アプライアンス社 キッチンアプライアンス事業部の神戸地区・加東地区では、パナソニックのIHクッキングヒーターやジャー炊飯器、業務用電子レンジなどの生産活動をおこなうと共に、兵庫県南部の豊かな自然環境に恵まれた地域に根ざし、地域と事業経営の継続的な共生を目指し、全従業員による環境保護活動を推進しています。

さまざまな取組みの中、「やしろの森 里山保全活動」の取り組みを中心に、パナソニック エコリレー活動について報告させていただきます。

パナソニック関連ページ

パナソニック エコリレー・フォー・サスティナブル・アースのロゴマーク

生物多様性取組み 「やしろの森 里山保全活動」への参画

キッチンアプライアンス事業部では、やしろの森公園協会と協働で「兵庫県立 やしろの森公園」整備事業を実施しています。

ギフチョウやオオムラサキが飛来する自然環境をめざし、2011年度より、積極的な取組みを進めており、ギフチョウやオオムラサキの生態や、くらす環境を学んでいます。公園の整備と共に区域を限定しながら、食草となるヒメカンアオイやエノキ(榎)の定植をおこない、やしろの森公園がギフチョウやオオムラサキが暮らせる豊かな自然環境になるよう整備を進めています。

やしろの森公園 活動拠点施設

《やしろの森公園 活動拠点施設》


4月 昆虫の里整備とザリガニ捕獲、薪割り、畑作業

今月は、「昆虫の里」整備、ザリガニ捕獲、薪割り作業と、サイトイモの定植、生姜の芽出し作業などの畑作業を実施しました。

昆虫の里 林床整備
ヒメカンアオイを植栽している昆虫の里周辺は、雑草が生い茂ってくると手がつけられなくなるため、早いうちに雑草の草刈を中心に、林床整備を実施しました。

ザリガニ捕獲と薪割り作業
スタッフより「ため池再生プロジェクト」説明を頂いたあと、子供たちが中心となって、ザリガニ捕獲作業を実施。捕獲できたザリガニは、36匹で、いつものようにアイガモの餌として与えられました。
また、薪割り機を使用し、園内で間伐された木の薪割り作業を実施。昔の薪割り作業とは異なり、簡単に薪を割ることができました。

畑作業
畑では、生姜の芽出し作業とサイトイモの定植を実施。
生姜は、いきなり種生姜を植え付けるよりも、事前に芽出ししてから植え付ける方が発芽率がよくなるようで、今回は6キロの生姜を植えました。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

2016年度、1回目は、快晴の中、子供さんたちを含め多くの方に参加していただきました。

昼食後のミニライブでは、皆さん結構な盛り上がりで楽しいひと時をすごせました。

本文の先頭


5月 学習田の草引きとザリガニ駆除作業

今月は、学習田の田植えをする前の作業として、田んぼの中にで越年してきた水田雑草の草引きと、水田の中に生息しているザリガニ駆除作業を実施しました。

水田雑草の除草作業
トラクターなどの大型機械を入れることの無い学習田のため、一面に雑草が生い茂り、湿地のようになった田んぼの中に入り、少しづつ手で引き抜いていく作業となります。足元がヌルヌルした中、腰を曲げた姿勢での作業はきついものでした。

水田内のザリガニ駆除作業
除草作業が終わった田んぼに、網を入れ、湿地化していた田んぼに生息しているザリガニを駆除しました。
網の中には、カスミサンショウウオが多く確認でき、やしろの森で進めてきた「ザリガニ駆除」作業の成果が出てきているのかも判りません。

カスミサンショウウオ
岐阜以西の主に里山の湧水や水田の周囲に生息していましたが、土地開発や、乾田の増加による繁殖地の減少や、アメリカザリガニなどによる捕食により生息数が減少しています。環境省レッドリストに絶滅危惧II類(VU)とされ、草津工場のある滋賀県では、条例により許可の無い捕獲が禁止されています。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

今月は、参加者が少なかったですが…

田んぼの草取り作業の後、疲れた身体に染み入る美味しい昼食でした。

本文の先頭


6月 ヒメカンアオイの種取り

毎年6月は、ヒメカンアオイの花を探し、花から種を採取しています。2014年は、種の量がそれまでより少なかったように感じ、2015年は4月に花が咲いているのを確認していたものの種は採取する事ができませんでした。
今年も昨年に続き、ヒメカンアオイが群生しているいくつかのポイントを回りましたが、花が見つからず、種はひとつも採取することができませんでした。

種が採取できなかった原因はいくつか考えられます。

  • 時期的に遅い。
  • ヒメカンアオイ周辺の雑草が育ち過ぎ、日が当たりにくい。
  • 株の中に落葉などの腐葉土が堆積し、花がつきにくい。

昨年は、4月に花を確認できていたのに種を採取できなかった事もあり、このままでは、ヒメカンアオイが減ってきます。ヒメカンアオイの定植を通しギフチョウの生態や、くらす環境を学び森にギフチョウが暮らせる環境を整備することでオオムラサキの飛来をめざすという活動当初の取り組みを大切にしなければいけません。
ヒメカンアオイは冬場から花をつけるそうなので、花をつけるまでに何らかの対策を施そうと考えています。

なお、ギフチョウの幼虫が葉を食べた痕跡もあちこちで見られ、母屋の傍で育てていたヒメカンアオイの苗も、ギフチョウの幼虫にほとんど食べられていました。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

お子さんにも参加頂いたのですが…残念な結果に。

やしろの森も暑くなってきたためか、そうめんやトマトの酸味がきいた付けあわせが美味しかったです。

本文の先頭


7月 サワオグルマ周辺の溝掘り作業

両生類や水生植物の保護を目的に湿地に自生しているサワオグルマ周辺について、溝掘りと、背が高くなってきた雑草の草刈作業を実施しました。

溝掘り、草刈り作業の後、やしろの森公園の小倉先生から、湿地などに生息する生き物(オジロサナエ、カスミサンショウウオ、ニホンアカガエル)の生態に関する説明があり、その生物に適した環境づくりが大切であることを学びました。

また、女性陣や子供たちが中心になり、園内の畑収穫時期を迎えたとうもろこしの収穫作業や、湿地に悪影響を及ぼすザリガニ捕獲も実施しました。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

暑い中、熱中症に注意しながら…。参加いただいた皆様。

疲れた体にスパイシーなカレーとさっぱり酸味の効いたトマトのサラダはとても美味しかったです。


本文の先頭


8月 トンボ保全(人口産卵に挑戦)

トンボは環境の変化に敏感な生き物で、やしろの森周辺においても、種を絶やす事がないようトンボを捕獲し卵を産ませ、孵化させて放すといった取り組みを新たな試みとして取組ませていただきました。

スタッフからトンボの生態や保全の方法を学んだ後、捕獲方法の説明を受け、みんなで、トンボを探しに森を散策します。主に飛んでいたのはシオカラトンボ、ムギワラトンボ、キイトトンボ、ウスバキトンボ、ハグロトンボなどです。

飛んでいるトンボを網で捕獲し、フィルムケースにはった天然水にメスのトンボの尻尾をつけて産卵させます。今回は、時期的に早かったためか、交尾をしてなかったためか産卵はありませんでした。

今回は産卵までには至らなかったですが、トンボの種を保存することで、やしろの森の環境保全につなげていくことが可能な技術として身に付けることができたと思います。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

台風10号の北上に伴い、不安定な天候の中で参加いただいた皆さん。

地元野菜の入ったカレーと、ちょっと甘い寒天、そば湯で疲れた体も元気いっぱい!


本文の先頭


9月 ヒメカンアオイの定植作業

この時期に毎年実施している、ギフチョウの食草となるヒメカンアオイの定植作業を実施しました。

定植を行う箇所の雑草を刈り、苗床で育ててきたヒメカンアオイの中で、定植できそうな大きさにまで育った苗を定植していきます。

昨年に続き、2年連続でヒメカンアオイの種を採取する事ができませんでした。その原因の一つとして、イノシシによる被害が考えられるため、今回定植したヒメカンアオイをイノシシが掘起こさないようにするため、テスト的に金網を敷きつめてみました。

どの程度の効果があるのか判りませんが、少しでもイノシシの被害を減らす事ができ、花を咲かせ、種が採取できるようになってほしいものです。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

雨の日が多かった9月ですが、整備作業を行った日は気持ちいい秋空が広がりました。


本文の先頭


10月 『やしろの森収穫祭』に向けた準備作業

11月の『やしろの森収穫祭』に向た薪木づくりと、収穫祭で担当する森遊び広場の整備作業を行いました。

公園内の森林整備で伐採された木をチェンソーで適当な長さに切り、薪割り機で分割していきますが、薪割り機で割れないようなものは、斧で割っていきした。
薪割り機は子供たちでも操作が可能ですが、当日は、大人がそばで指導しながらの薪割り作業体験となりました。

わたしたちは、収穫祭で「森遊び広場」を担当します。

実際に遊具を設置するのは、収穫祭の前日あたりになりますが、遊具の設置に必要な部分や、森遊び広場となる一帯の整備を行いました。

今回は収穫祭の準備ということもあり、全体で、いつもより多い60数名の方々が参加されました。
そのため、昼食の炊き出し準備が大変だったと思いますが、園内で収穫された野菜で作られる料理はいつも美味しいです。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

パナソニックからの参加者一同…


本文の先頭


11月 シイタケの植菌と稲の籾はがし作業

今回は、あいにくの雨の中、屋内での作業となりました。

シイタケの植菌作業
間伐した小振りな原木に1本あたり4~6個の駒菌を埋め込んでいきます。通常は採取まで2年ぐらいかかるそうですが、今回の菌は1年ぐらいで採取できるそうです。

稲の籾はがし作業
他に室内での作業として、どんぐりがまの屋根に使用するため、わらを適当な束に括っていく作業をおこないました。 初秋に収穫され、保管されていた稲わらには、いまだ籾がついているものがあり、籾については、竹製の道具ではがし、落としていきます。

一部の稲はそのまま残し、正月のしめ縄用に使うそうです。

その他に、屋内でできる作業として、母屋の障子はがしも行いました。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

パナソニックからの参加者。今回は雨のため屋内撮影です。

今回のお昼ご飯には、海で取ってきた魚の一夜干し(グレ、シマアジ、イサキ、アイゴ)が特別におかずに加わりました。


本文の先頭


1月 湿原に設置される木道の準備作業

枝の中に分け入って剪定作業をしている写真

今回はA1湿原の木道づくりの準備と、第一駐車場に植えられているマテバシイ(ブナ科の常緑高木で、果実として先端の尖ったドングリができます)の剪定作業でした。

湿原に木道を整備するための準備作業
湿原の中に木道を作るための準備として、木道の足となる丸太の切断と運搬作業を実施しました。

園内で間伐された杉の木の丸太をチェンソーで70センチの長さに切断します。
当日のチェンソーの切れ味が悪かったことと、思った以上に丸太が重く、作業は捗りませんでしたが、切断された丸太をA1湿原の上まで運搬しました。

この丸太を上から湿原へ落とし、並べていくようです。
まだまだ丸太の数が足らないので、次回以降に作業は持ち越しとなります。

木道となる丸太の切断と、搬送作業中の様子を撮影した3枚の写真

その他、午後からは、とんど焼きも行われました。

田んぼや湿地にはニホンアカガエルの卵塊がいくつか見られました。
なぜこの寒い時期に産卵するのか?その理由は諸説あるようですが、そのようなことを考えてみるのも自然の面白さだと思います。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

パナソニックから参加いただいた皆さん。

丸太の切断や、運搬など重労働の後の食事は格別です。


本文の先頭


2月 公園内散策路の階段補修作業

今回は、公園内の散策路の階段部分に埋設されている木が朽ちてきていたため、埋設された木を新しい木へと交換作業を実施しました。

写真:作業を行う前にKYTを行っている所

KYTにより安全に対する意識づけ
作業を行う前に、メンバーで作業に潜む危険要因とその対策案を検討し、安全に対する意識付けを行いました。

KYT : 危険予知訓練(Kiken Yochi Training の略)で、その作業や、作業環境(職場)にひそむ危険性や有害性等の危険要因を発見し解決する能力を高める手法で、ミーティング等を通じ、危険性の情報を共有することで、予測できる災害の発生を未然に防止します。

散策路の階段補修作業

交換作業中の写真2枚と完成した写真

散策路の階段は、斜面に足掛かりを付け、登り(下り)やすくするためだけでなく、その道や、道を設置している斜面そのものを崩れにくくするためのもので丸太を組み合わせ、一部を埋設する事で、階段のようにしたものです。
そのため、木が朽ちるだけでなく、雨水による散策路の侵食などもあり、このようなメンテナンスが必要になってきます。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

ひと汗かいた後の食事は格別です。


本文の先頭


3月 ヒメカンアオイ 植生状況の調査

今回は、9月に定植作業を行ったヒメカンアオイの花の付き具合を調査し、他の草の陰に入り花が付きにくい状態の場合、草を刈り日当たりを良くするなどをポイントに作業を行いました。

写真:調査の様子や、ヒメカンアオイの花の状態の写真

写真:金網に守られたヒメカンアオイ

毎年6月に種を採取していましたが、ここ2年間は全く花がついていなかったため、この時期に花をつけているのか調査を実施。
定植をおこなったほとんどの株で花をつけていることを確認できた事から今年は種の採取に期待できます。

また、イノシシ対策で設置していた金網のエリアについて被害にあっているような痕跡はなく、今後、金網エリアの拡大を検討していきます。

《参加頂いた皆さん》

参加者の写真

次年度からは、第2日曜日を中心にやしろの森里山保全活動を実施させていただく予定です。


本文の先頭  Site Map

ページの先頭へ