なぜ摂氏が「℃」で華氏が「℉」なのか!?

日本を含むほとんどの国で使われている温度を表す表記は「摂氏温度」です。これは水が氷になる温度と水が沸騰する温度を100分割した温度目盛りのこと。では、なぜ摂氏を「℃」で表すのかご存知ですか?これは、1742年に摂氏温度を発案したスウェーデンの天文学者セルシウス(Celsius)さんの頭文字。また「摂氏」の「摂」はセルシウスを中国音訳した「摂爾修斯」の頭文字から取られています。一方、アメリカなどで使われる温度を表すもう一つの記号「華氏」は、水が氷になる温度から沸騰する温度までを180分割したもので、1724年に華氏温度を考案したドイツの物理学者ファーレンハイト(Fahrenheit)さんの頭文字をとり「℉」と表記します。また「華氏温度」の「華」もファーレンハイトを中国音訳した「華倫海特」の頭文字から取られています。つまりそれぞれの記号や漢字の由来はセルシウスさんとファーレンハイトさんの頭文字ということになります。

※水が氷になる温度は、摂氏は0 度、華氏は32 度となっています。

参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会