出会った人や有名人の名前をど忘れして思い出せず、後になって「あ、◯◯さんだ」と思い出すことはありませんか?このようなケースは記憶ができていなかったわけでも、完全に忘れていたわけでもないそうです。記憶は、記銘(覚える)→保持(保存する)→想起(思い出す)のプロセスであり、忘れたつもりでも実際には多くの情報を記憶し、潜在意識の中に保持しているのです。「思い出せない」のは「想起できていない」という状態なので、想起する力を高めることで記憶力アップにつながります。そのためには日記をつけたり、その日見た夢を思い出したりすると効果的だと言われています。また、たとえば「帰りにボールペンを買ってこよう」と思ったときに、あらかじめ指先にボールペンで色をつけるなど、思い出すための“きっかけ”をつくっておくのもいいかもしれません。
参考書籍:仕事が思い通りにできる心理術