Panasonic Sports

パナソニック スポーツ > 野球 > アスリートボイス

選手たちの礎を築いた野球人生での「忘れられない、あの試合」を紹介!
地元じゃ負け知らずの中学時代。全国の舞台へ羽ばたいた、あの試合…。

#19 小澤拓馬

3年間目指し続けた日本一
~第39回日本リトルシニア野球選手権大会 決勝「静岡裾野リトルシニア」対「東練馬リトルシニア」~

2021年03月23日

画像:中学時代はよく日刊スポーツに取り上げて頂きました!
中学時代はよく日刊スポーツに取り上げて頂きました!

静岡裾野リトルシニアに入団した中学1年生の4月。その初めての練習日のことでした。当時、チームの総監督から言われた言葉…

「この代が3年生の年に全国制覇するぞ!」

僕たちが3年生になる年がチーム創立30周年に当たる年ということもあり「チーム初の全国制覇を!」と監督、コーチが例年にも増して気合が入っていました。
その年の夏、チームは全国大会に進み準決勝で負けましたが、3位決定戦で勝利し全国で3位になりました。
この年の3年生(2学年上の先輩)たちはかなりレベルが高く、その先輩たちでも全国制覇を成し遂げられなかったという事実に、全国制覇という壁がこれほどまでに高く、険しいものであると実感させられました。しかし、全国制覇をするという“思い”がより一層強くなった瞬間でもありました。

日々、全国制覇を目指して、辛く厳しい練習に耐え、遂に迎えた3年生の夏。僕らのチームは予選を苦しい戦いが多い中、なんとか勝ち上がり、夏の全国大会の出場を決めました。僕はチームのエースとなり、2年前に強く憧れた先輩たちを超えるという気持ちを胸に、この大会に臨みました。

全国大会では1回戦2-1、2回戦2-1、3回戦3-0と当時のチームの強みだった堅守を武器に勝ち上がっていきました。そして、2年前に先輩たちが涙を飲んだ準決勝の舞台。そこでも投打がかみ合ったチームは4-1で勝利。チーム創立史上初の全国大会決勝の舞台へ駒を進めました。

3年間、目指し続けた全国制覇が目前に迫った決勝戦。

試合は2回裏に1点先制しましたが、5回表に追いつかれ1-1で最終回。僕はピンチを背負いましたが粘りの投球。無失点で切り抜けました。その裏、僕らのチームの攻撃は2アウトランナー2塁と、一打サヨナラの絶好のチャンス! この場面で味方打者が打った打球はショートの深いところに転がりました。ショートは捕球し、すぐ投げましたがセーフで内野安打。その間に2塁ランナーは3塁ベースを回り、ホームへ突入。ファーストからの送球をかいくぐりホームイン!本当に一瞬の出来事でした。

皆がベンチから飛び出し、ホームでこれでもかというほど騒いだのを鮮明に覚えています。3年間、必死に目指してきた全国制覇を達成した瞬間。ひと時も忘れることなく目指し続けることで達成できた優勝。明確に目標を定め、目指さなければ全国制覇はできなかったでしょう。

パナソニック野球部の目標、「都市対抗優勝」「日本選手権優勝」。

中学生時代に学び、実感した「目標に向かって目指し続けることの大切さ」を胸に、これからも頑張っていきたいと思います!

皆さん、パナソニック野球部への応援、よろしくお願いします!

画像:小澤選手
画像:小澤選手
小澤 拓馬
・所属:ライフソリューションズ社 本社直轄
    デジタルトランスフォーメーション部
・球歴:日大三島高-日大国際関係学部
・プチ情報:実はランニングメニューが大得意!投手陣でも長距離走では1,2を争う。
⇒ 詳しいプロフィールはこちら

ページの先頭へ