前田選手引退のご挨拶

<前田 沙江選手(コウ)>

【本人ご挨拶】
前田 沙江選手(コウ)

日頃からブルーベルズの応援をしていただきありがとうございます。
2020年度で大スターの『嵐』と共に引退することとなりました前田です。
本当なら全ての方一人一人にお礼をお伝えしたところですが、この場を借りて『ありがとうございました』を全力でお伝えします。
小学2年生から始めたバレーボールをここまで続けるという予想もしてなかったですが、周りの出会いに恵まれパナソニックに入社することができました。今の私があるのはバレー人生が全てといっても過言ではありません。
その中でブルーベルズでの4年間での経験は私にとって大変貴重な時間でした。
グランドスラムという素晴らしい結果で頂点を取ることに携われたことも、9人制、6人制、仕事の三刀流ができることも、先輩、同い年、後輩で家族みたいに長い時間共にした寮生活も、思い返せば笑いの絶えない思い出がいっぱい浮かびます。(もちろん辛い時もありましたが・・・笑)
とにかくブルーベルズの絆はどこのチームにも負けないです。このチームでよかった!!!
そしてなんといっても2020年度、コロナの影響もあり誰もが予想してない1年となりましたが、おかげで“感謝”という言葉と向き合うことができた年になりました。バレーボールができること、私たちが当たり前に生活できることなど、支えてくれる側に立つ方への感謝に改めて気づけたことが良かったです。
これからはバレーボールを通して培ってきた感覚で仕事と趣味などに全力投球したいと思います。
どこに行っても良い意味で「変わり者」として唯一無二の存在になれるよう自分の芯をもっていきたいとおもいます。
本当にありがとうございました。
最後に“私のことは忘れてもブルーベルズのことは忘れないで下さい。”という聞いたことあるフレーズで終わりたいと思います。

【監督コメント】

4年間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。正直、もう少し続けて欲しかったですが………。何事にも物怖じなく、飄々としたプレースタイルは一見やる気のないプレーにも映りますが、私としては無理のない力の抜けた一生懸命さの中にユーモアのある選手でした。また、後輩からも頼りがいのある素晴らしい選手でもありました。人間的にもひじょうに興味深く不思議なものを感じる人物であり、何かを創造することに優れているのではと思います。今後は社業専念となりますが、上記で述べた持ち前の変わり者さを十二分に発揮して仕事でご活躍されることを祈ってます。最後になりましたが、前田選手の職場の皆様には現役中は大変お世話になりありがとうございました。心よりお礼を申し上げると共に、今後も前田さんのご指導ご鞭撻とブルーベルズの相変わらぬ応援を何卒よろしくお願い申し上げます。

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