目元の演出として使われているアイシャドウですが、元々の使用目的をご存知でしょうか?起源は紀元前3000年頃(今から5000年程前)の古代エジプト、魔除けや虫除け、眼病予防の目的で使われたのが始まりと言われています。強い日差しやハエによる眼病の伝染を防ぐ目的で役立っていたようで、この風習はギリシャやローマなどに伝わり、19世頃にはお洒落として使われるようになったと言われています。日本では魔除けとして目尻に赤く塗る赤土化粧が始まりでした。現代のようなアイシャドウは明治時代に西欧から入ってきたとされ、気軽に誰でも使えるようになったのは戦後から。おしゃれを楽しむ余裕が出てきた時代になって、大手メーカーで発売され浸透していきました。
参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会