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2012年7月4日[電子デバイス]

「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」を製品化。車載用途で、軽い操作力のマルチタッチ入力を実現。

パナソニック株式会社 デバイス社は、カーナビゲーションシステム、カーオーディオなどの車載機器のタッチパネルに最適な、軽い操作力でマルチタッチ[1] 入力を実現する「軽操作タイプ 抵抗膜方式[2] タッチパネル」を製品化しました。

スマートフォン、タブレット端末をはじめとするモバイル機器を中心に、表示画面上のフリック、なぞり操作などのマルチタッチ入力操作がトレンドになっています。このような中、当社では、車載用途で求められる耐ノイズ性と視認性、耐久性など高い信頼性を確保しつつ、抵抗膜方式で、軽い操作力のマルチタッチ入力を実現する「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」を製品化、量産を開始します。 


■軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル EMU601G2タイプの特長

1.抵抗膜方式の高耐ノイズ性を維持しつつ、軽いタッチでマルチタッチ入力を実現
・操作力:0.1N (※1)
スマートフォン、タブレット端末をはじめとするモバイル機器を中心に、表示画面上のフリック、なぞり操作などのマルチタッチ入力操作がトレンドになっており、カーナビゲーションシステム、カーオーディオなどの車載機器にも同様の操作が求められつつあります。一般にマルチタッチ入力操作には、静電容量方式[4] タッチパネルが主流ですが、車載向けでは、ノイズの影響に有利な抵抗膜方式タッチパネルでのマルチタッチ入力操作が要求されています。このような中、当社では、押圧位置を高精度に確定する独自のタッチパネル構成の開発により、抵抗膜方式ながら、軽い操作力でフリック、なぞり、ピンチ操作などのマルチタッチ入力を実現する「軽操作タイプ 抵抗膜方式タッチパネル」を製品化しました

2.高い視認性と高耐久性を実現
<視認性>
・透過率:82%(代表値)、・反射率:11%(代表値)(※2)、・ヘイズ(Haze)[3] :11%(代表値)
<耐久性>
・打鍵耐久性:2.45N、100万回以上(※1) 
・摺動耐久性:1N、10万回以上、接触抵抗値3kΩ以下(※1)
一般に抵抗膜方式タッチパネルでは、構造上、触れた時にニュートンリング[5] と呼ばれる光の干渉が発生する場合があり、さらなる視認性向上のためタッチパネルを構成する上下基板間にアンチニュートンリング層[6] を設けています。これまでの抵抗膜方式での1点検知とは異なり、フリック、なぞり、ピンチ操作などのマルチタッチ入力に対応する場合、アンチニュートンリング層の表面凹凸が耐久性に影響し、摺動耐久性が不十分になるという課題がありました。今回、当社では独自構成のアンチニュートンリング層を有する透明導電フィルムを開発、マルチタッチ入力時の摺動耐久性を向上させ、かつニュートンリングが発生しない「抵抗膜方式タッチパネル」を製品化しました。

(※1)先端R3.75、硬度10〜20°、シリコンゴムで測定した場合
(※2)光の波長が550nm時の反射率


■生産・販売計画
・量産開始:2012年7月
・サンプル価格:仕様・数量により異なるため個別相談
・月産数量:50万枚(7インチ換算)/月

■用途
車載向け(カーナビゲーションシステム、カーオーディオ)、ドキュメント機器(コピー、プリンタ)、タブレット端末


【用語説明】
[1]マルチタッチ
タッチパネルにおいて、同時に2本以上の指で操作すること。例えば、スマートフォンの画面上で行う拡大・縮小のような操作のこと。
[2]抵抗膜方式
透明電極膜の抵抗値を利用してタッチ位置を検出する方式。
[3]ヘイズ(Haze)
透明フィルム物性の一つで、透明フィルム表面の曇り度を表す指標。
[4]静電容量方式
指先と導電膜との間の静電容量の変化を捉えて位置検出する方式。スマートフォンやタブレット端末などに搭載されている。
[5]ニュートンリング
タッチパネルを押したときにできる虹色の押し跡のこと。光の干渉によって発生する。
[6]アンチニュートンリング層
タッチパネルに触れたときにできるニュートンリングと呼ばれる光の干渉を防ぐ層。

   
▼本件に関するお問合せ先
パナソニック株式会社 デバイス社 経営企画グループ 広報・調査チーム
TEL:06-6904-4732
ホームページURL:http://panasonic.net/id/jp/
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