建築を自由にする
SmartArchi

シームレス建築化照明

SmartArchiとは、「光」を一つの素材としてだけでなく、建築に創造のヒントを与える存在としてとらえ、照明設計の科学的な方法論、デザイン、そして光の質という3つの視点から、建築の創造性を大きく広げる照明器具シリーズである。

求められる、新しい豊かさ

1980年代後半、日本においても照明デザインの概念が浸透し始め、商業・公共空間においても豊かなあかりの表現が求められるようになった。しかし当時、当社の非住宅建築向け照明器具は設備的なものが大半を占めていた。そのような状況の中、建築デザインにふさわしい照明器具の開発が始まった。

ペンダントライト

建築の創造性をあかりで広げる

建築における豊かなあかりとはどうあるべきか。そしてその為にふさわしい器具のあり方は、光の質は。建築デザインに応える商品ブランドを立ち上げるにあたり、その在り方について商品企画や営業、技術など、部門を横断し徹底的に議論を重ねた。
単に明るさを確保する設備照明ではなく、照明器具が建築に組みこまれたときに、空間のクオリティを向上させる存在として最大限の効果を発揮する。そうして照明デザインの価値を向上し、且つ建築照明の未来を構築できるものにしたい。
そうして2004年、照明器具シリーズ「 SmartArchi 」が誕生する。コンセプトは「建築と一つになる」。「光」「デザイン」「素材・品質」「空間」という4つのこだわりを設定し、フィロソフィをつくりあげた。また、ブランドデビューにあたってはこれらの考え方を関係者全員で共有するために、ブランドブックにまとめて配布、これは後々の推進にも大きな助けとなった。

ソフトライトシリーズ

変わるもの・変わらないもの

光源のLED化や建築デザインの潮流にあわせ、SmartArchiは2012年からブランドコンセプトの再構築を行っている。
「建築と一つになる」という基本コンセプトを深化させつつ、いかにエコを実現しながら、人に寄り添う快適な光環境をつくっていけるか。新たな科学的指標を開発し、ソフトとハードの両翼で人の感性に沿う照明環境を高いレベルで提供できるよう、コンセプトに取り入れた。
光源がLEDに置き換わることで新たな価値も生まれた。より軽快なイメージのSoftLightシリーズを追加し、カタログイメージも黒から白基調に変え、より軽やかな印象とした。更に、LED 光源と導光板の組み合わせで、間接照明のようでありながら、机上輝度750ルクス を実現するという画期的なシリーズ、FloatLightシリーズ も生まれた。(オフィスの机上面に必要な照度は500~750ルクスとされている)
LED ならではのアイテムを追加しつつ、ベーシックなものは姿かたちはほとんど変えずに、LED光源に最適となるようリデザインを行っている。

ダウンライト

建築に寄り添いながら、イメージを豊かに広げていく

SmartArchi はブランドデビュー以来、時代ニーズに合わせた適正化を図りつつ、そのフィロソフィは何ひとつ変えることなく、一貫したコンセプトを継承し続けている。
これからも統一された光のコンセプト、共有されたデザインテイスト、そして高い品質で様々な建築空間の照明設計をサポートし、建築に創造のヒントをもたらす存在として、豊かなあかり環境の広がり、そしてあかり文化の向上に寄与していきたい。

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