マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―終了しました

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展覧会のみどころ

※出品作品は予告なしに変更になる場合があります。

1.貴重な油彩画や直筆の手紙が初来日します。
パリのジョルジュ・ルオー財団から出品される、モロー教室時代のデッサン《〈学者たちの間の幼児イエス〉のための習作》(1894)や、救国の少女の姿でフランスを描いた油彩画《聖ジャンヌ・ダルク》「古い町外れ」(1951)を始めとする4点の絵画や3点のタピスリーなどのルオー作品のほか、マティスからルオーに宛てた直筆の手紙2点が初来日します。
2.世界初の一挙公開が実現します。
ルオーの『気晴らし』シリーズの油彩画全15点が、世界で初めて一挙に展示されます。このような全点展示はフランスでも実現していません。また、この作品を原画に制作された美麗な版画集も合わせてご堪能ください。
3.二人の知られざる友情と、絵に秘めた思いを明らかにします。
のべ50年に及ぶ手紙のやり取りを手がかりに、家族ぐるみの友情の軌跡をたどります。中でもナチスの侵攻を機に描かれた美しい絵画、マティスの《ラ・フランス》やルオーの『気晴らし』シリーズなどに、彼らが共に大切にしていた祖国への愛を見出します。

◎会期中、作品保護のため一部展示替えがあります。

1月14日(土)〜2月20日(月)展示

・ルオー《サロンにてI または 劇場にて》1906年
・マティス『ジャズ』(1947)より《イカロス》、《ピエロの埋葬》、《サーカス》、《カウボーイ》、《礁湖》

2月21日(火)〜3月26日(日)展示

・ルオー《両腕を上げて肘掛け椅子に凭れかかる裸婦》1906年頃
・マティス『ジャズ』(1947)より《形態》、《水槽で泳ぐ女》、《道化師》、《馬、女曲芸師、道化》、《白い象の悪夢》

第1章 国立美術学校(エコール・デ・ボザール)からサロン・ドートンヌへ 1892年〜1913年

マティス《スヒーダムの瓶のある静物》1896年 マティス美術館、ル・カトー=カンブレジ

国立美術学校のギュスターヴ・モロー教室で共に学んだ研鑽の日々から、サロン・ドートンヌへの出品などを通して、フォーヴィスムなどの新しい芸術にまい進する、新進画家の日々を展覧します。

☆マティスの故郷、カトー=カンブレジのマティス美術館からの貴重な初期の油彩画《スヒーダムの瓶のある静物》(1896)や、初公開となるルオーの国立美術学校時代の作品など。

第2章 パリ・ニース・ニューヨーク 1914年〜1944年

マティス《窓辺の女》1920年 みぞえ画廊

短い平和をはさんで2つの世界大戦が起こる激動の時代、パリで活動するルオーと南仏ニースに拠点を移すマティス、そこに ニューヨークで画商としてルオー作品を扱うマティスの子息ピエールが加わり、次の世代にも広がっていく交流を追います。

☆マティスの子息ピエールが画商として取り扱い、日本に入った「旧・福島コレクション」のルオー作品から《曲馬団の娘たち》(1924−25)や《大馬車(旧題:サルタンバンク)》(1931)等3点が集います。

第3章 出版人テリアードと占領期

ルオー《聖ジャンヌ・ダルク》「古い町外れ」1951年 個人蔵(ジョルジュ・ルオー財団協力)、パリ

二人の画業のうち、気骨の出版人テリアードとの協働作業は見過ごせません。ナチスによるパリ占領期に彼が発行した芸術誌『ヴェルヴ』をはじめとする本作りの仕事は、油彩画を自由に発表することが難しかったマティスとルオーにとって、唯一の「気晴らし」となりました。二人が作品に込めた祖国への愛を探ります。

☆テリアードによる技術の粋を凝らした美麗な芸術誌『ヴェルヴ』は、二人が表紙を描いた7冊全てを展示します。
☆ルオーの「気晴らし」シリーズの油彩画全15点を世界で初めて一挙に展示します。

第4章 『ジャズ』と《聖顔》1945年〜1956年

ルオー《秋の夜景》1952年 パナソニック 汐留ミュージアム

色彩と形態の研究を進めるマティスのエポックメイキングな作品集『ジャズ』。一方ルオーは《聖顔》など宗教的な画題を極めていきます。資質の異なる友人の仕事を尊敬しあった二人の豊かな実りをご覧いただきます。

☆マティスによる、形と色の探求が花開いた版画『ジャズ』(1947)を展示します。
☆ルオーによる、重厚な油彩の塗りで輝く色彩世界を表した名作《秋の夜景》(1952)や、日本初公開となる、ルオーの油彩画をタピスリーに移した《聖顔》(1937)などを展示します。

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