碁石は白と黒で大きさが違う!?

囲碁の始まりは諸説ありますが、約4000年前の中国が発祥と言われています。碁盤は宇宙、碁石は星の代わりで、天文や暦(カレンダー)、占いに使われ、紀元前770~前221年頃の春秋戦国時代に戦略、政治、人生のシミュレーションゲームとして広まったと言われています。実はこの碁石は白と黒で少しだけ大きさが違います。白石は直径21.9ミリ。黒石は直径22.2ミリと決められており、黒の方が若干大きくなっています。また、厚さについても白石に比べて黒石は約0.6ミリ程大きく作られています。これは目の錯覚により白は膨張色で大きく見えてしまうため、視覚的なバランスと効果を配慮して黒石は若干大きめに調整されているからです。この小さな調整が違和感をなくし囲碁を楽しくするポイントになっています。

参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会