トーマス・エジソンの研究の一つで有名なのは、「霊との交信」。エジソンは、人が亡くなったあとの死後の世界での生命活動に非常に興味があったようです。彼は「人間の魂というエネルギーも宇宙生命体の一つで、肉体が滅びた後も存在し続け、それまでの記憶を保持しながら、次に宿る肉体を探し回る」と言い、この「記憶」のようなものは電子と同じような構造で、時空を超えて集団で動き、これらと交信が可能になると人類や宇宙の過去も記憶を通じて引き出せると発想しました。それは「霊界通信機」と名づけられ、発電所の蒸気タービンを動かす弁をヒントに、人間の脳から出るエネルギーを拡大するという装置で、実験も行っていたとか。残念ながらエジソンは、この試作の機械の完成前にこの世を去ってしまったため、具体的な資料や研究の記録は残っていないそうです。
参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会