AIRRECT リリースノート 第1版 2022/10/31 Version 12.0.1 ◆対象機種 ・AIRRECT Cloud (PN91000) ・AIRRECT AP-6810 (PN91568) ・AIRRECT AP-6410 (PN91564) ◆機能追加/仕様変更 ・アクセスポイントが接続しているスイッチングハブのモニター機能を追加。 ・スペクトル分析機能を追加。 ・ACS/DCSレポート機能を追加(チャンネル変更時の変更要因を表示できるように改善)。 ・DHCPフィンガープリントによるOSアクセス制御機能を追加。 ・アクセスポイントエクスプローラー機能を追加。 ・アクセスポイント詳細ページにチャンネルマップを追加。 ・VxLAN over IPSecの機能追加。 ・レポート機能に「アクセスポイントの詳細」、「アプリケーションエクスペリエンスレポート」の追加。 ・アプリケーション監視機能がIPv6に対応。 ・クライアントの詳細画面に、再試行率とRSSIのベースライングラフを追加。 ・無線クライアントの根本原因分析機能として、DHCP/AAA/DNSの遅延状況の分析を追加。 ・LLDPによるIEEE802.3bt電力ネゴシエーションの機能追加 (IEEE802.3bt LLDP TLV対応)。 ・AIRRECT AP-6810(PN91568)のPoEポート2が給電ネゴシエーション対応(PoEポート2だけでも給電・アクティベートが可能となる)。 ・モニターのアクセスポイント一覧画面に[手動でタグ付け]列を追加。 ・WIPSの管理対象デバイス一覧画面に[手動で分類]列を追加。 ・モニターのアクセスポイントリストに、最終更新日時として、日付だけでなく時刻も表示するように改善。 ・CLIを対話形式からコマンド形式にする仕様変更。 ・IEEE802.11rの設定を[セキュリティ]タブから[RF最適化]タブに変更する仕様変更。 ・2.4GHz帯のチャネル14を無効にする仕様変更。 ◆修正箇所 ・VoIPテスト(多機能無線クライアント接続テストの一部)で、テスト対象のSSIDでダイナミックVLANが有効になっている場合、テストが失敗する問題を修正。 ・アンテナゲインが変更されたとき、まれにデバイスのEIRPが設定値通りにならない場合がある問題を修正。 ・SSHでCLIに接続した状態でファームウェアのアップグレード中に、SSHセッションが切断されるとアップグレードが失敗する問題を修正。 ・AIRRECT Cloudからアクセスポイントへのアップグレードパケットがドロップしたときにアップグレードが再試行されず、アクセスポイントが非アクティブのままになる問題を修正。 ・クライアントの近接ビューがセンサーのみのモードで動作し、別の場所でタグ付けされているアクセスポイントが含まれない場合がある問題を修正。 ・NDモードで動作時、AIRRECT CloudからVLANカスタマイズができない問題を修正。 ・特定のクライアントのパケットキャプチャの実行時にエラーパケットを検出する際、高干渉または距離が離れているクライアントでパケットが表示されないことがある問題を修正。 ・セカンダリトンネルの有効化/無効化の設定変更により、設定されたトンネルエンドポイントへのパスMTUを検出できなくなる問題を修正。 ・アクセスポイントの有線トレースのフィルタオプションが正常に動作しない問題を修正。 ・まれにOWEセキュリティモードでのクライアント接続障害が発生することがある問題を修正。 ・クライアントのIPアドレス変更時にクライアントが認証され、セッションがタイムアウトになっていない場合でもキャプティブポータルページにリダイレクトされる問題を修正。 ・デバイス名に特定の特殊文字(バッククォート、ドル記号、シングルクォート)を使用した場合、アクセスポイントが再起動する問題を修正。 ・[可視性分析をサードパーティサーバーにプッシュする]が有効かつ、[可視性分析の形式]をJSONに設定時、[送信間隔]が高く設定されているとアップロードが失敗することがある問題を修正。 ・アクセスポイントがサードパーティの分析データをアップロード時に数秒から5分程度遅延することがある問題を修正。 ・サードパーティの分析機能で一定期間数秒の差分を持つファイルをアップロードすることがある問題を修正。 ・キャプティブポータル経由で接続したクライアントがアクセスポイントに再接続するときにRADIUSアカウンティングが再起動しない問題を修正。 ・プロファイル設定変更時、一部のプロファイルでキャプティブポータルのリダイレクトが機能しないことがある問題を修正。 ・キャプティブポータル[メールアカウント設定]の[差出人の名前]に2バイト文字(日本語文字)を入力すると正常に動作しない問題を修正。 ・WPA3で間違ったPSKで接続しようとした場合、ルートコーズ機能で表示されないことがある問題を修正。 ・DHCPリース同期が隣接アクセスポイント間で正しく行われず、クライアントが別のアクセスポイントに接続するときに異なるIPアドレスが割り当てられる問題を修正。 ・リンクアグリゲーション有効時、LLDPパケット内の送信元アドレスをローカライズされたMACアドレスで送信している問題を修正。 ・クライアント接続テストでZendeskアプリケーションを利用すると接続テストに失敗する問題を修正。 ・AIRRECT Cloudでクライアント接続テストプロファイルを追加すると、SSIDの選択時に自動入力されたパスフレーズが削除される問題を修正。 ・クライアントのローミング時、まれにライブクライアントデバッグログに誤ったアクセスポイント名が含まれる場合がある問題を修正。 ・クライアントモニターでWindows 11クライアントがWindows 10として表示される問題を修正。 ・PMF有効時にiOSバージョン14.7.1および14.6を搭載したiPhoneがアクセスポイントに接続できない問題を修正。 ・IEEE802.11rクライアントがローミングしている場合、アクセスポイントはライブクライアントデバッグで複数のノード認証ログを送信できない問題を修正。 ・アクセスポイントに80を超えるVLANを設定時、LLDPパケットの送信でエラーが発生することがある問題を修正。 ・優先度フラグを「固定」に設定時、ダウンストリームQOSオプションが機能しない問題を修正。 ・SSIDが無効時、アクセスポイントのイベントログに自動TPCイベントが表示されることがある問題を修正。 ・クライアント分離が有効かつクライアントがダイナミックVLANリストからVLANに割り当てられている時、クライアントデータトラフィックがブロックされる問題を修正。 ・特定の操作を実施した際に、APIの設定ポリシーの保存が内部サーバーエラーで失敗する問題を修正。 ・Webブラウザー経由で行われたZoomおよびMS-Teamsのアプリデータが生成されない問題を修正。 ・QUICプロトコルを利用したYoutubeアプリケーション用のアプリデータが生成されない問題を修正。 ・アプリケーションエクスペリエンス機能で、ベースラインが低いクライアントのアプリケーション情報が表示されない問題を修正。 ・[ダッシュボード] > [アプリケーション]で特定のクライアントの詳細ページへ移行した場合、利用しているアプリケーション一覧が正しく表示されない問題を修正。 ・クライアントの詳細ページ内の [アプリケーション エクスペリエンス] ウィジェットの [セッション数] 列に、会議アプリケーションのカウントが常に1として表示される問題を修正。 ・[ダッシュボード] > [アプリケーション]の [アプリケーション エクスペリエンス別のクライアント]に、現在選択されている場所に関係なく、同じデータが表示される問題を修正。 ・新規アクセスポイントが最新ではないファームウェアに自動アップグレードをすると、設定がアクセスポイントに反映されない問題を修正。 ・RADIUSユーザーがAIRRECT Cloudからログアウトすると、RADIUS Accounting-StopメッセージがRADIUS サーバーに送信されない問題を修正。 ・レポート機能で大量のレポートが同時に削除されると、AIRRECT Cloudが30分程度応答しなくなる問題を修正。 ・AIRRECT Cloudでオンデマンドレポートの日時計算が正しくない問題を修正。 ・AIRRECT Cloudのクライアント接続ログ ウィジェットに水平スクロールバーが表示されない問題を修正。 ・Operator権限を持つAIRRECT CloudのユーザーがRF ヒートマップにアクセスできない問題を修正。 ・[モニター] > [WiFi] > [アクティブな SSID] グリッドの [認証] 列の値が、オープン SSID ではない場合でも常に「--」と表示される問題を修正。 ・WLC統合機能でインポートされた アクセスポイントが[デバイス プロパティ]右側のパネルのアクセスポイントの詳細ページから開くことができない問題を修正。 ・AIRRECT Cloudで無線通信設定(5GHz)をIEEE802.11ax からIEEE802.11acに変更しても、モニターでIEEE802.11ax のリンク速度マップが表示される問題を修正。 ・WIPS機能において、特定の条件でアドホック クライアント接続の防止に時間がかかる、または効果がないことがある問題を修正。 ・NATかつ、タグなしVLAN を設定したSSIDにおいて、非ルートメッシュアクセスポイントを設定した場合、接続されたクライアントがネットワークにアクセスできない問題を修正。 ・NATクライアントにIPアドレスを割り当てることができない場合のログが記録されない問題を修正。 ・隔離されたクライアントが、同じアクセスポイントの同じ帯域に接続するクライアントと通信ができる問題を修正。 ・アクセスポイントがAIRRECT Cloudに再接続された後もオフライン モードで開始された防止セッションが動作する問題を修正。 ・"クライアントが次の条件でローミングした場合、クライアント認証が失敗する問題を修正。 1. クライアントでPMKキャッシュが無効であるが、ローミング中にクライアントがPMKキャッシュを使用している。 2. クライアントが、ローミング先のアクセスポイントでノード認証に成功後、EAPOL STARTを送信する"。 ・アクセスポイントをリンクアグリゲーション構成で利用時、一方のリンク障害時に機能制限モードで接続される場合がある問題を修正。 ◆既知の問題 ・DHCP遅延時間をDHCP DiscoverとDHCP Ackの時間差ではなく、DHCP RequestとDHCP Ackの時間差に基づいて計算されている問題。 ・IPv4とIPv6のDHCPが有効な一部のクライアントにいおいて、IPv6のVLANしか存在しない場合、DHCPが失敗する問題。 ・アクセスポイントのパケットキャプチャで、「すべてのBSSID」を選択してキャプチャを行うと、設定されていない無線パケットもキャプチャを実行してしまう問題。 ・LLDP機能が無効のスイッチに接続時、アクセスポイントが誤ったスイッチ情報をモニター画面で表示することがある問題。 ・新しいクライアントがキャプティブポータル経由でRADIUS MAC認証を正常に完了しても、AIRRECT Cloud上で認証失敗と表示されることがある問題。 ・まれにモニター画面のアクセスポイントリストで、一部のVLANで誤ったサブネットマスクが表示される問題。(アクセスポイント内のアプリケーションを再起動することで回避可能) ・クライアント接続テストで実動作より低いスループット値が表示される場合がある問題。 ・RADIUSサーバーのFQDNの長さが200文字を超える場合、名前解決に失敗する問題。 ・動的チャネル変更(ACS)によってチャネルの変更後、1時間以内は、ACSの選択間隔で設定した時間となっても動作しない問題。(次の選択間隔では、ACSが正常に動作する) ・80+80 MHz動作モードでセカンダリ 80 MHzに高い干渉波があるとDCSが有効時でもデバイスはチャネルを変更しない問題。 ・RADIUS認証を使用したキャプティブポータルにおいて、ロールプロファイル設定によってVLANが割り当てられたとき、このVLANがSSIDで設定されているVLANと異なるときにクライアントが切断される問題。 ・クライアントイベントログにDHCP サーバーによって割り当てられたIPアドレスであることが表示されない問題。 ・クライアントが関連付けられている SSIDがオフになっている場合、現在のパフォーマンス データ間隔に対応するクライアントアプリケーションの可視性データが失われる問題。 ・クライアント接続試験で一部のテストが失敗すると、試験に成功している結果が表示されないことがある問題。 ・特定のチャネルで開始されたパケットキャプチャ実行時、高レートのパケットの一部をキャプチャできない可能性がある問題。 ・LAN2ポート経由でスイッチに接続されたアクセスポイントが、スイッチのアクセスポイントリストに表示されない問題。 ・レーダー検出によるチャネル変更のイベントが、その前の定期的なACS(自動チャネル選択)のイベントを表示してしまう問題。 ・WAN遅延がIPv6 クライアントのAIRRECT Cloudのモニターに表示されない問題。 ・セカンダリ80 MHzでレーダーを検出時、アクセスポイントはプライマリ80 MHzを変更し、同じセカンダリ80 MHzを維持することがある問題。 ・メッシュ機能でルートアクセスポイントから非ルートアクセスポイントにローミングが正常にできない場合がある問題。 ・月の最終日(UTC)にスケジュールされた月次定期レポートが、正しい日に配信されない問題。 ・同じ名前のアクセスポイントが複数存在する場合、RCAレポートで単一のアクセスポイントとして扱われる問題。 ・AIRRECT Cloud画面で無効化された アイコンの場合、ブロックカーソルが一部の場所で表示されない問題。 ・IPv6のみのVLANにも関わらず、アクセスポイントのモニターでリンクローカルIPv4アドレスが表示される問題。 ・クライアントイベントログにおいて、RADIUSサーバー変更のイベント時、RADIUSサーバのアドレスをFQDNで設定していたとしても、IPアドレスで記録されてしまう問題。 ・レポート機能において、数万件のクライアントが1か月程度の期間で生成されると、クライアント接続およびクライアントアプリケーションエクスペリエンスレポートの同時生成が失敗する場合がある問題。 ・アクセスポイントの詳細ページにクライアントの「データをフェッチしています...」が継続的に表示される問題。 ・即時レポートが[レポート データ範囲]セクションは表示されない問題。 ・メッシュトポロジ内の非ルートアクセスポイントと、非ルートアクセスポイントに関連付けられたクライアントがスイッチのアクセスポイント/クライアントリストに表示されない問題。 ・ネットワーク上で発生した大量のARPパケットをアクセスポイントが受信した場合、RAM容量を消費し、RAM容量不足によりデバイスが再起動する場合がある問題。(SSID設定のRF最適化において、プロキシARPを有効にすると回避可能) ・クライアント接続テスト実行後に多機能無線が機能しなくなることがある問題。 ・アクセスポイントがWPA3セキュリティモードのIEEE802.11r Fast Transitionをサポートしてない問題。 ・RADIUS認証中にクライアントがアソシエーションを再開すると、IEEE802.1x認証がタイムアウトするまで、アクセスポイントがクライアントからのEAPOL START および EAP-IdentityResponseメッセージの受信を停止する問題。 ・キャプティブポータルのURLのエンコードが日本語の文字をサポートしていない問題。 ・OWE移行モードのSSIDがシステムによって設定ミスとしてマークされる問題。 ・アクセスポイントがセカンダリインターフェースでのみ動作している場合、アクセスポイントのモニター表記でリンク速度が10Mbpsと正しく表示されない問題。 ・AIRRECT AP-6810(PN91568)において、制限モードで動作時に多目的アンテナが1x1に減少する問題。 ・RADIUSサーバーに対するAccounting Stop Delayタイマーが機能しない問題。 ・モニター画面のクライアント一覧にて、周波数帯2.4GHzでIEEE802.11b、IEEE802.11nで接続しているクライアントの[Wi-Fi規格]が[IEEE802.11ac]と表示される問題。 ・キャプティブポータルの無料のWi-Fi設定の[自己登録のゲストユーザーにパスワードの設定を許可]、[パスワードを忘れた場合のリンクを有効にする]、[ゲストユーザーに期限切れのアカウントのアクティブ化を許可]・のいずれかのオプションを有効にすると認証エラーが発生する問題。 ・キャプティブポータルのメールアカウント設定でSMTP設定が使用できない問題。