ジーンズはなぜGパン?

ジーンズは英語で「jeans」と書き、ルーツは諸説ありますが、イタリアの「Genova(ジェノバ)」という地方から、アメリカへ渡ったジェノバ人が、履いていたズボンをアメリカ人が「ジェノバ人の」を意味する「ジェノイーズ」と発音したのが始まりと言われています。当時アメリカでは、金鉱採掘のために作業着が必要であったため、丈夫な生地のジーンズが作業着として使われていましたが、1953年の映画「乱暴者」の主演マーロン・ブランドや、1955年の映画「理由なき反抗」でジェームズ・ディーンのジーンズ姿に影響を受け、現在の様にファッションとして履く若者が急増。しかし当時のアメリカでは、ジーンズは風紀を乱すファッションとして、学校やレストランでの着用を禁止する所が多かったようです。また、日本にジーンズが入ってきたのは終戦後。当時は駐留していたアメリカ軍兵士のことを「GI」と呼んでいました。その「GI」が履いていたパンツだから頭文字を取って「Gパン」と日本で呼ばれるようになったと言われています。

参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会