イベント報告レポ!!

福島遠征&被災地視察

皆様こんにちは!
今回初投稿させて頂きます、ルーキーのりさです☆

梅雨に入り、蒸し暑い日が続いてますね。
雨音に耳を澄ませて、目の前に迫った夏を
待ち遠しく思う今日この頃。
皆様はどのようにお過ごしでしょうか?

私達は、6月13日に福島県郡山市で開催された
『パナソニックデバイス労働組合郡山支部結成30周年記念パーティー』に
参加させていただきました!
翌日は、私とえりの故郷でもある宮城県の東日本大震災の現状を
知るべく、メンバー全員で被災地である南三陸まで視察に行って来ました。

今回は被災地視察の様子をメインに、皆様にレポート致します。

今回が初めての、飛行機に乗っての遠征でした!
目的地は福島県郡山市です!

初めて降り立つ、福島の美しい緑と空気に
メンバー全員が感動しました!

今回は、パナソニックデバイス労働組合 郡山支部様の
結成30周年記念パーティーにご招待いただきました。
イベントも盛り上がり、楽しい時間を過ごすことが出来た上に、
パナソニックの福島工場内で作られた水耕栽培のレタスと、福島銘菓ままどおるを
お土産に頂きました!

この度は、ご招待いただき、本当にありがとうございました!!

2日目は、宮城県に移動し、東日本大震災の被災地を視察に行きました。
訪れたのは、南三陸町です。
高速道路を降りてから、目の前にある景色を見て、私達は愕然としてしまいました。

震災から4年が経った今も、土地は荒れ、人が住めない状態。
津波の悲惨さが今でも手に取るようにわかる景色です。
海沿いにある防災対策庁舎は、ニュースなどでご覧になったこともあるのではないでしょうか?



この建物から津波の避難勧告をしていた女性は、津波に飲み込まれ亡くなってしまいました。
建物の上にあるアンテナに捕まっていた数名しか、助かることが出来なかったそうです。
この建物だけではなく、この辺は沢山の方が震災直後の津波の被害で亡くなられていて、
被害に遭われた方の中には、未だに見つかっていない方もいらっしゃいます。
震災のシンボルとして残る、防災対策庁舎の入り口には、献花台が設けられていて、
この日も、沢山の人が花を手向けにいらっしゃっていました。



横から見ると、階段があり得ない形に変形しています。
鉄骨までもえぐり取り、人の命を一瞬で奪ってしまう津波の脅威を
痛感させられる場所でした。

私とえりは宮城県出身で、家族は震災を体験しています。
私は関西にいたので、実際に震災を経験していないですし、家族も友人も無事でした。
震災の1ヶ月後に、南三陸町より手前の石巻というところまで視察に行ったことはあり、
変わり果てた町並みを目の当たりにした記憶は昨日の事のように覚えています。
今回訪問した海沿いの南三陸町の現状は、
その私の経験と想像を更に上回っているものでした。

テレビではわからないリアルな空気を感じ、震災の被害に遭われた沢山の方々への
祈りを胸に、今、私達が生きていることへの感謝と喜びを実感し、
チアリーダーとして、もっと沢山の人達に笑顔を届けられるようになりたいと、強く思いました。

南三陸町は、山や空き地から土を掘り出し、
海沿いの土地を津波の高さまで底上げする工事が行われています。
完成するまではまだまだ年月がかかるでしょう。
それまでは、常に傷跡を目の当たりにしながら過ごさなければいけない
南三陸町の皆様のことを思うと、やるせない気持ちでいっぱいでした。
しかし、明らかな復興であり、2度と同じ被害が起こらないための希望でもあるのだと思い
この場を後にしました。

次に訪れたのは、南三陸さんさん商店街です。
先程の景色とは打って変わり、復興に向けて、活発になった南三陸町を見る事が出来ました!

南三陸さんさん商店街は、南三陸町志津川地区を拠点に
復興を担う地元の事業者32店舗が軒を連ねる仮設商店街であり、
賑わいを再生する拠点となっています。

震災に合う前の南三陸町は、商店街と観光で賑わっている町でしたが、
津波により壊滅した町には、店舗も商品もありませんでした。
そんな中、商店街の方逹は、町や地元企業の方々や地元の小・中学生、
そして、全国の商店街と連携した「全国ぼうさい朝市ネットワーク」の方達といった
様々な方の協力のもと、震災直後の2011年4月29日・30日に、
第1回福興市を開催させました。
その時に、地元のお客様に励ましの言葉を頂いたのがきっかけで、
2012年2月25日に、この南三陸さんさん商店街がオープンしたそうです。
そして発足当初から現在も、物を売るという行為を通して、
元気と心意気を発信し続けています。
2014年3月3日には、経済産業省による全国の商店街を対象とした
「がんばる商店街30選」に選出・受賞されています。
他にも様々なエピソードが、南三陸には沢山あります。
関西から足を運ぶには遠いと思いますが、是非訪れていただきたいです!

南三陸さんさん商店街を出た私達は、ここからは海沿いを南下し、
女川〜石巻市へ向かいました。
再び胸の締め付けられる光景でした。
途中何キロにもわたり堤防を設ける工事や鉄橋の工事など続き、
津波により横倒しになった建物など、その時の傷跡は今もなお点在する状況でした。
石巻市も被害は凄まじく、信号機にはどこまで浸水したのかを表す表示もあり、
想像するだけでも恐怖心がこみ上げます。

商店街には南三陸町同様に、仮設の商店がありました。
ここでは帰りの時間も迫っていたいた為、ゆっくり視察が出来ませんでしたが、
震災後4年目の街並みを眺めただけで、被害の大きさが伝わりました。

今回行った被災地はほんの一部にすぎませんが、
その場にいるだけで、言葉にならない感情が湧き上がります。
そして復興のために働き続ける地元の方々のパワーの強さは
チアリーダーとして見習わなくてはいけないものでした。

そして離れた場所からでも、復興支援に参加することは出来ます。
募金、チャリティーイベントへの参加や、
今回行くことは出来ませんでしたが、東松島市の小野駅前の応急仮設住宅の
主婦の方々が作る、ソックスモンキーのおのくんという可愛い人形を購入したり、
材料となる靴下の寄付など、様々な形で復興に携わることが出来ます!

私もこの遠征で感じた思いを、しっかりと行動に移していかなければいけないと思ってます。

震災から4年が経っていますが、まだまだ支援が必要です。
離れていると、どうしても忘れてしまいがちだと思いますが、
改めて、震災への備えの見直しや、もちろん復興支援活動への参加など
ひとつでも、皆様の行動に繋げていただければ幸いです。

機会があれば、是非東北へ訪れてみて下さい!

Wrote:Risa

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