パナソニック・ホーム エコソリューションズ社 > ニュース > プレスリリース2018年度 > 汐留ミュージアム 「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」

2019年1月25日

パナソニック 汐留ミュージアム
― 「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」 ―
2019年4月6日(土)〜6月23日(日)

パナソニック株式会社の企業美術館、パナソニック 汐留ミュージアムは「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」2019年4月6日(土)から6月23日(日)まで開催します。

開催趣旨

モローが描いた女性、一堂に会する
 フランス象徴主義を代表する画家ギュスターヴ・モロー(1826−1898)。本展は、パリのギュスターヴ・ モロー美術館の所蔵作品より、女性をテーマにした作品を一堂に集め、身近な女性からファム・ファタル (宿命の女)まで、多様な女性像を紹介し、新たな切り口でモローの芸術の魅力をご紹介します。
 モローは、産業の発展とともに現実主義的、物質主義的な潮流にあった19世紀後半のフランスに おいて、神話や聖書を主題としながら独自の理念や内面世界を表現した象徴主義の画家です。モローが描く妖艶で魅惑的な女性像は、当時の批評家や愛好家を魅了し、なかでも、《出現》(1876年頃)など、 洗礼者ヨハネの首を所望するヘロデ王の娘サロメを描いた一連の絵画は、世紀末芸術における、美しさと残忍さをあわせもつファム・ファタルのイメージを決定づけるものでした。本展では、ファム・ファタルとしての女性の他に、誘惑され破滅へと導かれる危うい存在としての女性、そしてモローが実生活において 愛した母や恋人など、彼の現実と幻想の世界に登場する様々な女性を採り上げ、その絵画表現や 創作のプロセスに注目します。彼女たちそれぞれの物語やモローとの関係を紐解きながら、油彩、水彩、素描など約70点の作品を通して、モローの芸術の創造の原点に迫ります。

企画展概要

名称: 「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」
会場: パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より6分、
都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分
会期: 2019年4月6日(土)〜6月23日(日)
主催: パナソニック 汐留ミュージアム、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
協賛: 光村印刷
特別協力: ギュスターヴ・モロー美術館
休館日: 水曜日(但し6月5日、12日、19日は開館)
開館時間: 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
*5月10日と6月7日は午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)
入館料: 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料
20名以上の団体:各100円割引
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能。
5月18日(土)国際博物館の日はすべての方が入館無料です。
担当学芸員: 萩原 敦子

 

【お問い合わせ先】

報道関係者様:パナソニック 汐留ミュージアム 倉澤   電話:03-6218-0078
お客様:ハローダイヤル 03-5777-8600
関連サイト: http://panasonic.co.jp/es/museum/

■展覧会のみどころ

14年ぶりにギュスターヴ・モロー美術館から名作の数々を一挙公開!
パリの国立ギュスターヴ・モロー美術館の全面協力を頂き、《出現》(1876年頃)、《エウロペの誘拐》 (1868年)、《一角獣》(1885年頃)などを含む数多くの名作が一堂に会します。

初来日作品を含む、母や恋人との交流を伝える素描や手紙を展示!
実生活で身近な存在だった母ポーリーヌと恋人アレクサンドリーヌ・デュルーとの交流を伝える素描や 手紙から、人間モローの素顔に迫ります。

モロー芸術を女性をテーマに紹介!
最愛の女性から、歴史や文学を彩るファム・ファタル(宿命の女)まで、女性像にフォーカスした展示 により、華麗かつ深遠なモロー芸術の根幹にふれます。

 

第 1 章 モローが愛した女たち

モローにとって「世界で一番大切な存在」であったという 母ポーリーヌや、結婚はせずとも30年近くもモローに 寄り添い続けた恋人アレクサンドリーヌ・デュルー。 本章では、モローが実生活においてどのように女性たちと 関係性を築いていたかに注目します。それらの女性たちを 描いた愛情と親密さ漂う作品や、彼女たちにゆかりのある 作品、資料などを通して、画家ギュスターヴ・モローの 素顔の一端を探ります。

 

[コラム1] モローの素顔:モローを支えた女性たち
生涯独身だったモローは、母親ポーリーヌと58年間共に暮らしました。彼らの間に交わされた手紙には、 「愛おしい」や「最愛の」と呼び合う言葉がみられ、非常に深い愛情で結ばれた親子の関係が伺えます。母親を 描いた素描は40点を数え、自邸を改築したギュスターヴ・モロー美術館に残る寝室には、今も彼女の肖像が数多く飾られています。この母親のイメージの過剰さは、彼の人生において彼女が中心的役割を果たしていたことを 示します。また、彼の母親と同様、穏やかで高潔な精神をもった女性だったというアレクサンドリーヌと、モローは およそ30年も親交を結びました。彼女をモデルにした素描には、彼らの仲睦ましさを示す戯画的スケッチも残って います。絵画作品に登場するドラマ性を孕んだ女性とは全く異なるタイプの穏やかな女性に実生活では絶大な 信頼を寄せていたモロー。彼の多元的な女性観がみてとれます。

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《アレクサンドリーヌ》 インク・鉛筆/紙 22.5×16.7cm
Photo © RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

 

 

第2章 《出現》とサロメ

洗礼者ヨハネの首の幻影が現れるという稀有な発想、 さまざまな時代や地域の建築・装飾様式を独自に取り 入れた描写、膨大な習作やヴァリアントを伴う作画 プロセスなど、多様な特徴と魅力をそなえたモローの 代表作《出現》は、19世紀末の芸術家たちに多大な インスピレーションを与えました。本章では、《出現》を 核としながら、モローが描いた「サロメ」のさまざまな 側面をとりあげ、この主題に魅せられたモローならではのイメージ生成の背景をたどります。

 

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《出現》  1876年頃 油彩/カンヴァス 142×103cm
Photo © RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

 

 

第 3 章 宿命の女たち

モローは、男性を誘惑し、翻弄し、命すら奪うファム・ ファタルとしての女性を数多く描く一方で、男性からの 誘惑の標的となり、数奇な運命をたどった女性もしばしば主題としています。そうした作品においても同様に、彼女たちの妖しく艶やかな姿態は見るものを幻惑せずにおきません。本章では、七宝細工のような輝く色彩と、想像力をかきたてるドラマティックなイメージのうちに、女性の もつ複雑で多面的な性質を浮き彫りにするモローの 思考と感覚に迫ります。

 

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《エウロペの誘拐》 1868年 油彩/カンヴァス 175×130p
Photo © RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

 

第 4 章  《一角獣》と純潔の乙女

貞節の象徴とされ、純潔の乙女にだけは従順になるという幻の動物一角獣を、モローは美しくたおやかな女性に抱かれた姿で描きました。汚れなき女性の イメージは憧れの具現化であるとともに、その冒し がたい清らかさゆえに男性を惑わせ狂わせるもの でもありました。本章では、そうした女性像にひそむ抗いがたく残酷なまでの魅力を通じて、モローに とってのファム・ファタルのイメージ形成をあらためて 問います。

[コラム2] 象徴主義と世紀末芸術とモロー
象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー。彼が活躍した19世紀後半のパリでは、産業や娯楽が急激に発展し、 社会は宗教や理想を追い求めるのではなく、物質主義的、現実主義的な潮流にありました。芸術界においても、 目に見える物をありのままに描いた写実主義の画家クールベや、移ろいゆく現実の風景をカンヴァスに捉えた 印象派の画家たちが登場します。そうした中モローは、ひとりアトリエに籠り、聖書や神話を主題にした歴史画 を描き続けました。彼は、物語の中に幻想的な内面世界を描くことで、真実を見いだそうとしたのです。特に モローが関心を寄せたのは、男性を誘惑し破滅へ導く存在としての女性でした。そしてそのような女性は、ファム・ ファタル(宿命の女)のイメージとして、世紀末の退廃的な雰囲気のなかで受け入れられ、この時代の芸術文化を 象徴するまでになりました。

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《一角獣》 1885年頃 油彩/カンヴァス 115×90cm
Photo © RMN-Grand Palais / René-Gabriel Ojéda / distributed by AMF

 

■関連イベント

講演会「ギュスターヴ・モローのサロメ」

・講師:喜多崎親氏(成城大学教授)
・日時:4月20日(土)午後2時〜午後3時30分
・会場:パナソニック 東京汐留ビル5階ホール
・定員:200名 (要予約)

 

山田五郎さんアートトーク

・講師:山田五郎氏(評論家)
・日時:5月24日(金)午後2時〜午後3時
・会場:パナソニック 東京汐留ビル5階ホール
・定員:250名(要予約)

講演会とアートトークの予約方法
ハローダイヤル03-5777-8600へお電話にてお申込みください。
2月18日(月)より受付開始(受付時間:午前8時?午後10時)

必要事項:
 @イベント名
 A参加人数(一度にお申し込みいただける人数は2名まで)
 B氏名(全参加希望者) C住所D電話番号

●聴講は無料ですが、本展の観覧券(半券)と予約が必要です。
●ご予約の際は簡単なアンケートにご協力いただきます。
●当日は予約時にお知らせする整理番号を活用してご入場いただきます。
●お申し込み時にいただいた個人情報は、本イベントの受講管理の目的でのみ使用し、
 参加希望者はこの目的での使用に同意したものとします。
●定員に達しなかった場合、当日受付をする場合があります。
●未就学児はご遠慮ください。
●予約受付は先着順、定員になり次第締め切ります。

 

【当館学芸員によるギャラリートーク】

・日時:4月12日(金)、4月27日(土)、5月11日(土) 、5月17日(金)いずれも午後2時〜
 予約不要、参加無料(本展観覧券が必要です)。
 混雑状況によってはスライドトークに変更となります。

当館オリジナルブックマークプレゼント

モローの生誕日4月6日にちなんで、会期中6のつく平日に、当館オリジナルブックマークを プレゼントいたします!各日先着250名様。
・配布日:4月16日(火)、 4月26日(金)、5月16日(木)、6月6日(木)

フライデー・ナイト

5月10日と6月7日の金曜日は夜8時まで開館!(ご入館は午後7時30分まで)
午後6時以降ご入館のお客様に特典をご用意してお待ちしています。


*詳細は当館HPを通じてお知らせします。

ご参考

パナソニック 汐留ミュージアム概要

展示室: 面積:333u 天井高さ:3.7m
ルオーギャラリー: フランスの画家ジョルジュ・ルオーの作品を常設展示。
ルオーは独特の太い描線、厚く塗り込められた絵の具、ステンドグラスを 想わせる光り輝く色彩で、
道化師や裁判官、聖書風景などを描き続けました。
当館の所蔵作品よりテーマ展示を行います。
(ジョルジュ・ルオー所蔵作品数:約230点)
ミュージアムショップ: パナソニック 汐留ミュージアムオリジナルグッズをはじめ、各展覧会に合わせた
関連書籍、グッズなどを販売。ショップのみのご利用も可能です。

 

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