テクノビーム(梁)

1. なぜ木と鉄の複合梁なのですか?木と鉄を複合させても大丈夫なのですか?(音、熱膨張、床鳴り)

  • 木には、生育してきた縦向きには強く、横向きには弱いといった特性があります。つまり柱のように木を縦向きに使う場合には十分な強度が期待できますが、梁のように横向きに使う場合は強度が不足しがちになるため、鉄骨を取り入れています。鉄骨を芯材に上下を木(集成材)で挟んでいるのは、床や壁の取付けなどの現場加工をしやすくするためです。
    テクノビームの鉄骨と木材の熱膨張率には差があり、通常の環境下での温度差内(-20℃〜60℃)では、1mあたり0.3mm程度の変位差が生じますが、構造上は問題ありません。

2. 木と鉄はどうやって接着しているのですか?

  • テクノビームの上下端に接合している木材は、鉄骨部に対して約200mm間隔でビス接合しています。弊社では梁の配置設計を棟別に行い、梁への荷重が過度にならないようにしています。
    また、実験により、梁の変形する大きな荷重を加えても、木材の破壊よりもビス接合部が先行して破壊しないことを確認しています。尚、これは鉄骨と木材の熱膨張率の差による変位差も十分に吸収できる仕様としています。

3. テクノビームは錆びないのですか?

  • テクノビームの芯材となる軽量H形鋼には、防錆性能に優れた溶融亜鉛めっき処理を施しており、住宅性能表示制度における劣化対策等級3(最高等級)防錆基準をクリアしています。鉄骨に万が一すり傷程度の傷が付いた場合でも、溶融亜鉛メッキの犠牲防蝕作用が働きます。犠牲防蝕作用とは、鉄素地が露出した場所で、溶融亜鉛メッキが鉄よりも先に反応して緻密な保護被膜をつくことを言い、亜鉛が鉄そのものを錆びから守ります。

4. テクノビームは結露しませんか?

  • 結露防止のために、壁体内に入った湿気を外に排出するための壁体内通気構法を採用し、テクノビームへの断熱を以下の通りに行っています。(1)外周部(2階テクノビーム):ロックウールのボード状の断熱材を現場で施工します。(2)持出しバルコニー部分:持出したテクノビームをロックウールのボード状の断熱材で包み、また、バルコニーの床、軒を繊維系断熱材で覆い、冷たい熱が室内に引込まれないような措置を取っています。(3)持出しバルコニーと室内の境界:現場施工でのウレタン吹付け、あるいは工場で発泡系の断熱材を施工し、断熱の強化を行っています。
    ※ 地域や断熱等の条件により仕様が異なる場合があります。

▲ページの先頭へ