踊り子と白い犬

Danseuse au un chien blanc

1920-1929年 油彩・紙(麻布で裏打ち)

美しく着飾ったサーカスの踊り子たち。しかし、舞台裏では見た目の華やかさとは裏腹の寂しく孤独な表情を見せる。傍らには彼女たちの唯一の理解者であるかのように犬が寄り添っている。ルオーは道化を人間そのものの姿として生涯テーマとしたが、犬を一緒に描いた作品を多く残している。人間の前では尻尾をふり、愛想をふりまく犬もまた、ピエロと同じ悲しい存在なのである。