冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?

冬至とは、一年中で昼が一番短く、夜が一番長くなる日のことで、冬至を境に日照時間が日に日に長くなるため、太陽が生まれ変わる日である「一陽来復(いちようらいふく)」の日でもあり、この日を境に運が上昇する日とも言われています。そのため、さらに「運」を呼ぶために「ん」のつく食材を食べると縁起が良いとされ、南瓜(かぼちゃ/なんきん)・人参(にんじん)・金柑(きんかん)・銀杏(ぎんなん)などを食べる習慣が生まれたと言われいてます。かぼちゃに含まれるカロチンには抗酸化作用もあり、体の老化を防ぐことも期待できます。「冬至にかぼちゃ」は、緑黄色野菜の少ない冬にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪等への抵抗力をつけようとした先人の知恵だと言えます。

参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会