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2018年1月18日

パナソニック 汐留ミュージアム
ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ― メタモルフォーシス
2018年4月28日(土)〜6月24日(日)

パナソニック株式会社の企業美術館、パナソニック 汐留ミュージアムは「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ― メタモルフォーシス」2018年4月28日(土)から6月24日(日)まで開催します。

開催趣旨

 ジョルジュ・ブラックが晩年に取り組んだ「メタモルフォーシス」※1をご紹介する展覧会を開催いたします。
 キュビスムの創始者ジョルジュ・ブラック(1882-1963)は、20世紀初頭、ピカソとともに、対象物の 立体的な全容を平面上に表現するために分割と再構成という手法で絵画に革新をもたらした重要な画家です。本展は、そのブラックが最晩年に取り組んだ「メタモルフォーシス」シリーズを日本で初めて本格的に紹介するものです。画家の最終的な目的であったすべての造形物の美化への挑戦、つまり絵画や 彫刻から始まり、ジュエリー、陶磁器、ステンド・グラスなどの装飾芸術に至る様々な形態の作品が出品 されます。殊に、1963年、時のフランス文化大臣のアンドレ・マルローが「ブラック芸術の最高峰」と絶賛 したジュエリーの数々においては、崇高なる彫刻ともいえるほどに、貴石や金属の美しさに魅了された 画家の美への飽くなき追求が結実しています。
 展覧会には、ブラックの最初期の風景画、キュビスム絵画、装飾的な静物画への過渡期の絵画など、画業の変遷をたどる少数の重要な絵画も加わり、ブラックが目指した造形の変容の過程をご覧いただけます。  作品の多くはフランスのサン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス 美術館※2より出品されます。

※1「メタモルフォーシス」とは
ジョルジュ・ブラックが1961年から63年に制作した、一連の平面と立体作品の総称。一方で、メタモルフォーシスとは、古代ローマの詩人オウィディウスによる 『変身物語』を想起させ、またフランス語で「変身」や「変容」を意味する言葉でもあります。
ブラックの「メタモルフォーシス」の作品群は、『変身物語』に登場する神々の変身をテーマとしています。さらに、個々のモチーフが様々に技法や素材を 変えながら立体作品へと、「変容」するさまを伝えます。そして、純粋美術から装飾美術への形而上的な移ろいもまた、「メタモルフォーシス」の作品群が含む 「変容」といえるでしょう。

企画展概要

名称: 「ジョルジュ・ブラック展 絵画から立体への変容 ― メタモルフォーシス」
会場: パナソニック 汐留ミュージアム           
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F      
JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より6分、
都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分
会期: 2018年4月28日(土)〜6月24日(日)
主催: パナソニック 汐留ミュージアム、朝日新聞社
後援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会、
一般社団法人日本ジュエリー協会、港区教育委員会
協力: ホワイトインターナショナル
休館日: 水曜日(ただし、5月2日は開館)
開館時間: 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
入館料: 一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下:無料
20名以上の団体:各100円割引
障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能。
担当学芸員: 宮内 真理子

 

■展覧会のみどころ

ジョルジュ・ブラック晩年の境地「メタモルフォーシス」シリーズを日本で初めて本格的に展示
これまで日本ではほとんど紹介されてこなかった、ブラックが晩年に取り組んだ一連の作品群がまとまった形で来日します。絵画作品を含めておよそ90点が一堂に会します。


ブラックの立体への挑戦を、煌びやかなジュエリーや美麗なガラス彫刻などを通して紹介

ブラックが自然の美しさに惹かれ、素材としての貴石や貴金属に魅了されたために制作された、とも言われるジュエリー作品に加え、ガラス彫刻、陶磁器、タピスリー、ステンド・グラス他、様々な形態に変化した作品に出合えます。


キュビスム時代の油彩を含む絵画、グワッシュ、版画など平面作品も出品

貴重なブラックのキュビスム絵画《静物》が出品されるほか、初期のグワッシュ画《モンソー公園》、そして絶筆といわれる《青い鳥、ピカソへのオマージュ》も登場します。

 

序章

ジョルジュ・ブラックの画業の重要な変遷をたどるため、少数ながら精選された絵画作品を展覧会冒頭でご紹介します。
1900年、ブラック18歳の頃描かれた《モンソー公園》は現存するブラックの最初の作品といわれているものです。またストラスブール近現代美術館から出品される分析的キュビスムの絵画《静物》のほか、20年代、40年代の作品が並びます。


第1章:メタモルフォーシス 平面

ブラックが1961年から1963年に取り組んだ「メタモルフォーシス」の制作活動の根幹である平面作品をご紹介。
ここに並ぶ一連のグワッシュ画は、その後にさまざまな立体作品が作り出される下絵となり、晩年のブラックによって凝縮したエネルギーを込められた、最も躍動的な作品群です。本章には、ブラックの絶筆とされる《青い鳥、ピカソへのオマージュ》も含まれています。
さらに、これらのグワッシュ作品から派生した版画などが加わります。


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《青い鳥、ピカソへのオマージュ》 1963年 グワッシュ
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立
ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵

2章:メタモルフォーシス 陶磁器

《ペリアスとネレウス》、《ペルセポネ》など「メタモルフォーシス」の主要なモチーフが皿、ピッチャー、壺など陶磁器作品に変容して登場します。金を効果的に使用した装飾的な塑像もまた本章に配されます。
ブラックの空間と立体へのあくなき関心の証明がこれらの陶磁器といえるでしょう。
かつての盟友ピカソと同様に、この晩年の取り組みでは、様々な素材による立体作品と共鳴するように自在で多彩な造形を生み出しています。

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《ペルセポネ》 1961−63年 陶器
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立
ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵

3章:メタモルフォーシス ジュエリー

ジュエリークリエイターのエゲル・ド・ルレンフェルドと共同してつくり出されたジュエリーが登場します。本展のハイライトかつ「メタモルフォーシス」シリーズの最も重要な作品群の紹介です。1961年に、ブラックがド・ルレンフェルドに依頼したことに始まる二人の壮大な創作は、ブラックにとって重要なモチーフであるギリシャ神話の女神の頭部の図版を、より完全な造形物とするために、走り出したのです。平面を三次元で取り扱い、視覚による幸福をさらに触覚の幸福によって補いたいという要望が巨匠画家にありました。
ブラックの絵が貴石と貴金属によって立体に変容したさまを目にした、フランス文化大臣のアンドレ・マルローはこれらを「ブラック芸術の最高峰」と讃え、1963年、パリ装飾美術館での「ブラック・ジュエリー展」開催へと導きました。

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《トリプトレモス》1961-63年ブローチ(18金とルビー)
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立
ジョルジュ・ブラック-メタモルフォーシス美術館蔵

4章:メタモルフォーシス 彫刻

二次元作品を三次元に変容させるブラックの情熱は、ジュエリーのみならず彫刻にも及びます。陶磁器やジュエリーにもみられるモチーフを、改めて彫刻にも用いて、素材と形態の組み合わせを変えながら永遠の命を与えようと試みています。金属や鉱石、ガラスなど多様な素材によって立体へ変化することで、元の平面作品で表現された形の繊細さはそのままに、輪郭や外観の力強さが加えられていきます。アメジストを使用した《グラウコス》やドーム工房によるガラス彫刻《セファレ》からは、ブラックの造形と素材の特質の見事な調和によって、画家が望んだ完成された美の姿を見ることができます。

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《グラウコス》 1961−63年彫刻(ブロンズとアメジスト)
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立
ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵

5章:メタモルフォーシス 室内

装飾少年時代、家業を継いで装飾画家としての修行を積んだブラックは、折にふれ室内を飾るパネルを制作するほか、タピスリーやモザイク などにも強く惹かれ、職人と共同で作品制作を行っていました。
本展では「メタモルフォーシス」の重要なモチーフであるギリシャの神が取り上げられた装飾 パネル、モザイク、タピスリーが出品されます。また、フランス語で「ゲマイユ」といわれる、貴石とステンド・グラスの 両方の意味を持たせた特別な呼称の、極めて美しい色彩のステンド・グラス作品も登場します。
純粋美術のみならず装飾美術にまで及んだ、 ブラック晩年の挑戦をご覧頂けます。

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《小さなビリヤード台》 1955−58年 ステンド・グラス
サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立
ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館蔵

※2 サン=ディエ=デ=ヴォージュ市立ジョルジュ・ブラック‐メタモルフォーシス美術館

芸術家ジョルジュ・ブラックの仕事を保護し後世に伝えるため、ジョルジュ・ブラックと共にジュエリー作品の制作を行ったエゲル・ド・ルレンフェルドと、ブラックの専門家アルマン・イスラエルによって構想され、1994年フランス北東部の町サン=ディエ=デ=ヴォージュ市に開館。収蔵作品はド・ルレンフェルドのコレクションを含んでいる。

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■関連イベント

@講演会「ジョルジュ・ブラックの生涯と作品、その魅力」

・講師:木島俊介氏(ポーラ美術館館長、Bunkamura ザ・ミュージアム プロデューサー、美術評論家)
・日時:2018年5月12日(土)午後2時〜午後3時30分
・会場:パナソニック 東京汐留ビル5階ホール
・定員:150名 (要予約)

 

A【山田五郎さんアートトーク】

・講師:山田五郎氏(評論家)
・日時:2018年5月25日(金)午後2時〜午後3時
・場所:パナソニック 東京汐留ビル5階ホール
・定員:250名(要予約)


<お申し込み方法>

@Aの各イベントは、聴講は無料ですが本展の観覧券(半券)と予約が必要です。
※未就学児はご遠慮ください。
[ご予約方法] ハローダイヤル03-5777-8600へお電話にてお申し込みください。
2018年2月26日(月)より受付開始(受付時間:午前8時〜午後10時)
必要事項:@イベント名 A参加人数(一度にお申し込みいただける人数は2名まで) B氏名(全参加希望者) C住所 D電話番号
※簡単なアンケートにご協力いただきます。
※受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。
※当日は予約時にお知らせする整理番号順にご入場いただきます。
※お申し込み時にいただいた個人情報は本イベントの受講管理の目的でのみ使用し、参加希望者はこの目的での使用に同意したものとします。
※定員に達しなかった場合、当日受付をする場合があります。

 

B【学芸員によるギャラリートーク】

・日時:2018年5月6日(日)、5月19日(土)、6月8日(金) いずれも午後2時〜
予約不要、入館には展覧会観覧券が必要です。
混雑状況によってはスライドトークに変更となります。

 

C【ブラック ポストカードプレゼント】

鳥のモチーフを好んだブラックにちなんで、次の日程でブラックの鳥モチーフポストカードを先着200名様にプレゼントいたします。
・プレゼント日:2018年5月7日、15日、24日、29日、6月4日、11日5月18日(金)

5月18日(金)国際博物館の日は、すべての方が入場無料です。


ご参考

パナソニック 汐留ミュージアム概要

展示室: 面積:333u 天井高さ:3.7m
ルオーギャラリー: フランスの画家ジョルジュ・ルオーの作品を常設展示。
ルオーは独特の太い描線、厚く塗り込められた絵の具、ステンドグラスを 想わせる光り輝く色彩で、
道化師や裁判官、聖書風景などを描き続けました。
当館の所蔵作品よりテーマ展示を行います。 (ジョルジュ・ルオー所蔵作品数:約230点)
ミュージアムショップ パナソニック 汐留ミュージアムオリジナルグッズをはじめ、各展覧会に合わせた関連書籍、
グッズなどを販売。ショップのみのご利用も可能です。

 

お問い合わせ

報道関係者様:パナソニック 汐留ミュージアム 倉澤   電話:03-6218-0078
お客様:ハローダイヤル 03-5777-8600
関連サイト: http://panasonic.co.jp/es/museum/

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