頭の回転を早くするインスタント座禅

やらなきゃいけない仕事があるのに、頭がどうにも働かなくて困った…ということはありませんか?それは脳の「ワーキングメモリ」が溜まっているかもしれません。例えばスマホやパソコンに置き換えると、最初はサクサクと動いていたのに、使うほど段々と動きが遅くなるイメージです。人間の脳には子供の時から現在までの膨大な情報を記憶している「ディスク」の部分と、何かを考えたり作業する「メモリ」の部分があり、これを「ワーキングメモリ」と言います。このワーキングメモリは、考えたり悩んだりし始ると処理が追いつかなくなり、頭が働かない、考えがまとまらないなどの現象が起きるため、溜まっている様々な情報を片付けることが大切です。そこでオススメなのが「インスタント座禅」です。座禅とは言っても、難しく考えず頭の中をリセットさせることが目的で、座っていても、つり革につかまりながらでも構いません。30秒でも良いので、数を数えながら深呼吸をするなど、何も考えないようにし、頭の中から悩みや考え事を一時期的に消す事を意識します。机の上が色々な書類で散らかっているより、スッキリ片付いている方が仕事をしやすいように、その都度脳の作業スペースをスッキリさせる習慣を持つ事で、脳の働きは格段に良くなります。

参考書籍:仕事が思い通りにできる心理術