宝石のカラットって?

宝石で使われるカラット(carat)は何を示す単位かご存知でしょうか?大きさの単位として捉えている人も多いのではないでしょうか?実はカラットとは宝石の重さを示す単位で、1カラット=0.2gで計算します。重さが増せば比例して石のサイズも大きくなるため、大きさの単位として捉えられることが多いようです。カラットの語源は諸説ありますが、古代ギリシャ語で「イナゴ豆」を意味する「keration(ケラチオン)」に由来しており、一粒ごとの質量のバラつきが少ないため、宝石の重さを表すのに用いられていました。しかしバラつきが少ないとはいえ、自然物なので世界中で様々な定義のカラットが存在していたことから、1907年のメートル条約の会議で1カラット0.2gに統一されました。当初は他のカラットとの混同を防ぐため「メートル系カラット」と呼ばれていたそうです。また、金の純度を表すカラット(karat)も同じ由来とされています。

参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会