太陽光発電とは?自分の家でエネルギーを生み出すことができる!?

「太陽光発電」という言葉が、住宅メーカーのCMでよく使われていますよね。

太陽光発電とは、文字どおり「太陽の光を使って発電する(=電気をつくる)」こと。
一般的な住宅であれば、屋根にソーラーパネルを取り付け、太陽の光を取り込む形です。

電気といえば東京電力、関西電力といった電力会社から供給されるもの、という認識がありますが、実は太陽光発電によって自宅で電気を作り出すことには、大きなメリットがあるのです。

太陽光発電とは?自分の家でエネルギーを生み出すことができる!?

太陽光発電って何?

太陽の光を使って電気をつくる「太陽光発電」が、ここまで注目を浴びたのは2010年頃からです。
と言うと、「太陽光発電の歴史は短いの?」と思われがちですが、決してそうではありません。
実は、日本ではもう40年以上前から太陽光発電は実用化されているのです。

日本で太陽光発電が開発され、普及していったのは、1970年代に発生したオイルショック以降と言われています。
オイルショックによってエネルギー不足への危機感が高まり、自然のエネルギーである太陽光を使って電気を生み出そう、という傾向になったわけです。

そんな太陽光発電の普及度が、さらに伸びたのは2010年以降。
特に2011年3月11日に発生した東日本大震災を経て、2012年7月に本格的なFIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)が始まると、開始前の約6倍まで設備容量が増加しています。

太陽光発電によるエネルギー対策とは?

現在、日本でエネルギー対策が求められている理由としては、主に以下の2つが挙げられます。

  • エネルギー自給率の低さ
  • 地球温暖化などの環境破壊対策

エネルギー自給率の低さ

我々の生活には「エネルギー」が欠かせません。
電気もエネルギーの一つですが、その電気を生み出すにもエネルギーが必要です。

発電方法といえば「水力発電」「風力発電」「火力発電」「原子力発電」がよく知られていますが、たとえば火力発電の主力燃料は石油や石炭といった資源です。
しかし、資源は豊富にあるわけではありません。

エネルギー自給率の低さ

特に日本は、経済産業省・資源エネルギー庁の発表によれば、石油・石炭・天然ガスといった化石燃料の90%近くを、海外からの輸入に頼っています。
それだけ日本は資源に乏しい国。資源を他国に依存するかぎり、他国の資源も決して無限ではなく、そのため日本の安定したエネルギー供給には常に不安がつきまとうのです。

地球温暖化など環境破壊対策

地球温暖化による環境破壊が進んでいると言われる現代にあって、省エネは必須事項とも言えるでしょう。

地球温暖化の主な要因は「温室効果ガス」と言われています。
温室効果ガスのなかでも最も有名な二酸化炭素(CO2)の排出量は、世界的に見ると中国、アメリカ、インド、ロシアに続き日本は第5位(2015年)。
現在、世界的にCO2の排出量削減が求められているなか、日本の温室効果ガス排出量は13億700万トンにのぼります(2016年/経済産業省・資源エネルギー庁の発表)。

地球温暖化など環境破壊対策

そこで日本では、エネルギー自給率の低さ・環境対策などから「エネルギー対策」が進められています。
そのエネルギー対策の一つが、石油などの資源を必要とせず、二酸化炭素も排出しない太陽光発電への取り組みなのです。

太陽光発電の5つの特徴

経済産業省・資源エネルギー庁の公式サイトでは、再生可能エネルギーとしての太陽光発電の特徴として、以下の5点を挙げています。

1.エネルギー源は太陽光
エネルギー源が太陽光であるため、基本的には設置する地域に制限がなく、導入しやすいシステムといえます。

2.メンテナンスフリー
システム的に可動部分が少なく、一度設置すると発電などは自動的に行われ、機器のメンテナンスはほとんど必要としません。

3.用地を占有しない
屋根、壁などの未利用スペースに設置できるため、新たに用地を用意する必要がありません。

4.遠隔地の電源
送電設備のない遠隔地(山岳部、農地など)の電源として活用することができます。

5.非常用電源として
災害時などには、貴重な非常用電源として使うことができます。

太陽光は自然エネルギーですので、途切れることがありません。
もちろん日照量によって、太陽光発電によって生み出される電気には差が生まれます。
ただし、太陽光は自然エネルギーなので、日本では1年を通じて降り注いでいるものです。

もし災害などによって停電=電力会社からの電気の供給がストップしても、太陽光発電があれば非常時をしのぐぐらいの電気を確保しておくことも可能になります。

もうひとつ、太陽光発電と省エネには大きな効果があります。それは家庭における電気料金です。

太陽光発電による電気料金比較

太陽光発電を我が家に導入すると、どれだけの電気をつくってくれるのでしょうか?

まず一世帯当たりの年間電気消費量は、平均で約4,800kw(キロワット)と言われています。

と言っても、この数字がどれぐらいのものなのか、なかなか想像しにくいですよね。
そこで、この電気消費量に対する電気料金を見てみましょう。

太陽光発電による電気料金比較

電気料金は、次の計算式で算出されます。

年間消費電力量 × 電気力量単価 = 年間の電気代

東京電力の電気力単価は、契約内容によって異なりますが、最も多い「従量電灯B」対応の第2段階料金(120kWhをこえ300kWh)だと、1kWhあたり26円です。
※kWhは、1時間あたりの電力消費量の単位です。

つまり一般家庭の年間電気料金は、この計算式に当てはめると

5,500 × 26 = 143,000円

ということになります。

では太陽光発電によって、どれだけ電気代が安くなるかというと・・・

太陽光発電は1kWシステムごとに、年間1,000kWhを発電できるという試算があります。
住宅用に4kwの太陽光発電システムを設置したとすると、年間4,800kWの電力を生み出す計算となります。
太陽光発電によって、年間の電気消費量を賄うことも不可能ではないのです。

上記の数字は、あくまで計算上のものですが、太陽光発電による電気代の削減は、家計にも大きな影響を及ぼすことはおわかりいただけるかと思います。

太陽光発電を利用した「ZEH」(ゼッチ)とは?

家づくりを検討していると、よく「ZEH」(ゼッチ)という言葉を聞きませんか?
「ZEH」(ゼッチ)とは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、環境省・国土交通省・経済産業省などが支援する、家づくりの基準です。

この「ZEH」(ゼッチ)の基準とは、1年間の消費エネルギーより住宅でつくるエネルギーのほうが多い、あるいはその差がゼロになること。
ZEH基準を実現するために、住宅でエネルギーを生み出してくれるのが、太陽光発電というシステムなのです。
つまりこの「ZEH」(ゼッチ)=ゼロエネルギーを実現するのに、太陽光発電システムが適しているというわけです。

太陽光発電を利用した「ZEH」(ゼッチ)とは?

これから家づくりを検討されている方は、ぜひこの太陽光発電、そして「ZEH」(ゼッチ)について知っておいてくださいね。