2003年4月から2012年12月までに開催した展覧会

「ルオー」「建築・住まい」「生活文化」をテーマに。

パナソニック 汐留ミュージアムは、20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー(1871−1958)の初期から晩年までの油彩画や代表的版画作品などを含む約230点をコレクションしています。
これらの作品を館内「ルオー・ギャラリー」で常設展示するほか、ルオーに関連する企画展も随時開催。
また、パナソニックの事業と関わりの深い「建築・住まい」「工芸・デザイン」をテーマとする企画展も開催し、私たちの暮らしを豊かにする「人と空間」「人と"もの"」との新しい関係を探り、ご提案しています。
本ページでは、汐留ミュージアムが開館した2003年4月から2012年12月までに開催した約10年間の展覧会を年代順、テーマ順でご紹介します。

ソート順
表示テーマ
表示開催年
  • 開館記念展
    ジョルジュ・ルオー 未完の旅路
    Grand Opening Exihibition
    Georges ROUAULT The Unfinished Journey
    2003年4月10日〜6月22日
    開館を記念して、ジョルジュ・ルオーの油絵や版画作品、フランスのジョルジュ・ルオー財団からの特別出品作品など100点を公開し、話題を集めました。
  • 建築と風景の関わり
    西澤文隆 実測図展
    Architecture and Landscape An Exhibition of Survey Drawings by NISHIZAWA Fumitaka
    2003年6月28日〜8月24日
    建築家・西澤文隆の遺した膨大な実測図を展示。庭と建築など、図面とは思えない墨絵のように美しい実測図を紹介しました。
  • 「食・灯・卓」 
    きらめくテーブル・コーディネート展
    Light and Table Coordination
    2003年9月1日〜10月19日
    「四季の灯とシャンパンのある食卓」をテーマに、テーブルコーディネイターと照明デザイナーのコラボレーションを展開。美しいテーブルコーディネイトの世界を紹介しました。
  • 三島叡写真展
    光彩都市 世界の景観照明
    Cities bathed in light
    2003年10月25日〜12月14日
    世界的に名高い建築を撮り続けている写真家・三島叡。当社企業カレンダー「景観照明」の作品の中から、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどの景観照明100点を大画面で紹介しました。
  • 和紙と光のアート展 
    堀木エリ子の世界
    Japanese Washi Paper and Luminous Art
    -World of HORIKI Eriko
    2003年12月20日〜2004年3月14日
    和紙は人と自然が造りだす「水の芸術」。その伝統に挑み、革新的な和紙の造形を追求する堀木エリ子の世界を紹介し、光の変化と共に様々な表情を見せる和紙空間を創り出しました。
  • 開館1周年記念 
    ルオーとイコン 描かれた聖像
    ROUAULT and Icons 〜 Images of the Holy〜
    2004年3月27日〜6月13日
    「イコン」は東方正教会で用いる板絵の聖画像。その絵画的構図やテーマ、深い宗教性にルオー作品との類似点があります。現在に受け継がれる「祈り」の形を探りました。
  • 建築家の流儀 
    中村好文 仕事の周辺
    Kobun Style: architect NAKAMURA Yoshifumi
    2004年6月19日〜8月10日
    建築家・中村好文が仕事で定着した「流儀」を建築設計、旅、家具デザイン、学び方、暮らしの5テーマで紹介。手すりや家具を実際に配置するなど、親しみやすい展覧会になりました。
  • ルオー版画展 
    ユビュ爺の再生/ミセレーレ
    Georges ROUAULT Prints
    Reincarnations du pere Ubu/Miserere
    2004年8月19日〜9月12日
    「ユビュ」とは詩人アルフレッド・ジャリの創作した大悪党の物語。「ユビュ爺の再生」は画商が書いた文章で、ルオーは「ミセレーレ」を同時刊行する条件で、挿絵制作を引き受けました。
  • 小松義夫写真展
    世界のおもしろ住宅
    Living on Earth
    KOMATSU Yoshio Unique house of the world
    2004年9月23日〜11月14日
    当社企業カレンダー「世界のおもしろ住宅」の制作に携わる写真家・小松義夫。木材、泥、草、石で作られた家など、様々な地域の様々な住宅を紹介しました。
  • 煌めきのガラス絵  
    木田安彦の世界
    KIDA Yasuhiko Glass paintings
    2004年11月23日〜2005年1月23日
    日本の祭りや伝統風景を木版画で表現し、グローバルに活躍する画家・木田安彦。当社企業カレンダーに使用した作品を中心に、約100点のガラス絵を展示しました。
  • ルオー版画展 
    流れる星のサーカス/受難/悪の華
    Georges ROUAULT
    Cirque de L'etoile Filante/Passion/Les Fleurs du Mal
    2005年1月29日〜2月27日
    ルオーの作品「流れる星のサーカス」「受難」「悪の華」など、多色刷銅版画を展示。ルオー版画の“ 色彩のハーモニー”を紹介しました。
  • 文化遺産としてのモダニズム建築 
    DOCOMOMO 100選展
    100 Selection of Architectures by DOCOMOMO Japan
    2005年3月12日〜5月8日
    DOCOMOMO Japanが選定した、日本国内のすぐれたモダニズム建築100点を、写真、原図、模型などで紹介しました。
  • ルオーと白樺派
    近代日本のルオー受容
    Georges ROUAULT and Shirakaba Society
    2005年5月21日〜7月10日
    日本国内にジョルジュ・ルオーが受け入れられる素地を作ったのは白樺派を中心とする文化人。ルオーから影響を受けた日本人芸術家たちの作品をルオー作品と共に展示しました。
  • 建築家 清家 清展 
    ≪私の家≫から50年
    SEIKE Kiyoshi -the Architect
    2005年7月23日〜9月25日
    日本住宅の伝統と近代建築を融合させた建築家、清家 清。代表作「私の家」の原寸模型を中心に、数多くの業績を紹介しました。
  • ウィリアム・モリス展 
    モリスのインテリアデザイン
    William MORRIS and Interior Decoration
    2005年10月8日〜12月4日
    19世紀英国を代表する芸術家、思想家のウィリアム・モリス。現存するステンド・グラス作品、壁紙、織物、家具、照明など、モリスが目指した総合的デザイン空間を再現しました。
  • ルオーと音楽 
    ROUAULT and Music
    Les Fleurs du Mal/Souvenirs Intimes
    2005年12月17日〜2006年1月29日
    日常生活の中にいつも音楽があったルオー。銅版画「回想録」を展示し、ルオーの生きた時代背景をたどりながら、作品の中に見られるルオーと音楽との関わりを検証しました。
  • 建築家グンナール・アスプルンド  
    癒しのランドスケープ
    E.G.ASPLUND: Healing Landscape
    2006年2月11日〜4月16日
    スウェーデンを代表する建築家、グンナール・アスプルンド。ユネスコ世界遺産にも登録されている代表作「森の墓地」を中心に、アスプルンドの世界を体感できる展示空間を創り出しました。
  • ルオーとローランサン 
    パリの踊り子たち
    Georges ROUAULT and Marie LAURENCIN
    2006年4月29日〜7月9日
    20世紀初頭から半ば、エコール・ド・パリの時代にパリ出身の画家として活躍したルオーとマリー・ローランサン。その2人の画家のまなざしの違いを紹介しました。
  • 生誕120年 
    富本憲吉のデザイン空間
    TOMIMOTO Kenkichi as Interior Designer
    2006年7月22日〜9月24日
    卓抜した「色絵金銀彩」の技法で、美麗な陶磁器作品を世に送り出した、人間国宝の富本憲吉。理想的生活空間を再現しながら富本芸術を総合的に紹介しました。
  • 重森三玲の庭  
    地上の小宇宙
    The Garden of SHIGEMORI Mirei
    -A ground microcosm
    2006年10月7日〜12月10日
    日本の伝統的な庭園に新しい風を吹き込んだ作庭家・重森三玲。その代表作「東福寺庭園」を中心とした14の庭園を取り上げ、写真パネルや図面(原図)、模型などで紹介しました。
  • ルオー 伝説的風景
    ROUAULT Paysages Legendaires
    2006年12月23日〜2007年1月28日
    多くの風景画を描いたルオーの新収蔵の石版画集「伝説的風景」を初公開。また、ルオーのアトリエに残された作品群の中からも風景画を紹介しました。
  • ジャポニスムのテーブルウエア 
    西洋の食卓を彩った“日本”
    Japonisme and Western Tablewares
    2007年2月9日〜5月6日
    アメリカの実業家・デイヴィー夫妻のコレクションからロイヤルコペンハーゲン、ティファニーなどの「日常生活の中で実際に使われたジャポニスム作品」を紹介しました。
  • ルオーとグロテスク
    Georges ROUAULT Grotesque
    2007年5月26日〜8月19日
    「グロテスク」をキーワードに、ルオーの代表的な油絵や版画作品をテーマ別に展示し、ルオーが追求した真の人間の姿に迫りました。
  • 生誕120年 バーナード・リーチ 
    生活をつくる眼と手
    Bernard LEACH; Art for Life’s Sake
    2007年9月1日〜11月25日
    20世紀のイギリスを代表する陶芸家、バーナード・リーチを、単に陶芸家として語るのではなく、生活との関わりの中で造形を考え制作に励んだ芸術家としてとらえ、陶磁器、エッチング、素描、家具などリーチの作品約130点を紹介しました。
  • あかり/光/アート
    Akari/Light/Art
    2007年12月8日〜2008年2月24日
    奈良県安堵町歴史民俗資料館所蔵の辻本コレクションを中心に、「行灯(あんどん)」やランプなどの古灯火具を展示。あわせて「あかり」や「ひかり」を題材とした美術作品も展示しました。
  • 開館5周年記念
    ルオー没後50年 特別展 ルオーとマティス
    ROUAULT / MATISSE Correspondances
    2008年3月8日〜5月11日
    生涯親友だったジョルジュ・ルオーとアンリ・マティス。新発見された二人の往復書簡には、「素晴らしき芸術への共感」がつづられています。ルオーとマティスの友情と芸術の軌跡を物語る作品約130点を展示しました。
  • アール・ブリュット −交差する魂− 
    ローザンヌ アールブリュット・コレクションと
    日本のアウトサイダー・アート
    Collection de I’Art Brut and Japanese Outsider Art
    2008年5月24日〜7月20日
    アール・ブリュットとは、正規の美術教育を受けていない人が独自の発想で制作した作品 。スイスのアールブリュットと、日本のアウトサイダー・アートの出会いを通して、精神の自由と独創を獲得する人間の力を探りました。
  • 村野藤吾 
    建築とインテリア
    MURANO Togo, The Architecture and Interior Design
    2008年8月2日〜10月26日
    日本の近代建築史に数々の傑作を残した村野藤吾。豊かな装飾と造形を特徴とするインテリア空間に注目しながら自筆のスケッチや図面、写真、模型、家具などを展示し、その思考の軌跡を辿りました。
  • アーツ・アンド・クラフツ展 
    −イギリス・アメリカ−
    Arts and Crafts Movement in UK and USA
    2008年11月8日〜2009年1月18日
    19世紀後半、英国でウィリアム・モリスが主導した「アーツ・アンド・クラフツ運動」。その展開とアメリカでの動きを掘り下げ、運動の国際的な広がりを紹介。織物、壁紙、家具、照明器具などを紹介しました。
  • ルオー収蔵作品展 色の秘密
    Secret de couleur - from ROUAULT collection
    2009年2月7日〜3月22日
    「色彩の魔術師」とも言われるルオー。他に類をみない厚塗りと、明るく、それでいてこの上なく深い色を画布にのせた画家の色と技法へのこだわりを見つめ、絵の具にこめた画家の心の軌跡をたどりました。
  • ウィリアム・メレル・ヴォーリズ  
    恵みの居場所をつくる
    William Merrell VORIES as an Architect
    2009年4月4日〜6月21日
    1905年に来日したウィリアム・メレル・ヴォーリズは、滋賀県近江八幡を拠点とした伝道活動の傍ら、建築家としても活躍。日本近代建築史上、独特の存在感を放っています。その魅力を、図面や写真、映像等で紹介しました。
  • 建築家 坂倉準三展〈モダニズムを住む〉
    SAKAKURA Junzo Architect: Living in Modernism Housing,Furniture and Design
    2009年7月4日〜9月27日
    20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエの弟子であった坂倉準三。和と洋、伝統とモダンの融合といった特徴に注目しながら、その今日的な意義を再検証しました。神奈川県立近代美術館鎌倉と同時期に二部構成で開催しました。
  • タイル・アートの巨匠 
    ウィリアム・ド・モーガン
    The master of art tiles, William DE MORGAN
    2009年10月17日〜12月20日
    ウィリアム・モリスの同志として、陶器装飾の分野で才能を発揮した、ウィリアム・ド・モーガン。エキゾチックな動植物のモチーフやイスラムの文様を、独自に開発したラスター彩で表現した作品などを一堂に公開しました。
  • 木田安彦の世界 
    木版画「西国三十三所」 ガラス絵「日本の名刹」
    Woodcuts & Glass paintings of Japanese famous temples by KIDA Yasuhiko
    2010年1月16日〜3月22日
    木田安彦が木版画の集大成として取り組んだ「西国三十三所」全36点と、日本各地の名刹に材をとったガラス絵の最新シリーズ全30点を、下絵や版木等、制作の過程がうかがえる秘蔵資料を交えて紹介しました。
  • ルオー財団秘蔵  
    ユビュ 知られざるルオーの素顔
    Georges ROUAULT pour Ubu
    2010年4月10日〜6月13日
    フランスの植民地を舞台とする物語『ユビュおやじの再生』の挿絵を描いたルオー。ルオー財団との研究協力により、世界で初めてこの版画集制作のプロセスで生み出された作品や資料を展示し、ルオーの素顔に迫りました。
  • ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新
    Hans COPER Retrospective
    - Innovation in 20th Century Ceramics
    2010年6月26日〜9月5日
    20世紀イギリス陶芸界の巨匠の一人ハンス・コパー。1960年前後の工業デザインと、建築空間へのアプローチ、古代のキクラデス彫刻に刺激を受けたシリーズなど、初期から最晩年に至る創作の全貌を展観しました。
  • バウハウス・テイスト  
    バウハウス・キッチン
    Bauhaus Taste -Bauhaus Kitchen
    2010年9月18日〜12月12日
    近代社会のなかの新しい女性像と、快適な生活のための機能的デザインを紹介。バウハウスのキッチンを世界で初めて原寸大で再現しました。
  • 白井晟一展
    精神と空間
    SHIRAI Seiichi -Anima et Persona
    2011年1月8日〜3月27日
    モダニズム建築全盛の風潮に背を向け、時に哲人あるいは詩人と呼ばれた建築家、白井晟一。建築作品から書、装幀、エッセイを星座のように配列し、白井晟一の世界を紹介しました。
  • ルオーと風景
    −パリ、自然、詩情のヴィジョン−
    Georges ROUAULT Paysages
    2011年4月23日〜7月3日
    ルオーの風景画に着目した本邦初の展覧会。生まれ育ったパリの下町の光景や、旅先で心を寄せた田園・自然の情景など、ルオーが出会ったフランス各地の風景を追い求めながら、ルオーと風景の関係を紹介しました。
  • 理想の暮らしを求めて
    濱田庄司スタイル
    HAMADA Shoji Style
    2011年7月16日〜9月25日
    近代陶芸の第一人者として、また民藝運動の中心人物として広く知られる濱田庄司の、モダニストとしての側面に焦点を当て、工芸と生活の結びつきを再検証しました。
  • ウィーン工房1903-1932 
    ーモダニズムの装飾的精神ー
    Wiener Werkstatte 1903-1932
    2011年10月8日〜12月20日
    生活芸術のあらゆる装飾を一貫したスタイルで統一する「総合芸術」を掲げ、制作から販売までを一手に引き受けた企業、ウィーン工房。約30年間の全活動を、年代を追って作品とともに紹介した、日本で初めての回顧展です。
  • 今 和次郎 採集講義 展
    ー時代のスケッチ。人のコレクション。ー
    KON Wajiro Retrospective
    2012年1月14日〜3月25日
    「考現学」の創始者である今和次郎。人々の暮らしの営みをよく観察し、これからの暮らしのかたちを模索し続けた今和次郎の スケッチ、写真、建築・デザイン図面等を紹介した、初の回顧展です。
  • ジョルジュ・ルオー 名画の謎
    Georges ROUAULT Revealed
    2012年4月7日〜6月24日
    作品の状態点検や修復作業を通して明らかになった、ルオー独自の制作技法を紹介。謎かけ方式を取り、ルオーの名品にまつわるエピソードとミステリーをドラマチックに紹介した収蔵作品展。
  • アール・デコ 光のエレガンス
    ールネ・ラリック、ドームを中心にー
    Elegant Illumination: Art Deco Lights
    2012年7月7日〜9月23日
    ラリックやセーヴルなどによるデザイン性豊かな照明器具を中心に、家具を用いての再現コーナーを交え、アール・デコの芸術的空間演出をご紹介。アール・デコ様式の照明器具に焦点をあてた日本初の展覧会です。
  • ジョルジュ・ルオー I ♥CIRCUS
    Georges ROUAULT Cirque Forain
    2012年10月6日〜12月16日
    ルオーが描いた全作品のうち3分の1を占める「サーカス」に焦点をあてた初めての展覧会。初期から晩年までの絵画や版画を国内外から出品し、ルオーが実際に見たサーカスのポスターやプログラム、映像なども紹介しました。