昼休みに会社を出たら雨が降っている。近くのコンビニまで走って行くか、歩いて行くか。どちらのほうが濡れにくいと思いますか?アメリカの気象学者トーマス・ピーターソン氏とトレバー・ウォリス氏の研究によると、歩く速さを秒速1.5メートル、走る速さを秒速4メートルとしたところ、小雨では歩くほうが16%多く濡れ、どしゃ降りでは23%多く濡れる計算になりました。さらに、彼らはこの計算結果を実際に確かめます。どしゃ降りの中、ほぼ同じ体格の二人が、同じ服を着て100メートルの距離を一人は走り、一人は歩きました。その結果、走ったほうの服は0.13キロ、歩いたほうの服は0.22キロ重くなり、ほぼ計算通りの雨の吸収量になったそうです。つまり、雨の中では走るほうが濡れにくいということになります。
参考書籍:雑学大全 東京雑学研究会