールスタートを検討している企業にとっては、必ずしも最適な選択肢とは言えません。

運用・保守の負担が大きい

オンプレを選択する場合、システムの構築だけでなく、運用・保守まで自社で対応する必要があります。障害対応やセキュリティ対策、ソフトウェアのアップデートなどを継続的に行う必要があるため、専門知識を持つ人材が不可欠です。トラブル発生時も自社で原因特定から復旧まで対応しなければならず、業務負担が増大します。こうした運用・保守の負担からIT部門のリソースが圧迫され、本来注力すべき業務に影響を及ぼす可能性もあります。

オンプレ・クラウドのメリット・デメリット比較

オンプレ クラウド
初期費用 高額になりやすい 低コストでの初期導入が可能
運用負担 負担が大きい 負担が少ない
カスタマイズ性 自由度が高く、業務に合わせた設計が可能 サービスの範囲内での利用となり、制限がある
セキュリティ 高度な統制が可能 事業者に依存する
導入スピード 構築に時間がかかる すぐに利用開始できる
拡張性 機器追加が必要で柔軟性に欠ける 迅速に拡張できる
アクセス性 社内ネットワークを中心に利用するケースが多い インターネット経由でどこからでも利用可能

まとめ

オンプレは、優れたカスタマイズ性とセキュリティを確保できる一方で、コスト負担や運用負担といった課題もあります。一方、クラウドは利便性や拡張性に優れ、初期費用を抑えて導入できるのが魅力です。重要なのは、両者の特性を正しく理解したうえで、自社の業務内容やセキュリティ要件、運用体制に応じて最適な形態を選択することです。なお、近年ではオンプレとクラウドを組み合わせた運用も有効な選択肢となっています。