根強いブームを巻き起こしている日本漢字能力検定。2019年には約180万人が受験したほどの人気ぶり。受験者の年齢層も子どもからお年寄りまで幅広く、小学校~大学受験や就職に役立つということもあり、若い世代の受験もまだまだ途絶えることはありません。とはいえ、漢字検定の歴史については意外と知られていないのではないでしょうか?はじまりはなんと、脱サラした元営業社員のアイデアだったのです。会社を退職して貸しビルを建てた際、テナントとして入った学習塾で子どもの国語力低下を耳にしたことをきっかけに、日本漢字能力検定協会を設立。そして1975年、第一回目の漢字検定が開催、初回の受験者は670名程だったそう。ちなみに、毎年年末に京都の清水寺で発表される「今年の漢字」の主催を務めるのも同協会です。

参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会