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vol.10 家族が安心して楽しく住める家。二家族の希望を形に

施主宅訪問記 vol.10

社宅の満期を機に、ご実家を二世帯住宅へ建て替え。

 今回お話を伺ったK様邸は、窓のスリットが特長のモダンな二世帯住宅。K様ご夫婦とまだ幼い姉妹、そしてK様のご両親とペットが暮らしています。

 この住まいを建てられるまで、K様ご夫婦とお子様達は社宅でマンション住まいでした。社宅の満期を迎えた頃、ご両親が住んでおられた実家のリフォーム計画が持ち上がり、「それならば」とご実家を二世帯住宅へと建て直すことになりました。

モダンでありながら和を感じる、大胆なフォルムが美しい外観

塀にはガラスブロックを、門扉にもスリットを入れることで、外から完全に隠してしまわず防犯性も高まります。

親世帯、子世帯それぞれの玄関部分。どちらも外から見えるようで見えないデザインに。

 K様邸でまず目を引くのは、大きな片流れの屋根と外壁の濃淡の美しさ、そして木やガラスなど異素材の組み合わせです。家の形に関しては、気に入った外観写真の切り抜きなどを用意し、K様が希望のイメージを伝えられたそうです。

 子世帯用、親世帯用と2つ設けた玄関まわりには、それぞれ木のスリットと格子を採用し、和を感じさせる落ち着いた雰囲気に。特に親世帯の玄関に設けた風格ある格子戸は、特別に誂えたもの。その格子戸を開けると、中に玄関ドアが現れます。「格子やスリットは視界を完全に遮らないから、デザイン面だけでなく、防犯面でも優れているんですよ。風通しもいいし」とK様のお母様。

 この「風と光の通る家」というのは、今回の住まいづくりのテーマのひとつでした。K様は「窓を設ける際には、外観からの見た目と家の中の風通しの両方を常に考えました」と話され、実際に住まいの中はいつも風が吹き抜ける、明るい空間になっていました。

お客様をもてなすための、ふた間続き和室がある親世帯空間。

200年受け継がれた立派な仏壇のあるふた間続き和室。真ん中を仕切るふすまは、仏壇と収納の間の壁内にすべて納まる設計です。

お互いすぐに顔を見られるのも、二世帯住宅の良い所。

 そんなK様邸、親世帯が住んでおられる住まいは、落ち着いた広々とした雰囲気。リビングの大きな吹抜けで縦の広がりを感じられ、間接照明が穏やかな印象を与えます。

 また、リビングにつながるふた間続きの和室は、ふすまを開け放つと大きなひとつの空間になるので、ホームパーティにもぴったり。「大勢のお客様をお招きするので、これくらいの広さが必要だったの。前はキッチンが別だったので大変だったけど、今はカウンターキッチンだから、お客様ともお話ができて嬉しいわ」と、お母様も大満足。新しい和室には、以前の住まいで使っておられた欄間や仏壇も取り込まれ、新旧が上手に融和した、心地よい空間になっていました。

モノトーンのない装飾がモダンな子世帯空間。

 子世帯の内装のテーマはスッキリとモダンな空間。奥様は普段からシックな色合いがお好みなので、キッチン扉や建具は、すべてブラックで統一。床色や壁色とのコントラストでモノトーンの配色にしました。K様邸の床色はすべて薄い木目で統一されていますが、親世帯の住まいが濃い茶色の建具で落ち着いた雰囲気だったのに対し、こちらはブラックの建具を採用しているため、ひと味違ったモダンな雰囲気に仕上がりました。「飽きのこない配色に」というご希望通り、シンプルかつ洗練された雰囲気の住まいになっています。

光と風の通り道を考慮した、明るく心地よい快適リビング

キッチンからLD全体が見渡せます。

リビングは約5.5mもの広い間口で、ソファのうしろに電子ピアノを置いてもまだまだ余裕があります。

外観からの見た目を考慮して設けたスリット窓は、寝室に最適の明るさ。また、寝室内を一枚の壁で緩やかに仕切り、ベッドスペースと書斎・収納に分けました。

 リビングに関してK様ご夫婦が特にこだわったのは、光でした。「社宅では昼間も電気が必要だったから、夜以外は電気をつけずに暮らしたい」という奥様の希望から、リビングの大開口や西面の高い位置につけた横スリット窓、吹抜け上部の天窓など、住まいの様々な場所に窓を設置。自然光を充分に取り込めるように配慮しました。

 そして、特に住まいのポイントとなっているリビング階段は、K様が「2階に行く時は必ずリビングを通るように」と設置されたものですが、圧迫感を抑えながら、取り込んだ光を邪魔しないよう、オープンな造りのストリップ階段に。さらに、階段から続く2階廊下部分にグレーチング床を採用することで、階段上の天窓からの光が1階にまで降りそそぎ、LDKの隅々にまで行き渡るようになっています。

 取り込む自然光を遮らない工夫で、住まい全体が明るく、加えて風も通り抜ける心地よい空間になりました。

 今回K様ご家族が二世帯共通してテーマとされていたのは「光と風の通る家」ということでした。やはり二世帯分ということで、予算など苦労された面もあったようですが、どちらの世帯も明るく快適で満足のいく住まいに仕上がったようです。「家ができて、やっと箱ができた感じですね。より快適な住まいは、これから家族と徐々に作っていきたいです」という奥様の言葉が印象的でした。