モードとインテリアの20世紀 ―ポワレからシャネル、サンローランまで―終了しました

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展覧会のみどころ

※出品作品は予告なしに変更になる場合があります。

1.ポワレ、シャネル、ディオール、バレンシアガ、サン=ローランなどの衣裳によって20世紀のファッションを概観
ファッションの領域で質の高いコレクションを持つ、島根県立石見美術館。同美術館より出品されるおよそ130点(うち衣装36点)の作品にて、1900年から1960年代までのパリのオートクチュールを中心としたモードの歴史をご紹介します。
2.各時代のインテリア・スタイルの紹介
エンパイア・スタイル、アール・ヌーヴォー様式、アール・デコ様式、ミッドセンチュリー・モダンなど、モードと並行してくらしを彩った装飾スタイルを展示造作によって表現します。
3.バッグや靴などの装身具に加えて、ファッション・プレート、ファッション誌、写真他多数の関連作品
『レ・モード』、『フェミナ』等の各時代のファッション誌、あるいは『ガゼット・デュ・ボントン』他に収録されてモードをリードしたファッション・プレートや、リチャード・アヴェドンらによるファッション写真も展示します。

展覧会の特徴

1.ファッションとインテリアの流れが見られるのは当館だけ

人々のくらしに深く関わる衣服と生活空間。いずれも人間のいとなみを包むものとして、それぞれの時代の装飾デザインの傾向が顕著に反映されるものです。これらを同一空間で紹介することで、より立体的に各時代の造形をご覧いただけます。

2.最適な照明環境の下での鑑賞

パナソニックの美術館・博物館照明技術を駆使した最適な照明で展覧会をご鑑賞頂きます。作品保護に十分に配慮しながら、多様な素材のモード作品を各作品に応じた個別調光により、美しさを引き立たせ、見やすく照らします。照明は、美・博専門の照明デザイナー藤原工氏が担当します。

3.モードにちなんだ日限定プレゼント! [各日先着250名様 お一人にバルビエかマルタンのいずれか一枚]

展覧会出品作品であるバルビエとマルタンのファッション・プレートに基づいた、本展限定の特製ぬりえを、モードにちなんだ、9月22日(木・祝)、9月29日(木)、10月14日(金)、10月29日(土)、にご来館くださった方に差し上げます。

4.写真撮影可能エリア、あります

来館者の皆様に、展覧会の感動や思い出を多くの人と共有いただけるよう、会場内に写真撮影可能なエリアを設けます。

デジタルブックを活用した注目作品

ポール・イリーブ
『ポール・イリーブが語るポール・ポワレのドレス』1908年より Pl.9.

本展では、出品作品のポショワール版画集『ポール・イリーブが語るポール・ポワレのドレス』と『ジョルジュ・ルパップの見たポール・ポワレの作品』の2点を、デジタルブックでもご紹介します。 本の展示は通常、開かれたページしかご覧頂けませんが、デジタルブックを活用することでページを擬似的にめくりながら、収録の全図版をご鑑賞頂けます。

第1章 1900-1919年

ポール・ポワレ
《イブニング・ドレス》1913年
島根県立石見美術館蔵

1900年代はじめ、女性たちは19世紀末のスタイルを引継いだ重厚なドレスを着用していました。
やがてレジャー文化の拡大から機能的な衣服への関心の高まりや、ポワレによるディレクトワール時代のリバイバルスタイルのドレスの提案によって、衣服は身体の自然なラインを意識させるものに変化していきます。 会場では20世紀初頭のスタイルを写真で紹介し、続く時代のポワレやフォルチュニイによるゆったりと布をまとうような衣裳などを展示します。インテリアでは18世紀の歴史様式と、当時全く新しいスタイルだったアール・ヌーヴォー様式をご覧いただきます。

第2章 1920-1939年

マドレーヌ・ヴィオネ
《イブニング・ドレス、ストール》1938年
島根県立石見美術館蔵

1920年代に入ると、女性の身体は少年のような痩せ型が美しいと好まれました。狂騒の時代とよばれるこの時期、スパンコールや金糸を使った装飾的なドレスに、毛皮やベルベットなど華やかな素材のコートを羽織るスタイルが流行します。
30年代は細身のロングドレスと、布地を多く使ったギャザーやドレープのロマンティックなドレスが人気となりました。会場ではシャネルやランヴァン、ヴィオネの衣裳が、アール・デコを演出 した空間にきらびやかに並びます。

第3章 1940-1959年

クリスチャン・ディオール
≪ボール・ガウン≫1954年
島根県立石見美術館蔵

第二次大戦中、パリのオートクチュール・メゾンは休業や閉鎖を余儀なくされたものの、戦後1946年にはコレクションの発表が復活。オートクチュールはアメリカを市場として拡大し、50年代には活況取り戻します。
1947年のデビュー以降、一貫して贅沢な素材使いと優雅なシルエットのドレスによって、時代のモードをリードしたのがディオールです。展示ではディオール、バレンシアガそしてチャールズ・ジェームズの衣裳と共に、ミッドセンチュリー・モダンのインテリアをご紹介します。

第4章 1960年代

アンドレ・クレージュ
《ドレス、ブーツ》 1960年代後半−1970年
島根県立石見美術館蔵

1960年頃ロンドンの街中で登場したミニ・スカートは、1964年にクレージュによってオートクチュールに取り入れられます。この事は、大衆文化がハイ・ファッションの領域でも無視できない力を持ち若者のエネルギーが流行の潮流を左右させる時代に入ったことの象徴でした。一方で同時期、ファッションにおいて既成概念を覆す試みが次々に実施され、ビニール、金属、紙などユニークな素材のドレスが登場します。 航空機や宇宙開発が活発化した時代の、有機的な形態と近未来を感じさせる素材によるインテリアと共にご紹介します。

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