古きヴェルサイユ

Vieux Versailles

1950年 油彩・皿

ルオー一家は1912年から1915年まで、パリよりも家賃が安いヴェルサイユに移り住んだ。楕円形の素焼きの皿の表にはヴェルサイユ宮殿の庭園で語り合う二人連れ(恐らくイエスとマリア)、そして裏には大きな花瓶に挿された花が描かれている。明るい黄や緑色などの絵の具が重厚に塗り重ねられ、皿をはめこんだパネルの両面にも同じような油彩が施されている。ルオーは描き出すと止まらなくなってしまい、画面をはみだし、額縁そして裏面まで描いてしまうことがあった。