「親近効果」とは、最後に取得した情報の印象が、のちの判断を大きく左右するという心理効果。印象に残したいことを最初に伝える「初頭効果」とは、真逆の狙いをもつ伝達手段になります。たとえば、複数の同じものを横に並べてもっともよいと思ったものを選んでもらうとします。このとき、多くの人が、実際には違いがないのにも関わらず、最後のものをよかったと判断する傾向にあるのだとか。これと同様に、グループ面接などでは答える順番が後になるほど有利だとされています。また、自己紹介などでは、いい情報を最後に残すことで印象付けに成功しやすくなります。相手に対する印象付けに大きな影響を及ぼす「親近効果」。ぜひ効果的に使用してみてください。
参考書籍:ビジネスに役立つ!心理学