アール・ヌーヴォーのガラス展終了しました

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展覧会のみどころ

※出品作品は予告なしに変更になる場合があります。

第1章:パリ

《台付蓋付花器》 1885-1889年頃
デザイン:ウジェーヌ・ルソー、パリ
制作:アペール兄弟、クリシィ
台と蓋:パニエ兄弟商会エスカリエ・ド・クリスタル、パリ
デュッセルドルフ美術館蔵
©Stiftung Museum Kunstpalast, Düusseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《象の頭の飾付花器》 1883-1885年頃
デザインおよび制作:不詳
販売:パニエ兄弟商会エスカリエ・ド・クリスタル、パリ
デュッセルドルフ美術館蔵
©Stiftung Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK

アール・ヌーヴォー期のパリのガラスにおける最大の特徴は、東アジア美術の影響を色濃く反映した作品にあります。中心人物であったウジェーヌ・ルソーは、『北斎漫画』の発見者、フェリックス・ブラックモンと、日本の多色木版画をもとにした陶器セットをデザインしています。
ルソーはもともと陶磁器を扱っていましたが、1860年代後半頃からガラス制作にも関わるようになり、ガラス成形の職人であったウジェーヌ・ミシェルをはじめ、アペール兄弟やジョルジュ・レイエンらと共同制作を行い、モティーフやガラス素材の扱いについて知識を共有していました。
彼らの作品は、日本の浮世絵や中国の乾隆ガラスに喚起されたもので、濃厚な、時に過剰なまでのエキゾティシズムを帯び、豪華絢爛な表現を特徴としています。

【出品作品】
・《台付蓋付花器》 1885-1889年頃  デザイン:ウジェーヌ・ルソー、パリ 制作:アペール兄弟、クリシィ 台と蓋:パニエ兄弟商会エスカリエ・ド・クリスタル、パリ デュッセルドルフ美術館蔵
・《象の頭の飾付花器》 1883-1885年頃 デザインおよび制作:不詳 販売:パニエ兄弟商会エスカリエ・ド・クリスタル、パリ デュッセルドルフ美術館蔵
・《花器(鯉)》 1900年頃 デザインおよび装飾:アルフォンス=ジョルジュ・レイエン、パリ デュッセルドルフ美術館蔵
・《ブロンズ飾付皿》 1875-1885年頃 デザインおよび制作:不詳 デュッセルドルフ美術館蔵 ほか
・アンドレ・メテ 《陶器下絵》 個人蔵、ムードン ほか

第2章:アルザス=ロレーヌ地方

《花器(カッコウ、マツヨイグサ)》 1899/1900年頃
エミール・ガレ、
ナンシー デュッセルドルフ美術館蔵
©Stiftung Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Studio Fuis-ARTOTHEK
《花器(ブドウとカタツムリ)》 1904年
ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく
デュッセルドルフ美術館蔵
©Stiftung Museum Kunstpalast, Düsseldorf, Foto:Walter Klein

エミール・ガレやドーム兄弟に代表されるアール・ヌーヴォー期のガラス芸術を育んだのは、フランス北東部のナンシーを中心とするアルザス=ロレーヌ地方でした。 古くから手工業が発達し、森林資源や鉱物資源に恵まれた土地はガラス制作に適しており、豊かな自然は東洋美術の影響と結びついて、作品の発想源となりました。 マイゼンタールの歴史あるガラス工場ブルグン、シュヴェーラー商会は、ガレが自身のガラス工場をもつまで密接な協力態勢でその制作を支え、なかでもデズィレ・クリスチャンは重要な役割を果たしました。ルイ・エストー、ポール・ニコラ、ミュレール兄弟らは、ガレのもとで働いたのちに独立し、動植物を自然のままに表現するガレの様式に多くを学びながらも独自のスタイルを探求しました。
ドーム兄弟のもとでは、アンリ・ベルジェやジャック・グリュベールをはじめとする個性的なデザイナーたちが、花や風景を主なテーマとするドームの自然主義的な作風の確立に貢献しました。

【出品作品】
・《筒型花器》 1895年頃  エミール・ガレ、ナンシー/制作:ブルグン、シュヴェーラー商会、マイゼンタール デュッセルドルフ美術館蔵
・《花器(カッコウ、マツヨイグサ)》 1899/1900年頃 エミール・ガレ、ナンシー/デュッセルドルフ美術館蔵
・《花器(キノコ)》 1907年 ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェあるいはエミール・ヴィルツ(ナンシー)のデザインに基づく デュッセルドルフ美術館蔵
・《花器(スイセン)》 1897年 ドーム兄弟、ナンシー/デザイン:エドモン・ラシュナル、パリ デュッセルドルフ美術館蔵
・《花器(クリスマスローズ)》 1900-1902年頃 ドーム兄弟、ナンシー/アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく デュッセルドルフ美術館蔵
・《皿(タコ)》 1902-1904年頃 エミール・ガレ、ナンシー/デュッセルドルフ美術館蔵
・《ランプ》 1920年代 エミール・ガレ、ナンシー/デュッセルドルフ美術館蔵
・《手付花器(フジ)》 1898-1900年 エミール・ガレ、ナンシー/デュッセルドルフ美術館蔵
・《花器(ブドウとカタツムリ)》 1904年 ドーム兄弟、ナンシー アンリ・ベルジェ(ナンシー)のデザインに基づく/デュッセルドルフ美術館蔵
・《銀飾金具付花器(オダマキ)》 1898-1900年頃 ドーム兄弟、ナンシー/デュッセルドルフ美術館蔵
・《台付鉢》 1903年頃 エミール・ガレ、ナンシー/デュッセルドルフ美術館蔵 ほか
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